ギガウイング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

ギガウイング』(Giga Wing)は、が開発、カプコン1999年3月に発売したシューティングゲーム。同年11月にはドリームキャストへの移植版が発売された。キャラデザインは漫画家冬目景が担当している。

概要[編集]

ショット、ボンバー、特殊武器リフレクトフォースを備えた弾幕系シューティングゲーム。横画面の縦スクロールシューティングゲームという珍しい形式を取っている。キャラクターの選択によりが自機が変わり、それぞれ性能も違う。

もっとも特徴的な点はリフレクトフォースの存在である。これは敵弾を跳ね返す一種のバリアを展開するもので、敵の弾幕を自分の攻撃力に置き換えることができる画期的なシステムであった。避けるものだった弾幕を攻撃の手段へと転化するという新たなアイデアにより、新たに「逆襲に転じる爽快感」を生み出した。

また得点システムも特殊で、億単位の点数に容易に到達可能でそれがネーミングの由来となっている。リフレクトフォースによって反射した敵弾は、敵に命中すると得点アイテムに変化する。敵の放った大量の弾幕がそのまま大量の得点アイテムに変化する爽快感は、多くのユーザを夢中にさせた。

シューティングゲームは名前のとおり「撃つ」事とと並び敵の弾を「避ける」ことも醍醐味であり、いわゆる弾幕系シューティングゲームはその快楽原則に特化したものといえる。敵弾の増加は高度な技術をプレイヤーに要求し、初心者にとってハードルの高さを生む結果となった。その結果、シューティングゲームはマニアが好むゲームとして認知されるようになり、ジャンルとして先細りの様相を呈していた。

その中にあって、ギガウイングは「弾幕系」でありながらライトユーザーを取り込む試みが見られる。リフレクトフォースは弾幕への抵抗感の軽減に奏功した。リフレクトフォースとボンバーの2つの緊急回避手段を用意したことで初心者が取り付きやすいようになり、またキャラクターデザインに有名漫画家を起用することで漫画ファン層の取り込みにも成功した。

これら本作のアプローチはシューティングゲーム離れに対するひとつの問題提起となり、それ以降の作品に少なからず影響を及ぼしたとされる。

ゲームシステム[編集]

レバーで移動、ショットとボムの2ボタンで攻撃を行う。ギガウイング2のドリームキャスト移植版では4人プレイも追加されている。

リフレクトフォース
ショットボタンを一定時間押したままにするとバリアーを展開し、そのバリアーに触れた敵弾を反射し、攻撃手段とすることができる。リフレクトフォースは一定時間展開された後に使用不能時間があり、時間の経過で再使用可能となる。跳ね返した敵弾が敵に命中すると得点アイテムである勲章に変化する。これを取得することで次に述べる桁違いの得点が加算される。
得点
リフレクトフォースや敵破壊により勲章アイテムが出現する。勲章は形状ごとに異なった倍率が決められており、取得した勲章の倍率の総計が画面下に表示される。敵を倒したときに得られる点数は敵の素点と、現在までに取得した勲章倍率の総計を積算したもので、倍率はゲーム進行とともに加算されてゆくため倍率は二乗関数的的に増加し、得点は三乗関数的に増加してゆくというシステムである。初心者でも得点は容易に千億に届き、上級者ともなれば数十から百兆を超える得点さえ出すという、文字通り桁違いの得点が本作の特徴である。みるみるうちに桁を増して得点が加算されていく様は新鮮であり、このゲームを大きく特徴づけている。
また点数表示が4桁ごとに色分けされており、特殊な得点システムを持つ本作ならではと言える。
ギガウイングにおいて2P同時プレイが可能であるが各プレイヤーごとに倍率が別々に設定されており、その倍率の加算値も別々に計算されるため点数的には遥かに不利になる。ギガウイング2では倍率も加算値も共通であり、最大四人が全員別々にボルカノンを発生させ全員が別々に勲章を回収が出来る上、倍率の上限も10億倍で止まらなくなるため飛躍的にスコアを伸ばすことが出来る。
ちなみにギガウイング2のインストカードには「目指せ!スコア!」と書かれている。基本的に単位からのスコアを目指すのは相当難しく、2Pタッグプレー(1P2Pのスコアが別々ではなく2名のスコアが合算される)については京単位に達してはいない。

キャラクターによる演出[編集]

本作には、自機に搭乗するパイロットのグラフィックが書き起こされ、ステージ間でキャラクターがモノローグを述べる(2人同時プレイの場合はパイロット同士が会話する)等の演出がある。キャラクターとストーリーもまた新規ユーザーの獲得を果たす要素になった。

続編のギガウイング2でも同様の演出が採用されたが、シリーズ3作目の「翼神」ではキャラクターやストーリーが排除された。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]