クロスグリップ

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クロスグリップとは、マリンバヴァイブラフォングロッケンなどのバチ(マレット)を4本持つ持ち方を指す。その際にバチがクロスすることからクロスグリップと呼ばれる。

日本ではトラディショナル・グリップと言われることも多い。他の呼び方ではスタンダード・グリップ4本マレット奏法という場合もある。

その他の持ち方にはインディペンデント・グリップがある。

種類[編集]

  • トラディショナル・グリップ
    • 通常の2本マレットを持った状態に外側に1本ずつ加え、片手で2本ずつ持つ。日本で最も一般的なグリップである。
  • 大江グリップ
    • 大江暢子の考案したの持ち方で、通常のトラディショナル・グリップは小指と人差し指が2つのマレットにかかっているのに対し、大江グリップは小指で1本、薬指で1本で独立して持つ。   
  • バートン・グリップ
    • ゲイリー・バートン考案のグリップ。トラディショナル・グリップと手の中でのマレットの重なり具合が反対になる。ゲイリーがヴァイブ奏者のため、ジャズヴァイブを演奏する人に多く使われている。