クライ・ミー・ア・リヴァー
Cry Me a River(クライ・ミー・ア・リバー)は、アメリカ合衆国の作曲家であるアーサー・ハミルトン(Arthur Hamilton)が、1953年に作詞・作曲した、ポピュラーソングである。
自らを一度は裏切りながら復縁を乞う恋人に向かい「今更遅い、川のように泣くがいい」と冷ややかに突き放すという内容の、恨み節がかったブルーバラードの曲。
1955年にジュリー・ロンドンの歌唱で大ヒットし、彼女の代名詞となると共に、今日[いつ?]までロックやジャズ、ブルースなどといった、様々なジャンルのアーティストが採り上げる、スタンダード・ナンバーの一つとなった。
曲の沿革 [編集]
元々、1955年の映画「皆殺しのトランペット」(原題 "Pete Kelly's Blues" 監督・主演 ジャック・ウェッブ Jack Webb)の挿入曲とするために作曲され、ゲストとして特別出演したエラ・フィッツジェラルドが歌うことを想定されていたが、この曲の採用は検討段階で却下され、エラは「Pete Kelly's Blues」など別の作曲家の曲を歌い、ハミルトンの曲は別の作品がこの映画で助演したペギー・リーに歌われるに終わった。
しかし、映画を企画したウェッブはハミルトンの曲を惜しみ、当時自分と離婚したばかりで、元B級女優だが歌手志望でもあったジュリー・ロンドンに、「Cry Me a River」を紹介した。
ジュリーは1955年にリバティ・レーベルで、バーニー・ケッセルのギターと、レイ・レザーウッドのウッドベースというデュオ伴奏で、この曲を録音した。このデビュー曲は同年、「ビルボード」誌のヒットチャートで最高9位に到達するというヒットを飛ばし、ジュリーは歌手としての評価を確立した。ジュリーの情緒綿々たる恨み節と、ケッセルの好サポートで、このオリジナルは高く評価されている。
ジュリーは、翌1956年に映画「女はそれを我慢できない」("The Girl Can't Help It")にも特別出演してこの曲を歌い、曲の知名度を高めた。
この曲をカバーした主な歌手・バンド [編集]
- ライブコンサートにてカバー。
- TV番組 ジョー・パスのギターとデュオ。
- アルバム『美獣乱舞』収録。
- アルバム『ジャズ&スタンダード』収録。日本語によるカバー。
- 『Live In Paris』にてピアノ・トリオで弾き語り。
- アルバム『Emotion & Commotion' album (Japanese edition)』収録。インストゥメンタルによる演奏。
- アルバム『KOYANAGI the Covers’PRODUCT 1』収録。
- 『HAPPY HAPPY HALLOWEEN LIVE 2010』にて同曲を披露し、芯のある歌声でファンを驚かせた。
- アルバム『DELICIOUS』収録。
- TV番組 ジャンル違いであるのに凄みのある歌唱で周囲を驚かせた。