クルミ割り現象

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クルミ割り現象
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クルミ割り器

クルミ割り現象(くるみわりげんしょう、Nutcracker syndrome、left renal vein hypertension)とは、左腎静脈下大静脈に合流する途中で腹大動脈上腸間膜動脈 に圧迫される現象のこと[1]。ナットクラッカー現象などとも呼ばれる[2]

概要[編集]

右の腎静脈は下大静脈にすぐにそそぐが、左腎静脈は上腸間膜動脈と腹大動脈の間を通り、クルミ割り器に挟まったような状態になっている[2]。そのためその部分の静脈の内圧が高まり、尿路上部から肉眼的にピンク色、赤色の血尿が生じることがある[1][2]

臨床症状[編集]

持続的な片側性の肉眼的血尿、片腹部痛、精巣、卵巣静脈瘤があるが、無症候性の肉眼的、顕微鏡的血尿のみを呈することも多く、この場合突発性腎出血と扱われることも多い[3]。一部の症状を除き予後は良好である[3]

脚注[編集]

  1. ^ a b カラー図解人体の正常構造と機能 全10巻縮刷版 日本医事新報社発行 ISBN 978-4784931781
  2. ^ a b c 解剖実習の手びき 南山堂発行 ISBN 978-4-525-10311-8
  3. ^ a b 南山堂医学大辞典 ISBN 978-4525010294

関連項目[編集]