クリムゾン・キングの宮殿

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クリムゾン・キングの宮殿
キング・クリムゾンスタジオ・アルバム
リリース 1969年10月10日
ジャンル プログレッシブ・ロック
ジャズ・フュージョン
アート・ロック
時間 43:45
レーベル オリジナル盤
イギリスの旗アイランド
アメリカ合衆国の旗アトランティック
復刻盤
EGDiscipline Global Mobile
プロデュース キング・クリムゾン
専門評論家によるレビュー
  • All Music Guide 5 out of 5 stars link
チャート最高順位
  • 5位(英国・オフィシャルチャート)
  • 28位(米国・ビルボードチャート)
ゴールド等認定
キング・クリムゾン 年表
クリムゾン・キングの宮殿
(1969)
ポセイドンのめざめ
(1970)
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クリムゾン・キングの宮殿』(In The Court Of The Crimson King)は、1969年に発表されたキング・クリムゾンのファースト・アルバムプログレッシブ・ロックというジャンルを確立した記念碑的な作品で、その後のロック史にも多大な影響を与えた。キング・クリムゾンというバンド名は、このアルバムのタイトルから取られた。

解説[編集]

このアルバムが発表される以前にも、ムーディー・ブルースピンク・フロイドなど独創的な音楽を追求する先進的バンドはいたが、本作によってプログレッシブ・ロックの扉は大きく開かれた。クラシックジャズの要素を巧みに取り入れ、深遠なロックの世界を構築した。また、作詞専門のメンバーであるピート・シンフィールドの歌詞は、抽象的・神秘的な世界観を見せており、特に「エピタフ」での、「“混乱”こそ我が墓碑銘(Confusion will be my epitaph.)」というフレーズはロック史に残るものである。作曲や演奏の面では、ロバート・フリップではなく、イアン・マクドナルドが主導権を握ったとされ、スタジオで一番長い間作業していたのもマクドナルドであった。

21世紀のスキッツォイド・マン」ではギターのリフを前面に押し出したヘヴィ/メタリックなサウンドや声にディストーションをかけ、「風に語りて」や「エピタフ」「ムーンチャイルド」ではメロトロンフルートを駆使した浮遊感のある幻想的なサウンドが聴かれる。印象的なアルバム・ジャケットを手掛けたのは、画家のバリー・ゴッドバーで、鏡を覗きながら描かれた自身の自画像を発展させたものである。

ビートルズの『アビイ・ロード』をチャート1位から蹴落としたアルバム」として紹介されることが多かったが、これは英国音楽誌「DISC」誌1969年11月8日号のデヴィッド・シューズの記事「遂にデビューアルバムが『アビイ・ロード』をトップから引きずり降ろした」を紹介したものと言われる。全英オフィシャルチャートでは最高5位(全米ビルボードチャートは28位)というのが通説となっている。また、このアルバムの発売当時の広告に寄せられたザ・フーピート・タウンゼントのレビューには「恐ろしいほどの傑作 (uncanny masterpiece)」と評されていた。

レコーディング・メンバー[編集]

収録曲[編集]

  1. 21世紀のスキッツォイド・マン  21st Century Schizoid Man including Mirrors
  2. 風に語りて  I Talk To The Wind
  3. エピタフ(墓碑銘)  Epitaph including March For No Reason and Tomorrow And Tomorrow
  4. ムーンチャイルド  Moonchild including The Dream and The Illusion
  5. クリムゾン・キングの宮殿  The Court of the Crimson King including The Return Of The Fire Witch and The Dance Of The Puppets

タイアップ[編集]