クロエ (ブランド)
クロエ(Chloé)は、ギャビー・アギョンによって創設されたフランスの名門ファッションブランドである。
1952年創業で、プレタポルテ(レディ・トゥ・ウエア=既製服)市場の草分け的存在とされる。2011年現在、リシュモングループに属している。
本社はパリのペルシエ通り、外国法人はニューヨーク、東京、香港、ドバイに事務所を置く。
社名は創業者の友人の名前から借用されたもので、自分の名前をブランドに用いなかったのは、自分の名前がまるで占い師のようだと考えたためとされる。
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[編集] 高級既製服の草分け
クロエの登場する以前、高級メゾンではオートクチュール(注文服)のみを取り扱っていた。一部の富裕層にはそれで十分であったが、一般層は地方の裁縫師が作る質の劣るコピー商品を着るしかなかった。ギャビー・アギョンは、1950年代のファッションの堅苦しさを嫌い、また市場とのギャップも感じたことから、「ラグジュアリー・プレタポルテ」と称して、高品質でかつソフトでボディコンシャスな既製服を高級生地を使って作ることを思い立った。
他のクチュリエはすぐにこれに倣い(最初はジバンシーで、1956年にレディトゥーウエア・コレクション、ジバンシー・ユニバーシティーを発表)、今日ではデザイナーによるプレタポルテはクチュールをはるかにしのぐ存在となっている。
[編集] 展開商品
クロエ(メインブランド)、シーバイクロエともに、服飾、バッグ、靴、小物類を中心に展開。メインブランドにおいては、香水・コスメの商品もみられる。いずれもレギュラー商品はレディース商品のみであるが、2008年以降、メインブランドのバッグ・小物類・宝飾品については、バレンタインコレクションとしてメンズ商品「Mr. Paddington」が毎年1~2月限定で展開されている。
[編集] 販売網
主要大都市(パリ、ロンドン、東京、香港、上海、ニューヨーク、ドバイなど)ならびに主要リゾート地(マルベラ、モナコなど)に店舗を展開する。セレクトショップや空港の免税店にも商品が流通している。
日本では、コティ・プレステージ・ジャパン扱いの香水・コスメ類を除き、クロエ、シーバイクロエともに大多数の商品を日本法人本社(オフィスはリシュモングループの一部門)で取り扱っている。また、サングラスの製造は、福井県に本社を置くサンリーブがライセンスを受けて行っているほか、2010年まではカドリール・インターナショナルがライセンスを受けてランジェリー商品を展開していた。
[編集] 沿革
- 初期
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- 1952年 - エジプト系パリジャンのギャビー・アギョンによってクロエが立ち上げられる。パートナーのジャック・ルノワールと共に、オートクチュールとプレタポルテの厳しい要求を統合したコレクションに対する需要が高まっていることに最初に気付いた。
- 1956年 - 彼らのお気に入りでもあり、パリのアーティストが集う場所でもあったカフェ・ド・フロールにて、初コレクションが披露される。
- コレクションのデザインはギャビー・アギョンが行い、製作はルロンでの最初のアシスタントが担当。ギャビー・アギョンとジャック・ルノワールは、クリスチアナ・バイィ、ミシェル・ロジエ、マキシム・ドゥ・ラ・ファレーズ、グラツィエラ・フォンタナ、タン・ジュディセリ、ギ・ポラン、カルロス・ロドリゲスなどの若いデザイナーを起用した。
- 1960年代
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- 1966年 - カール・ラガーフェルドが主任デザイナーに就任し、クロエは1970年代を象徴するブランドの1つになる。ジャックリーン・ケネディ、ブリジット・バルドー、マリア・カラス、グレース・ケリーといった有名人が愛用した。
- 1970年代
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- 1971年 - パリのグリボーバル通り3番に第1号店がオープン。
- 1980年代
- 引き続き、後に有名となる有望なアートディレクターと積極的に作品を展開。
- 1985年 - 買収によりリシュモン・グループ傘下となる。
- 1988年 - マルティーヌ・シットボンをキャラクターに起用。
- 1990年代
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- 1992年 - カール・ラガーフェルドを起用。
- 1997年 - ステラ・マッカートニーが、フェミニンでロマンティックでありながら生意気な雰囲気へと新たな方向性へとブランドを転換させる。
- 2000年以降
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- 2001年 - フィービー・フィロが、パーソナルでセンシュアルな雰囲気を加える。顧客リストには、キルスティン・ダンスト、ナタリー・ポートマン、ルー・ドワイヨンが加わる。
- 2002年 - バッグ、スモールレザーグッズ、シューズのラインを発表。「パディントン」バッグが「イット」バッグとなる。
- 2006年 - パウロ・メリム・アンダーソンによって、エッジーでモダンなスタイルに変化していく。
- 2008年 - フレグランス発売のためのコラボレーションを行った後にその名を知られることとなったハンナ・マクギボンがアートディレクターに就任。2009年春夏ファッションショーにて初のコレクションを展開。
- 2011年 - ハンナ・マクギボンがアートディレクターを退任。後任にはクレア・ワイト・ケラーが選ばれた。
[編集] インターネット
2007年9月:iPhone専用ウェブサイトの運営を初のラグジュアリーブランドとして開始。 2008年、当ブランドではファッションショーの同日中継に対する投資を行っている。 あらゆるブランドと同様、クロエも模造品の問題を抱えており、公式サイトでは認定オンライン小売業者のリストを公開している。