ギフトピア

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ギフトピア
GiFTPiA
ジャンル オルタナティブRPG
対応機種 ニンテンドーゲームキューブ
開発元 スキップ
発売元 任天堂
人数 1人
メディア 8cm光ディスク
発売日 2003年4月25日
価格 5,800円(税別)
対象年齢 CERO:全年齢対象
その他 品番:DOLP-GGFJ
©2003 Nintendo
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ギフトピア』(GiFTPiA)は、2003年4月25日に任天堂より発売されたニンテンドーゲームキューブロールプレイングゲーム

タイトルは、「ギフト」と「ユートピア」をあわせた造語である。

目次

概要 [編集]

南の島「ナナシ島」に住む少年ポックルが、大人になるための方法を探すRPG。「500万マネ(通貨単位)を集めて大人式を行う」、「ナナシ島の住民の願いを叶える」など大人になる方法は複数用意されており、プレーヤーの選択により展開や結末が変化する。

ラブデリック(代表作は『moon』)から独立したゲーム制作会社・スキップの第1作であり、任天堂のベンチャービジネス支援制度の第1号適用案件となった[1]。「RPGだが戦闘は行わない」「ゲーム内時間があり、その時間に沿ってキャラクターが行動する」「架空の言語を喋る」など、ラブデリック系と呼ばれる作品に共通する特徴を有する。

ジャンルは「オルタナティブRPG」とされた。これは『ドラゴンクエスト』シリーズなどの「王道」RPGと異なり、武器も戦闘もない作品であることから、制作者が考えだしたものである。

キャラクターはトゥーンレンダリングで描かれている。また、オープニングは藤城清治の影絵作品を参考に制作された[2]

初回特典は「花札ストラップ」。週刊ファミ通(2003年5月2日号)新作ゲームクロスレビューにてゴールド殿堂入り(スコア:34/40)。なお、E3 2003(2003年5月14 - 16日、ロサンゼルス・コンベンションセンターにて開催)に出展されたものの、結局海外展開は行われなかった。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


ストーリー [編集]

ナナシ島では「オトナ式」という大人になるための伝統儀式が行われているが、ポックルはこの大事な儀式に寝坊してしまう。反逆罪に問われ牢屋に入れられたポックルは、再オトナ式を行うための費用500万マネを用意することを村長のメイヤーと約束し、牢屋を出る。

登場人物 [編集]

ポックル (Pokkle)
主人公。オトナ式を寝坊し、500万マネを集めることになった少年。
キャッピー (Kyappy)
ポックルのガールフレンド。メイヤーの娘。優しく思いやりがあるが、平手打ちを食らわすなど気の強いところもある。オトナ式には出席済み。
メイヤー (Mayer)
ナナシ島の村長。妻のカレンに先立たれキャッピーと2人で暮らしている。村の発展に尽くす村長だが、規則違反には無駄に厳しいところがある。
なお、亡くなった妻・カレンは、スキップの第2作『ちびロボ!』の登場人物であるママ(ヘレン・サンダースン)の友人だったという設定がある。
マッポ (Mappo)
エジンソに作られた警官ロボット。型式はC-001型。メイヤーの補佐も行う。
旧式のロボットでたまにおかしなことを言うが、とても真面目で、主人公が規則に違反すると頭の赤色灯を点けサイレンを鳴らしながら駆けつける。セリフは全てカタカナで表記される(ただし「で」のみ「出」で表記)。後に『キャプテン★レインボー』にも登場している。
タオ (Tao)
ポックルの飼い犬。マッポと仲がいい。エサをあげると散歩に出かけた際おしっこをするが、その場所には「みずいろキノコ」という高価なキノコが生える。エサをあげない日が続くと、ポックルの友だちのパーターの家に行ってしまう。
もとは『moon』に登場したキャラクターで、後に『ちびロボ!』や『キャプテン★レインボー』にも登場している。
パーター (Parter)
ポックルの友達。ヤギが大好き。
ユキオ (Yukio)
街に住む雄ヤギ。
アン (Anne)
女優の卵で島のアイドル。演技力はあるが、田舎のナナシ島では女優の仕事はなく、エプロンの店でアルバイトし生計を立てている。
ピービー (Peevee)
身体は男、心は女性といういわゆるオカマ。夜だけ開くバー「オスメス」を経営する。住民は飲み屋のような感覚で利用している。
カエルが大好きで、5匹集めるとカエルレースというミニゲームができる。
キング (King)
自称・釣りの王様。しかし、釣ったところを見た人はいない。父は釣りが上手いことで有名だった。ポックルのムショ仲間で、牢屋を出る際に釣り竿をくれる。ゲーム中2度地球を釣る(=地震を起こす)。
エプロン (Apron)
自宅の1階で小さなレストランを経営している女性。料理の腕は一流だが、夫・マドロスを失った悲しみから店を開く気力をなくしている。
マドロス
長い年月をかけてナナシ島へと帰ってきた幽霊。自分が死んでいる事に気づかず、エプロンと再会し幸せな生活を送るが、自分が死んだと言うことを知り消えてしまう。
ルミコ (Rumiko)
ナナシマートというコンビニエンスストアを経営している女性。チビタの母、バーヤの娘。気が強く少し口が悪いが、しっかりしている。
メットと離婚後チビタを女手ひとつで育てている。メットとは仲が悪そうに見えるが、牢屋に入れられたメットに差し入れを持っていこうとするなど心配もしている様子。
チビタ (Chibita)
ルミコとメットの息子。生意気なところがある。見た目や精神年齢はまだ子供だが、オトナ式に出たため一応大人である。
メット (Met)
土木作業員。ギャンブル好きで、それが原因となりルミコと離婚する。いびきは騒音問題になるくらいうるさい。
グランバーヤ (Grandbaya)
ホテルを経営しながら占い屋を営むお婆さん。通称バーヤ。ルミコの母、チビタの祖母。老化に伴い記憶力低下を起こし、人に迷惑をかけているのではないかと一時期落ち込む。ルミコの心配の種だが、大切な母である。遠い昔、ジギーと付き合っていたと思われる。
DEEJ
ナナシFMの人気DJ。家でも音楽ばかり聞いている。語尾は「YO」や「NE」。
ジギー
悟りを開いた仙人。島の少し高いところに住んでおり、めったに低い方には降りてこない。普段住民とは口をきかないが、好物の冷凍キノコを貰ったことをきっかけにポックルと話をするようになり、「願いを叶える」ことについて詳しく教えてくれる。メイヤーとは犬猿の仲。
エジンソ (Ejinso)
島の天才科学者。ジギーの弟。地震が多発し、メイヤーはエジンソに地震を予知する機械を作らせようとするが資金不足でなかなかできない。しかし、ポックルがある程度お金を振り込むと、なぜかそれだけで資金が足り、島の各地に機械が設置される。
ガレリオ
エジンソが作ったロボット。エジンソを補佐する。資金不足のエジンソに「エジポン」というこのゲームのキャラクターのフィギュアが出てくる機械の設置を勧め、エジンソは渋々設置。しかし、のちにエジンソも好印象を持つようになる。
茶娘 (Cha-musume)
エジンソが作った売り子ロボット。山の峠の茶屋で店番をしている。ロボットの中では紅一点。バックや靴に「キノコ染め」をしてくれる。
デイブ
エジンソが作ったロボット。DEEJと共にナナシFMで仕事をしている。「パツキン」「ジャーマネ」などの業界用語をよく使う。DEEJに好意を持っている節がある。
マッポ2号
ストーリーが進むと登場する。エジンソが作ったロボットで、屋上で停止状態になっていた。マッポとは対照的な性格で、仕事をサボって茶娘をナンパするがフラれる。のちに茶娘と結ばれる。
ノヴァ
ストーリーが進むと登場する。エジンソが作ったロボットで、E-345型のプロトタイプ。今までのロボットの約半分のエネルギーで動き、出力は100馬力。エジンソは補佐役をガレリオからノヴァに替える気でいたが、ノヴァは賢すぎてエジンソの言う事を聞かずいつも一人で行動している。正式名称はスーパーノヴァ。

システム [編集]

主人公ポックルにはハラヘリ(腹減り)というパラメータがある。歩くだけでお腹が減っていき、食べ物を食べないとポックルが倒れゲームオーバーになってしまう。食べ物は島に生えているパイナップルを採ったり、お店で購入したりして入手する。

イベントをクリアするなどしてライフであるハートが増えることによりポックルは成長していく。なお、ハートを取った時には『ゼルダの伝説』シリーズでおなじみの音が鳴る。

ゲーム中は時間が流れており、時間によって会える人や行くことのできる場所は変化する。ポックルにはネムケ(眠気)というパラメータもあり、限界まで眠くなる前に家に帰れないとその場で寝てしまい、所持金が半分になる。成長したポックルは夜遅くまで起きていられるようになり、また遠くまで行けるようになる。

取扱説明書は「ナナシ島 観光案内」に半分以上のページが割かれ、観光の案内をしつつゲームの説明をする形式となっている。

用語 [編集]

シマソト
「島の外」。ナナシ島でないところ全てをこう言う。
シマウラ
文字通り島の裏側。恋人達がデートする場所として有名で、大人しか入れない。ポックルは大人になったらキャッピーを連れていく約束をしている。

ナナシFM [編集]

ナナシ島には「ナナシFM放送局」というラジオ局があり、ゲーム中は基本的に「ナナシFM」から流れる音楽を聞くこととなる。ニュース、地震速報、宝くじの当選発表などが流されることもある。ポックルがラジオのスピーカーから遠ざかると、音楽のボリュームも小さくなる。

参加アーティスト/曲一覧
  • Akino / Wertes Baum
  • yet / right from wrong
  • エイプリルズ / ASTRO
  • ECHO MOUNTAIN / FREE SLOW
  • oscillator / leftover fed
  • Kaimy plants / Close Down
  • 加古裕三 / pop_error song
  • こまち / キンニャモニャ
  • 小松真知子とタンゴクリスタル / EL LLORON
  • THE WINSTONS / THE WINSTONS' SHOW
  • The Travellers / Dig That Beat
  • SIX SQUARES / Fruits of Love
  • snoweffect / icicle
  • FUZZ PROPOSAL / 増殖
  • BOSSA 51 / 猫横丁
  • moai / Nocturne
  • MUMU / 役人#4
  • REDNECK TRIO / SUN GOES DOWN
  • 6nin / BOXBOX

スタッフ [編集]

  • ゲームデザイン - 横手佐代子、森山尋
  • キャラクターデザイン - フリフリカンパニー
  • 音楽 - 谷口博史
  • ディレクター - 西健一
  • プロデューサー - 宮本茂、鈴木浩司
  • エグゼクティブプロデューサー - 岩田聡

備考 [編集]

  • 西健一は、本作の開発が決定しなかったら経営状況の悪化のためスキップの解散を考えていたと語っている[1]。本作以降もスキップは任天堂と組み、『ちびロボ!』などの作品をリリースしている。
  • 「オトナ式」はネイティブ・アメリカンの大人になるための儀式「ビジョンクエスト」を参考に考案した[3]

関連商品 [編集]

任天堂公式ガイドブック ギフトピア
発売日:2003年6月4日 / 発行:小学館(ワンダーライフスペシャル) ISBN 4-09-106108-7
GIFTPIA ギフトピア ミンナノネガイ・カナウ・ホン
発売日:2003年5月30日 / 毎日コミュニケーションズ ISBN 4-8399-1134-7
GIFTPIA ギフトピア あそびつくしガイド
発売日:2003年5月31日 / エンターブレイン ISBN 4-7577-1489-0
攻略&ファンブック GIFTPIA BOOK
発売日:2003年5月16日 / エンターブレイン(週刊ファミ通 2003年6月20日号増刊) 雑誌コード26459-6/20
「ナナシFM」放送曲(全22曲)を収録した音楽CDが付属する。

脚注 [編集]

  1. ^ a b 樹の上の秘密基地 第38回 「Hello , Hello , Hello ,『ギフトピア』!!」”. 東京糸井重里事務所 (2003年4月24日). 2008年4月26日閲覧。
  2. ^ G坊の ウラ Ninkino Online Magazine」 Gpara.com、2003年。
  3. ^ 『ギフトピア』開発スタッフインタビュー 有限会社スキップへ突撃!!」 任天堂オンラインマガジン、2003年4月号(No.57)。

外部リンク [編集]