クリシュナ意識国際協会

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クリシュナ意識国際協会(International Society for Krishna Consciousness, 略称:ISKCON)とは、クリシュナを愛するゴウディヤ・ヴァイシュナヴァ英語: Gaudiya Vaishnavism)のインド人宗教家A・C・バクティヴェーダンタ・スワミ・プラブパーダが、世界布教のために立ち上げた新宗教団体である。

ヴァイシュナヴァとは、ヴィシュヌの信徒を指している。ブラフマーシヴァラクシュミークマーラ(4人の聖者)といった、4つの師弟継承があるとされる。これら4つの流れの信徒たちを「サンプラダーヤ ヴァイシュナヴァ=ヴィシュヌの宗派」という意味で総称される。

ゴウディヤ・ヴァイシュナヴァとは、ブラフマーの流れから師弟継承され、主チャイタンニャ(ゴウラスンダラとも呼ばれている。)の流れの信徒をゴウディヤ・ヴァイシュナヴァと言い、チャイタンニャから弟子たちへと受け継がれた流れの信徒たちを指す。

神を讃えるマントラは「ハレー・クリシュナ英語: Hare Krishna (mantra))」であり、主チャイタンニャ(インドではカリユガに現れる神の化身であると言われている)の「サンキールタン運動」として知られている。

プラブパーダはインドからアメリカ合衆国に渡り、この宗教団体を作り上げた。布教先は現在世界中に及んでおり、『バガヴァッド・ギーター』のプラブパーダ注解つき訳書『バガヴァッド・ギーター あるがままの詩』も58言語版が刊行されている。

信仰と戒律[編集]

クリシュナを最高人格主神として崇拝し『バガヴァッド・ギーター』と『バーガヴァタ・プラーナ』(『シュリーマド・バーガヴァタム』)を中心にグル(正統な師弟継承されている教師)を通してヴェーダ文献を学ぶ。ヴェーダや他の聖典の記述を、歴史的事実とする。

入門した信徒の戒律は、

  1. 不正な性行為はいけない(結婚してからの性行為は認められている)。
  2. ギャンブルはいけない。
  3. 陶酔物の摂取はいけない(酒、たばこ、ドラッグを指しているが、カフェイン入りのお茶、コーヒーも含める)。ノンカフェインのお茶やコーヒーなら可能。
  4. 肉食はいけない(肉、魚、卵を指している)。

その他、1日に1周が108個で出来ている数珠を1個ずつハレークリシュナマントラを唱え、それを16周唱えることとしている。

プラブパーダは進化論を否定し、チャールズ・ダーウィンを悪者と呼んだ[1]。この姿勢は彼の没後も受け継がれており[2]、信徒が書いたヴェーダ創造論の著作がISKCON関連の出版社バクティヴェーダーンタ文庫社(Bhaktivedanta Book Publishing)より刊行されている。約5,000年前に書かれたとする聖典シュリーマド・バーガヴァタムは、旧約聖書と一致し、人類の寿命がだんだん短くなっていることが確認される[3]

他宗教に対しては融和的であり、その価値を認めている。ジョージ・ハリスンは出版のために資金援助を行なった『主バガヴァーン クリシュナ』のまえがきで「神は無限です。神は多くの名をお持ちです。アラーブッダエホバラーマ、全てがクリシュナです。全ては一つです」と述べている。プラブパーダは、イエス・キリストをクリシュナの息子であり、ヴァイシュナヴァであると語っている[4]

食生活[編集]

クリシュナ意識国際協会では菜食主義が実践される。信徒は、クリシュナが許可したものを食べるので、クリシュナンであると語っている。プラブパーダは、人間は動物を食べる存在として創造されたのではないと言っている[5]

脚注[編集]

  1. ^ 朝の散策8
  2. ^ Top Evolutionist Criticized
  3. ^ [http://www24.atwiki.jp/kumicit/pages/365.html CJ001
  4. ^ Christ and Krishna - the Name is the Same
  5. ^ 「主クリシュナの友」3、4月号

参考文献[編集]

  • 『バガヴァッド・ギーター あるがままの詩』
  • 『主バガヴァーン クリシュナ 第1~4巻』
  • 『自己の探求』
  • 『プラブパーダ』
  • 『献身奉仕 喜びの海』
  • 『シュリー・イーシャ・ウパニシャッド』
  • 『ヨーガの完成』
  • 『シュリーマド バーガヴァタム 第1巻』
  • 『クリシュナへの道 絵で見るヴェーダの教え』
  • 『カミングバック 輪廻の科学』

プラブパーダの著作の邦訳。バクティヴェーダンタ文庫社から刊行されたが一般の流通には乗っていない。現在、プラブパーダ著作の日本語翻訳プロジェクトが進められており、2011年9月初旬、『クリシュナへ辿りつく道(完全新刊)』『ヨーガの完成(新刊・及び新翻訳)』が出版された。

  • マイケル・A・クレモ、リチャード・L・トンプソン『人類の隠された起源』1998年、翔泳社、ISBN 9784881356487

信徒による著作。原題はForbidden Archaeology: The hidden history of the human race

外部リンク[編集]