キントキダイ科

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キントキダイ科
Priacanthus blochii.jpg
アカネキントキ Priancanthus blochii
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
亜綱 : 新鰭亜綱 Neopterygii
上目 : 棘鰭上目 Acanthopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : スズキ亜目 Percoidei
: キントキダイ科 Priacanthidae
英名
Bigeye
Catalufa

キントキダイ属 Priacanthus
クルマダイ属 Pristigenys
ゴマヒレキントキ属 Heteropriacanthus
チカメキントキ属 Cookeolus

本文参照

キントキダイ科Priacanthidae)は、スズキ目スズキ亜目に所属する魚類の分類群の一つ。4属18種が所属し[1]キントキダイクルマダイなど大きなが特徴の食用種が多く含まれる。

概要[編集]

キントキダイ科の仲間はすべて海水魚で、太平洋インド洋大西洋など世界中の熱帯亜熱帯域の海に分布する。4属18種からなる比較的小さなグループであるが、そのほとんどは食用として利用される水産上重要な種類で、釣り刺網底引き網などさまざまな方法で漁獲される。日本近海からは南日本の太平洋岸を中心に、少なくとも4属9種が知られる[2]

本科魚類は一般に肉食性で小魚や甲殻類捕食し、その多くは夜行性である[1]。岩礁やサンゴ礁の周辺を遊泳する底生魚で、水深数十mから200mまでの範囲で生活する種類が多いが、チカメキントキなど水深300-400m付近の深海まで分布するものもいる。は浮性卵で、仔魚は表層を漂って生活する。

形態[編集]

アメリカクルマダイ Pristigenys alta (クルマダイ属)。著しく大きな眼が本科の特徴。背鰭・臀鰭の軟条部の基底はほぼ同じ長さ

キントキダイ類は鮮やかな赤い体色と、非常に大きな眼球をもつことが最大の特徴となっている。体は左右に平たく側扁したいわゆる型をしており、口は大きく斜め向きについている。最大種では全長65cmほどに成長する。眼球の輝板(タペタム)の構造が、真骨類としては特徴的なものとなっている[1]

背鰭は1つで、10本の棘条と11-15本の軟条で構成される。臀鰭の棘条と軟条はそれぞれ3本と10-16本で、背鰭・臀鰭の軟条部はほぼ同じ長さとなる[2]。尾鰭の主鰭条は16本でうち14本は分枝し、形態は円みを帯びるものからやや凹型までさまざま。腹鰭の内側の鰭条は、薄い膜によって体部と接続する。は円鱗[3]だが強いトゲ状の構造をもち剥がれにくく、頭部および鰓膜上にも存在する[1][2]椎骨の数は23個と、スズキ亜目の中では非常に少ない部類に含められる[1]

分類[編集]

ホウセキキントキ Priacanthus hamrur (キントキダイ属)。ホンソメワケベラによるクリーニングを受けている。やや凹んだ尾鰭と、斑紋を欠く鰭が本種の特徴
ベニキントキダイ Priacanthus arenatus (キントキダイ属)。主に大西洋に分布する食用種

キントキダイ科は4属18種で構成される。

出典・脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 『Fishes of the World Fourth Edition』 p.355
  2. ^ a b c 『日本の海水魚』 pp.286-287
  3. ^ かつては櫛鱗と考えられていた(『Fishes of the World Second Edition』 pp.288-289)。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]