キープ (インカ)
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キープ(Quipu)は、インカ帝国で使われた紐に結び目を付けて数を記述する方法。縄の結び目の形で数を表現するため、「結縄(けつじょう)」とも呼ばれている。「結縄」は、中華民族の始祖とされる伝説の伏羲が行ったとされ、また、日本列島では、沖縄や房総半島や北海道で昭和時代まで使われていた。
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[編集] 概要
インカ帝国には、普通の文字は無くこのキープが文字代わりに使用されてきた。王や役人は人民の統治に必要な情報(総人口や兵士の数、納税品の量)などをキープに記録していた。このキープの作製およびその解読を行うキープカマヨックと呼ばれた専門家(公務員)がいた(結び目の形だけが情報を持っているわけではなく紐の色、結び目の位置など結び目の形以外にも情報が含まれていたから)。これらの情報は、数量というよりも、何の数を示すものかを表している。キープは単なる記号以上の複雑な体系を持つまぎれもない文字の一種でインカ帝国にはキープを教える専門の学校も存在した。近年になって、このキープが言語情報を含んでいることが研究によって明らかにされている。
沖縄では琉球王国時代から徴税事務や日常活動において数量を数える表示・記録の手段として用いた。沖縄では結縄を「ワラザン」「バラザン」などと称し、単位を区別するために紐には太さや材質の異なる複数の藁を用いた。この制度は琉球処分後も継続された人頭税が廃止される1903年まで継続された[1]。
[編集] 脚注
- ^ 岩本馨太郎「結縄」(『国史大辞典 5』(吉川弘文館、1985年) ISBN 978-4-642-00505-0)および額田巌「結縄」(『日本史大事典 2』(平凡社、1993年) ISBN 978-4-582-13102-4)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- The Khipu Database Project at ハーバード大学 (gallery, archives, references, researchers, etc.)
- The Quipu, an Incan Data Structure by Antonio Gutierrez, from "Geometry Step by Step from the Land of the Incas"
- Quipu: A Modern Mystery
- Geometry from the land of the Incas
- Speaking of Graphics: The Quipu and Statistical Graphics
- Untangling the Mystery of the Inca
- From Knots to Narratives
- Science: Inka Accounting Practices