ガリー・ケーヒル

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ガリー・ケーヒル
チェルシーでのケーヒル(2016年)
名前
本名 ガリー・ジェームズ・ケーヒル
Gary James Cahill
ラテン文字 Gary CAHILL
基本情報
国籍 イングランドの旗 イングランド
生年月日 (1985-12-19) 1985年12月19日(38歳)
出身地 ドロンフィールド
身長 193cm
体重 86kg
選手情報
ポジション DF
利き足 右足
ユース
2000-2004 イングランドの旗 アストン・ヴィラ
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2004-2008 イングランドの旗 アストン・ヴィラ 28 (1)
2004-2005 イングランドの旗 バーンリー (loan) 27 (1)
2007 イングランドの旗 シェフィールド・ユナイテッド (loan) 16 (2)
2008-2012 イングランドの旗 ボルトン・ワンダラーズ 130 (13)
2012-2019 イングランドの旗 チェルシー 191 (13)
2019-2021 イングランドの旗 クリスタル・パレスFC 45 (1)
2021-2022 イングランドの旗 AFCボーンマス 22 (0)
代表歴2
2004-2005 イングランドの旗 イングランドU-20 3 (0)
2007 イングランドの旗 イングランドU-21 3 (0)
2010-[1]2018 イングランドの旗 イングランド 61 (5)
1. 国内リーグ戦に限る。2022年8月20日現在。
2. 2018年8月29日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

ガリー・ジェームズ・ケーヒル(Gary James Cahill, 1985年12月19日 - )は、イギリスイングランド)・ドロンフィールド出身の元サッカー選手。元イングランド代表。ポジションはディフェンダー(DF)ギャリー・ケイヒルなどの表記もある。

クラブ経歴[編集]

アストン・ヴィラ[編集]

地元のAFCドロンフィードに所属していたが、15歳の時にアストン・ヴィラFCのアカデミーにスカウトされる。2004年からはバーンリーFCにローン移籍し、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた[2]

アストン・ヴィラに戻り、マンチェスター・ユナイテッドFC戦でファーストチームデビュー。プレミアリーグ初ゴールは同じバーミンガムを本拠地とするバーミンガム・シティFC戦で、オーバーヘッドによる得点であった。アストン・ヴィラはこの試合に3-1で勝利した[3]。 2007年9月、シェフィールド・ユナイテッドFCに3か月ローン移籍した[4]

ボルトン・ワンダラーズ[編集]

2008年、ボルトン・ワンダラーズFCに3年半の契約で移籍。レディングFC戦でデビュー[5]。その後の活躍によりボルトンで一躍人気選手となり、サポーターによって「ベスト・ニューカマー」に選ばれた。

チェルシー[編集]

2012年1月にチェルシーFCに完全移籍。背番号は24番。2月5日のマンチェスター・ユナイテッドFC戦でデビューした。UEFAチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグでの負傷により同決勝での出場が危ぶまれていたが先発出場。バイエルン・ミュンヘンの猛攻を体を張ったタックルで何度も食い止めるなどチェルシーの同大会初制覇に貢献した。2013年1月12日に妻ジェンマとの間にレオが生まれる。長女フレイアに次ぐ2人目の子供であった。2016年8月27日のバーンリー戦で200試合出場を達成した[6]。10月23日のマンチェスター・ユナイテッド戦ではゴールも決め、勝利に貢献。2017年4月には活躍が認められて、プレミアリーグの年間ベスト11に選出されるなど[7]、36試合で6ゴールと、チェルシーのリーグ優勝に貢献した。またスカイスポーツ選出の2016-17シーズン、プレミアリーグファンタジーイレブンにも選出された[8]。2017-18シーズンからはチェルシーの主将を務めた。2018-19シーズン終了をもって、契約満了で退団した[9]

クリスタル・パレス[編集]

2019年8月5日、クリスタル・パレスFCと2年契約を締結した[10]

ボーンマス[編集]

2021年8月20日、AFCボーンマスと1年契約を締結した。[11]

契約満了に伴い2022年6月をもってボーンマスを退団、その後はしばらく無所属の状態だったが11月16日に自身のInstagramで現役引退を発表した[12]

代表経歴[編集]

祖父母からアイルランド人の血を引いているが、イングランド代表を選択。2009年6月のカザフスタン代表との親善試合で、怪我で辞退したリオ・ファーディナンドの代役として初めてA代表に招集された[13]。しかしその試合で出番はなく、出場したのは1年以上後の2010年9月のブルガリア戦にマイケル・ドーソンの代役として招集されたときであった[14](試合は4-0で勝利)。ボルトンの選手がイングランド代表として出場するのは2002年のマイケル・リケッツ以来で非常に珍しいことであった[15]

2011年9月2日のUEFA EURO 2012予選ブルガリア戦で代表初得点となる決勝ゴールを挙げた[16]

2014 FIFAワールドカップではグループリーグの3試合に出場したが、グループリーグで敗退。

2018 FIFAワールドカップではグループリーグ最終戦のベルギー戦で先発出場したが、その1試合のみの出場となった。

2018年8月28日、チェルシーFC公式HPでイングランド代表を引退する事を表明した[17][18]

タイトル[編集]

クラブ[編集]

チェルシーFC

個人[編集]

アストン・ヴィラFC
  • Goal of the Season Winner : 2005-06
バーンリーFC
  • Player of the Year Winner : 2004-05
  • Young Player of the Year Winner : 2004-05
ボルトン・ワンダラーズFC
  • Players' Player of the Year : 2008-09[19]
チェルシーFC

脚注[編集]

  1. ^ “England Players - Gary Cahill” (英語). England Football Online. http://www.englandfootballonline.com/TeamPlyrsBios/PlayersC/BioCahillGJ.html 
  2. ^ “Stoke 0–1 Burnley”. BBC. (2005年1月3日). http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/football/eng_div_1/4129757.stm 2009年9月13日閲覧。 
  3. ^ “Aston Villa 3–1 Birmingham”. BBC. (2006年4月16日). http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/football/eng_prem/4890642.stm 2009年9月13日閲覧。 
  4. ^ “Blades complete Cahill loan deal”. BBC Sport. (2007年9月16日). http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/football/teams/s/sheff_utd/7002782.stm 2007年11月15日閲覧。 
  5. ^ “Reading 0–2 Bolton”. BBC Sport. (2008年2月2日). http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/football/eng_prem/7210608.stm 2008年2月2日閲覧。 
  6. ^ Match report: Chelsea 3 Burnley 0”. Chelsea F.C. (2016年8月27日). 2017年5月21日閲覧。
  7. ^ “PFA teams of the year: Chelsea and Tottenham dominate Premier League XI”. BBC. (2017年4月21日). http://www.bbc.co.uk/sport/football/39648483 22 April 2017閲覧。 
  8. ^ Fantasy football of the season 2016-17”. SKY Sport (2017年4月27日). 2017年4月27日閲覧。
  9. ^ 5人との契約が満了”. ChelseaFC (2019年7月1日). 2019年7月19日閲覧。
  10. ^ チェルシー退団ケイヒルの新天地がクリスタル・パレスに決定! 2年契約締結”. 超ワールドサッカー (2019年8月6日). 2019年8月6日閲覧。
  11. ^ co.,Ltd, FromOne. “ボーンマスがフリーでケーヒル獲得…1年間の契約締結を発表”. サッカーキング. 2021年8月20日閲覧。
  12. ^ Gary Cahill [@garyjcahill] (2022年11月16日). "Football is a game that has given me so much enjoyment..." Instagramより2022年11月17日閲覧
  13. ^ “Rio out of England squad”. Sky Sports News. (2009年6月2日). http://www.skysports.com/story/0,19528,12098_5359839,00.html 2009年6月2日閲覧。 
  14. ^ “England 4-0 Bulgaria”. BBC Sport. (2010年9月3日). http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/football/8952514.stm 2010年9月4日閲覧。 
  15. ^ Cahill gets England cap”. Bolton News (2010年9月3日). 2010年9月4日閲覧。
  16. ^ “代表初ゴールを喜ぶG・ケイヒル”. Goal.com. (2011年9月3日). http://www.goal.com/jp/news/74/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89/2011/09/03/2648435/%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E5%88%9D%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%92%E5%96%9C%E3%81%B6%EF%BD%87%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%83%92%E3%83%AB 2011年9月4日閲覧。 
  17. ^ ケイヒルが語るイングランド代表の未来 チェルシーフットボールクラブ 2018年8月28日
  18. ^ ヴァーディに続いて…32歳DFケーヒル、イングランド代表引退を表明 soccer-king.jp 2018年8月29日
  19. ^ “Davo Wins Top Award”. www.bwfc.co.uk. (2009年5月26日). http://www.bwfc.co.uk/page/General/0,,1004~1666383,00.html 2009年5月31日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

受賞
先代
ロビー・ブレイク
バーンリーFC
Player of the Year

2004–05
次代
ジョン・ハーリー