クルマユリ
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クルマユリ(長野県涸沢・2006年8月撮影)
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| 分類 | ||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Lilium medeoloides A. Gray | ||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||
| クルマユリ(車百合) |
クルマユリ(車百合、学名:Lilium medeoloides)は、ユリ科ユリ属の多年草。
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特徴[編集]
高さ30-80 cm。花の大きさは5-6 cm、茎の上部に数個が互生する。6枚の花被片はオレンジ色で、濃紅色の斑点がある。花期は7-8月。葉が茎の中央部で6-15枚輪生し、その上部に3-4枚まばらにつく[1]。和名は、茎に輪生する葉を車輪の輻(や)にたとえたことに由来する。学名はアメリカ人の植物学者のエイサ・グレイが命名した。
花言葉は、純潔、多才な人など。また、9月6日の誕生花のひとつに選ばれている。
分布[編集]
日本・中国・朝鮮から北は樺太にかけての冷涼な土地に自生し、日本国内では北海道や本州の中部以北と大台ヶ原山・剣山の高山帯から亜高山帯の草原に分布している[2]。田中澄江の著書である『新・花の百名山』で、栗駒山を代表する高山植物としてムシトリスミレなどと共に紹介された[3]。基準標本は函館市付近のもの[2]。青森県車力村(現つがる市)の村の花であった。
利用[編集]
その調理方法は、秋に掘り出した鱗茎を、食べられない芯の部分を除いて鱗片をほぐし、洗ってから米と混ぜて炊く。炊きあがると、杓子で鍋の片隅から飯を潰していく。この調理が終わるとまず近隣の住人にこれを配り、それから食べたという。
この鱗茎を北海道西部のアイヌ語方言ではニヨカイ(niyokay)またはニノオカイ(ninookay)、北海道東部の方言ではパララ(parara)、樺太地方ではそれぞれヌマハプル(numahapuru 落帆地方)、スマリエノンカイ(sumari enonkay 白浦地方)、スマリハハ(sumari hax 真岡地方)と呼ばれる。エゾスカシユリの鱗茎も同様に調理して食される。
種の保全状況評価[編集]
日本の各都道府県で、以下のレッドリストの指定を受けている[4]。環境省としての、レッドリストの指定はない[5]。
環境省により、上信越高原国立公園・中部山岳国立公園・南アルプス国立公園などで自然公園指定植物となっている[6]。
近縁種[編集]
亜種[編集]
- フナシクルマユリ(斑無車百合 Lilium medeoloides f. immaculatum) - 花被片に斑点がないもの
- チシマクルマユリ(千島車百合 Lilium medeoloides f. kurilense) - 葉の細いもの
以下の似た種がある。花はコオニユリに似ているが、葉の付き方が輪生することから区別できる。
| 画像 | 和名 | 学名 | 属 | 科 | 備考(自生地) |
|---|---|---|---|---|---|
| クルマユリ 車百合 |
Lilium medeoloides | ユリ属 Lilium |
ユリ科 Liliaceae |
高山帯から亜高山帯 | |
| コオニユリ 小鬼百合 |
Lilium leichtlinii | 山地から低山 | |||
| オニユリ 鬼百合 |
Lilium lancifolium | 平地から低山 |
関連画像[編集]
| 蕾 2011年7月・白山 |
花 2002年7月・白山 |
実 2010年9月・木曽駒ヶ岳 |
2011年7月 福島県飯豊山 |
脚注[編集]
- ^ 林弥栄 『日本の野草』 山と溪谷社〈山溪カラー名鑑〉、2009年10月、621頁。ISBN 9784635090421。
- ^ a b 豊国秀夫 『日本の高山植物』 山と溪谷社〈山溪カラー名鑑〉、1988年9月、564-565頁。ISBN 4-635-09019-1。
- ^ 田中澄江 『新・花の百名山』 文春文庫、1995年6月、87-90頁。ISBN 4167313049。
- ^ “日本のレッドデータ検索システム(クルマユリ)”. エンビジョン環境保全事務局. 2011年9月20日閲覧。
- ^ “植物絶滅危惧種情報検索(クルマユリ)”. 生物多様性情報システム. 2011年9月20日閲覧。
- ^ “国立・国定公園特別地域内指定植物(クルマユリ) (PDF)”. 環境省自然環境局. pp. 9. 2011年9月20日閲覧。