ギャレット・アトキンス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ギャレット・アトキンス
Garrett Atkins
ロッキーズ時代
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州オレンジ郡オレンジ
生年月日 (1979-12-12) 1979年12月12日(44歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 三塁手
プロ入り 2000年 MLBドラフト5巡目(全体137位)でコロラド・ロッキーズから指名
初出場 2003年8月3日
最終出場 2010年6月25日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ギャレット・バーナード・アトキンスGarrett Bernard Atkins, 1979年12月12日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州オレンジ郡オレンジ出身の元プロ野球選手三塁手)。右投右打。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

1997年6月3日MLBドラフト10巡目(全体300位)でニューヨーク・メッツから指名を受けたが、選手契約を結ばずにカリフォルニア大学ロサンゼルス校に進学した。

プロ入りとロッキーズ時代[編集]

2000年6月5日MLBドラフト5巡目(全体137位)でコロラド・ロッキーズから指名され、6月22日に選手契約を結んだ。入団後、A-級ポートランド・ロッキーズ英語版で早速69試合に出場し、打率.303・7本塁打・47打点という成績を残した。

2001年は、A+級セイラム・アバランチで打率.325を記録。

2002年は、AA級カロライナ・マドキャッツで自身初の二桁本塁打を放った。

2003年8月3日、メジャーデビューを果たした。この年は25試合に出場して打率.159・0本塁打・4打点という成績だった。また、守備面では三塁手としての試合出場が19試合しかないにもかかわらず、6失策・守備率.850という数字を記録してしまった。

2004年は、前年と比べて出場試合数が10試合減となったが、打率.357・1本塁打・8打点という数字を記録し、限られた出場機会で結果を残した格好となった。また、守備面では本職の三塁手として4試合に出場しただけでなく、一塁手及び左翼手としてもそれぞれ3試合ずつに出場している。また、この年は3つの異なるポジションを守ったが、無失策だった。

2005年は、三塁手のレギュラーに抜擢され、初めて規定打席をクリアした。打撃成績は、リーグ最多となる24併殺打を記録してしまったものの、打率.287・13本塁打・89打点という成績を残した。その活躍ぶりが評価され、シーズン終了後に実施されるルーキー・オブ・ザ・イヤーの投票では4位にランクインした。

2006年は、3試合目で打率が.300を超えてからは(.364)、一度も打率が.300を下回る事なくシーズンを終えた。この年は打率.329・29本塁打・120打点という数字を記録し、MVP投票で15位に入った。

2007年も、前年に引き続いて安定した打撃成績を記録。打率.301・25本塁打・111打点という成績を残し、いずれも2年連続で打率.300・25本塁打・110打点以上の数字を残した。チームはこの年、ワイルドカードによるプレーオフ進出を果たすと一気にナ・リーグを制し、当時のチームメイトだった松井稼頭央らと共にワールド・シリーズに進出。アトキンス自身も5番打者として第4戦でボストン・レッドソックス岡島秀樹から2点本塁打を打つ等の活躍を見せたが、結局レッドソックスの前に涙をのんだ。

2008年は、3年連続となる20本塁打以上(21本)を記録したが、打率は.287に留まり、打点も100に1及ばない99に終わるなど、全体的に成績が低下した形となった。

2009年は、更なる打撃不振に苦しみ、126試合に出場したものの2005年以来4年連続でクリアしていた規定打席に及ばなかった。また、打撃成績は打率.226・9本塁打・48打点に終わり、レギュラー定着以降でいずれも自己最低の数字に終わった。

ロッキーズ退団後[編集]

2010年は、メジャーデビュー以来プレーしてきたロッキーズを離れ、ボルチモア・オリオールズと1年契約した。6月27日DFAとなり[1]7月6日に自由契約となった。

2010年12月23日ピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結んだ。しかし、2011年3月に放出された。

その後は、野球界から遠ざかっている。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2003 COL 25 73 69 6 11 2 0 0 13 4 0 0 0 0 3 0 1 14 1 .159 .205 .188 .393
2004 15 33 28 3 10 2 0 1 15 8 0 0 0 1 4 0 0 3 0 .357 .424 .536 .960
2005 138 573 519 62 149 31 1 13 221 89 0 2 0 4 45 1 5 72 18 .287 .347 .426 .773
2006 157 695 602 117 198 48 1 29 335 120 4 0 0 7 79 6 7 76 24 .329 .409 .556 .965
2007 157 684 605 83 182 35 1 25 294 111 3 1 0 10 67 3 2 96 16 .301 .367 .486 .853
2008 155 664 611 86 175 32 3 21 276 99 1 1 0 10 40 0 3 100 20 .286 .328 .452 .780
2009 126 399 354 37 80 12 1 9 121 48 0 0 0 2 41 2 2 58 8 .226 .308 .342 .650
2010 BAL 44 152 140 5 30 7 0 1 40 9 0 0 0 0 12 0 0 30 7 .214 .276 .286 .562
MLB:8年 817 3273 2928 395 835 169 7 99 1315 488 8 4 0 34 291 12 20 449 94 .285 .350 .449 .799
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号[編集]

  • 27 (2003年 - 2009年)
  • 25 (2010年)

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]