ギンリョウソウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
ギンリョウソウクロンキスト体系
Monotropastrum humile.jpg
ギンリョウソウ(兵庫県篠山市今田町・2006年5月)
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : ビワモドキ亜綱 Dilleniidae
: ツツジ目 Ericales
: シャクジョウソウ科 Monotropaceae
: ギンリョウソウ属 Monotropastrum
: ギンリョウソウ M. humile
学名
Monotropastrum humile
和名
ギンリョウソウ(銀竜草)

ギンリョウソウ銀竜草、学名:Monotropastrum humile )はシャクジョウソウ科多年草新エングラー体系ではイチヤクソウ科に、APG分類体系ではツツジ科に含める)。腐生植物としてはもっとも有名なものの一つ。別名ユウレイタケ

目次

[編集] 分布

千島列島樺太朝鮮半島中国台湾に分布し、国内では日本全土に分布する。

[編集] 特徴

森林林床に生え、周囲の樹木と外菌根を形成して共生するベニタケ属の菌類とモノトロポイド菌根を形成し、そこから栄養を得て生活する。つまり、直接的にはベニタケ属菌類に寄生し、究極的にはベニタケ属菌類と共生する樹木が光合成により作り出している有機物を、菌経由で得て生活している。古くは周囲の腐葉土から栄養を得ていると思われていて、そのように書いてある著作も多いが、腐葉土から有機物を得る能力はない。

地下に短い地下茎と太く絡まりあったから成る塊があり、が咲く以外にはその姿は地上では見られない。4~8月ごろに地下から花茎を伸ばし、最大約15cmほどまで伸びる。色素はなく全体が透けた白色だが、花が咲くと柱頭は紺色である。茎には鱗片状の葉を多数つける。

花茎は多数が集まって出る。枝分かれせず、先端に一輪の花をつける。花は横からややうつむきに咲き、全体は円筒形。先端がやや広がる。やはり白だが、若干赤みを帯びることもある。花の先端からは雄蘂と雌蘂の先端が見える。雌蘂の先端は円形でやや平たく、青みを帯びるのが際立って見える。マルハナバチなどが訪花して受粉に与る。花期が終わると地上の植物体は黒く変色し、液果をつける。

似た種にギンリョウソウモドキがあるが、むしろ同じ科のシャクジョウソウに近縁で、花期がずれ、果実は蒴果である。

[編集] 画像

[編集] 関連項目

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス