クラウン・コロニー級軽巡洋艦

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クラウン・コロニー級軽巡洋艦
フィジー
航行中の軽巡洋艦フィジー
艦級概観
艦種 軽巡洋艦
艦名 直轄植民地
前級 ダイドー級軽巡洋艦
次級 マイノーター級軽巡洋艦
性能諸元
排水量 8,520トン(基準)
10,460トン(満載)
全長 169.31m
全幅 18.9m
吃水 5.03m
機関 アドミラリティ三胴式重油専焼水管缶4基
パーソンズ式オール・ギヤードタービン4基
4軸推進
72,500shp
最大速力 31.5ノット
航続距離 12ノット/10,200海里
(重油:1,700トン)
乗員 730名
兵装 Mark XXIII 15.2cm(50口径)三連装砲 4基
Marks XVI 10.2cm(45口径)連装高角砲 4基
4cm(39口径)ポンポン砲 四連装2基
12.7mm(62口径)機銃四連装 4基
53.3cm三連装魚雷発射管 2基
装甲 舷側:83~89mm(水線面主装甲)
甲板:38~51mm(水平面)
主砲防盾:25~51mm
艦載機 スーパーマリン ウォーラス水上機 2機
カタパルト 1基

クラウン・コロニー級軽巡洋艦(クラウン・コロニーきゅうけいじゅんようかん、Crown Colony Class Light Cruiser)とはイギリス海軍軽巡洋艦であり、艦名にイギリスの植民地(Colony)の名を冠するためこの名がある。2つのグループに分かれ第1グループ8隻をフィジー・グループ(またはフィジー級)、第2グループ3隻をセイロン・グループ(またはセイロン級)と称する。本級はイギリス海軍が1936年に締結した第二次ロンドン海軍軍縮条約に基いて竣工させた軽巡洋艦である。

艦形[編集]

写真は「バミューダ」。竣工後の艦容が判る

基本デザインは「サウサンプトン級」をベースにしており、船首楼型船体を踏襲している。 軽いシアの付いた艦主甲板から主砲塔を背負い式で2基、船体に比して大型すぎる塔型艦橋と1番煙突の間に軽量な三脚檣が立つ、1番煙突と2番煙突の間は水上機運用スペースとなっており、首尾線方向に対し直角に埋め込まれたカタパルトにより左右方向に艦載機を射出する。運用するクレーンは2番煙突を基部として180度の旋回角を持ち艦載艇の揚収納も兼ねる。2番煙突の背後のスペースは中央部が艦載艇置き場、舷側甲板上に魚雷発射管を置き、それを挟むように連装高角砲が片舷2基ずつの計4基を配置する。三脚式の後檣の背後に後ろ向きで主砲塔2基を背負い式で配置する。

主砲[編集]

主砲は「サウサンプトン」級より引き継がれる「Mark XXIII 15.2cm(50口径)砲」である。中央部の砲身が奥まった特徴的な三連装砲塔に収めた。その性能は同世代の連合側では軽い50.8kgの砲弾と最大射程23,300m(仰角45度)という比較的平凡なものである。俯仰能力は仰角45度、俯角5度である。各砲塔は単体首尾線方向を0度として左右150度の射界を確保する。発射速度は毎分8発であるが実用上は6発程度であった。

備砲、魚雷兵装[編集]

写真は舷側に2基配置された10.2cm(50口径)連装高角砲。

高角砲は「1930年型 10.2cm(50口径)高角砲」を引き続き採用している。15.9 kgの砲弾を仰角45度で18,150m、最大仰角80度で11,890mの高度まで到達できた。左右方向に170度旋回でき、俯仰は仰角80度、俯角10度であった。発射速度は毎分15発だった。これを連装砲架で4基8門を搭載した。他に4cm(39口径)ポンポン砲を四連装砲架で2基、12.7mm(62口径)機銃を四連装砲架で4基搭載した。魚雷兵装は53.3cm三連装魚雷発射管を片舷1基ずつ計2基装備した。

機関について[編集]

機関はアドミラルティ三胴式重油専焼水管缶4基にパーソンズ式オール・ギヤードタービン4基4軸と組み合わせて最大出力72,500shp、最大速力31.5ノットを発揮した。機関配置は主缶を2基ずつを前後に別けて配置するシフト配置を採用している。そのために煙突の前後が広く離れている。出力は「サウサンプトン」級の80,000hpから7,500hpの減少となったが船体形状の小型化により速力31.5ノットを発揮し、速力12ノットで10,200海里を航行することが出来た。

同型艦[編集]

フィジー級[編集]

セイロン級[編集]

関連項目[編集]

参考図書[編集]

  • 「世界の艦船増刊第46集 イギリス巡洋艦史」(海人社)
  • 「世界の艦船 2010年1月増刊号 近代巡洋艦史」(海人社)

外部リンク[編集]