クラブ (ミサイル)
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クラブ(ロシア語: Клуб)は、ロシアのノヴァトール設計局が開発した巡航ミサイルファミリーである。カリブル(Калибр)とも呼ばれる。艦船発射型はNATOコードネーム:SS-N-27 「シズラー」と呼ばれる。
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概要 [編集]
クラブは1985年頃から開発され、MAKS-93で発表された。 クラブファミリーは使用するミサイル、発射プラットホームが多岐にわたる。 このシステムを搭載していれば組み合わせ次第で多用途に使えることはこのシステムの魅力の一つである。
潜水艦発射型はClub-S
水上発射型はClub-N
陸上発射型はClub-Mと区別される。
水上発射型は3S14E VLSか3R14 UKSK VLSから、潜水艦発射型は533mm魚雷発射管から発射される。 なお、ミサイル径は基本的に全て533mmとなっている。
ミサイル [編集]
対艦型 [編集]
- エンジン:固体燃料ブースター+ターボジェット
3M54E [編集]
- 全長:8.22m
- 発射重量:2300kg
- 弾頭重量:200kg
- 弾頭:HE
- 射程:約220km
- このミサイルの最大の特徴は命中までの手順にある。このミサイルは発射後亜音速で飛行するが、目標の手前20kmほどで先端部を切り離し、これが超音速で敵艦に向かっていく。この事から本ミサイルは超音速対艦ミサイルと呼ばれる事があるが、射程220kmのうち敵艦手前までの200kmは亜音速巡航なので超音速ミサイルとは厳密には言えない。迎撃困難とも言われるが、超音速飛行に入る20km圏より外側で迎撃するならば通常の亜音速ミサイルと大して変わらないと考えられる。
3M54E1 [編集]
- 全長:6.2m
- 発射重量:1780kg
- 弾頭重量:400kg
- 弾頭:HE
- 射程:約300km
- クラブシリーズの対艦ミサイルで、輸出されているものは本ミサイルである。本ミサイルは上記の3M54Eと違い、完全な亜音速巡航ミサイルである。このため、中国やインドに輸出されているクラブを超音速対艦ミサイルとして報道しているのは間違いだと言える。
対地型 [編集]
- エンジン:固体燃料ブースター+ターボジェット
3M14TE [編集]
- 垂直発射型
- 全長:8.9m
- 直径:0.645m
- 重量:3205kg
- 弾頭重量:450kg
- 弾頭:HE
- 射程:約300km
3M14E [編集]
- 魚雷発射管型
- 全長:6.2m
- 直径:0.533m
- 重量:1770kg
- 弾頭重量:450kg
- 弾頭:HE
- 射程:約300km
対潜型 [編集]
- エンジン:固体燃料ブースター+ターボジェット
91RE1 [編集]
- 魚雷発射管型
- 全長:7.65m
- 直径:0.533m
- 発射重量:2100kg
- 弾頭重量:385kg
- 弾頭:MTT短魚雷
- 射程:約50km
- これまで旧ソ連・ロシア海軍で使用されていたRPK-6/7(SS-N-15/16)対潜ミサイルを代替するもので、今後のロシア海軍の魚雷発射管から発射する対潜ミサイルのスタンダードとなる予定である。
91RTE2 [編集]
- 水上艦VLS発射型
- 全長:8.9m
- 直径:0.645m
- 発射重量:3105kg
- 弾頭重量:385kg
- 弾頭:MTT短魚雷
- 射程:約40km
採用国 [編集]
搭載艦 [編集]
- ラーダ型潜水艦
- 636型潜水艦「改キロ級」
- シヴァリク級フリゲート
- シンドゥゴーシュ級潜水艦
- タルワー級フリゲート
- 20385型コルベット(3R14UKSK垂直発射機によってオーニクスとクラブの運用能力を得たと考えられるが、かねてより重量の問題からオーニクスの搭載は難しいとされており、クラブ系列が搭載される可能性が高い。)
関連項目 [編集]
参考資料 [編集]
- 軍事研究 2011年11月号
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