クトゥビーヤ・モスク

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クトゥービヤ・モスク

クトゥビーヤ・モスク(アラビア語: ar جامع الكُتُبية Jāmi‘ al-Kutubīyah)は、モロッコの都市マラケシュにある、市内で最も大きなモスクミナレットムワッヒド朝の第3代アミールヤアクーブ・マンスールの統治下(1184年から1199年)に建設され、後にラバトのハサン塔となる、セビリアのジラルダのモデルとして使用された。

モスクの名称は図書館員を意味するアラビア語の「アル=クトゥビーイン (al-Kutubīyin) 」の由来するものである。これは、かつてモスクが本を売る人々に囲まれていたためであった。モスクはこの種の建築においては、重要なものの一つと考えられている。塔は高さ69メートル(221フィート)あり、側面の長さは12.8メートル(41フィート)である。6つの個室(1つは他のものよりも高い位置にある)は内部を構成し、ムアッジンバルコニーへ登れるようその周りに傾斜路が設けられている。建物は伝統的なムワッヒド朝時代の様式で建てられており、4つの銅の球体で装飾されている。

伝承によれば、これら塔の上にある4つの球体は最初純金で出来ており、3つになる前提だった。しかし、ヤアクーブ・マンスールの妻がラマダーン中の断食をしなかったことへの代償として、彼女は自身の黄金の装身具を溶かし、4つ目の球体にあてがったと言われている。

上述の通りクトゥビーヤ・モスクのミナレットはセビリアにあるジラルダのモスクのモデルとなったが、その後そのモスクをさらにモデルとしてスペインや東ヨーロッパモスクワ赤の広場にある教会等)に多数の教会塔が建てられた。その後、アメリカ合衆国(自治体の建造物)やロシア(特にスターリニズムが蔓延っていた時代)でも多くの建造物が、これらをモデルとして建設されている。

参考[編集]

  • Giralda Towers in the United States and Russia. [1]