キングスゲイトネイティヴ

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キングスゲイトネイティヴ
欧字表記 Kingsgate Native
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2005年2月20日
Mujadil
Native Force
母の父 Indian Ridge
生国 アイルランドの旗 アイルランド
生産者 ピーター・マカッチョン
馬主 ジョン・メイン
→Cheveley Park Stud
調教師 ジョン・ベストイギリス
マイケル・スタウト(イギリス)
→Robert Cowell(イギリス)
競走成績
生涯成績 60戦8勝
獲得賞金 5万7150ユーロ(フランス)
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キングスゲイトネイティヴ (Kingsgate Native) はアイルランドで生産された競走馬である。キングスゲートネイティヴと表記される場合もある。

経歴[編集]

2007年(2歳)[編集]

競走馬デビュー戦は、6月19日アスコット競馬場で行われたウインザーキャッスルステークス(L)で、レースはアタマ差で敗れて2着だった。続く7月31日に行われたモールコームステークス (G3) ではクビ差で2着とデビュー戦以来惜敗が続いた。そしてデビュー3戦目はG1競走初挑戦となるナンソープステークスジミー・クィンが騎乗して出走し、デザートロードアマデウスウルフといったG1馬らを相手に勝利し、初勝利を重賞及びG1競走初勝利で飾った[1]。次走はフランスへ遠征し、10月7日に行われたアベイ・ド・ロンシャン賞で古馬に挑む。引き続きクィンが騎乗してG1競走連勝を期待され1番人気で出走したが、ベンバウンに敗れて2着だった。なおレース後は帰国して休養に入った。

2008年(3歳)[編集]

休養を終えて実戦復帰戦となった6月17日キングズスタンドステークスでもクィンが騎乗して出走したが、エキアーノに敗れて10着という結果に終わった。さらにそのわずか4日後の6月21日に行われたゴールデンジュビリーステークススコット・サンダースに乗り替わって出走した。レースでは同じくキングズスタンドステークスに出走していたテイクオーバーターゲットマルシャンドールといった強豪馬らを相手に13番人気という低評価を覆して勝利し、G1競走2勝目を挙げた[2]。その後もG1戦線を走り、7月11日ジュライカップでは引き続きサンダースが騎乗して出走したがマルシャンドールに敗れて5着、連覇の懸かった8月22日のナンソープステークスではライアン・ムーアが騎乗して出走したがボーダーレスコットに敗れて3着となり、2年連続出走となる10月5日のアベイ・ド・ロンシャン賞に向けて調教が行われていた9月26日に同競走を回避して競走馬を引退することが発表された。

2009年(4歳)[編集]

4歳となった2009年より2歳時に種牡馬の権利を購入していたチェヴァリーパークスタッド種牡馬入りした。初年度の種付け料は7500ポンドに設定された。しかし、5月に現役を復帰することを発表した。現役復帰初戦となった6月20日ゴールデンジュビリーステークスでは連覇がかかっていたものの13着と大敗した。続く7月30日キングジョージステークス (G3) で復帰後初勝利を果たした。そして8月21日のナンソープステークスでは1番人気に支持されたが、見せ場がなく6着に敗れた。なおレース後は休養に入った。

2010年(5歳)[編集]

休養を終えて5月22日のテンプルステークス(G2)で復帰し、勝利を飾った。続く6月15日のキングズスタンドステークスでは1番人気に推されたが、6着に敗れた。その後ジュライカップでは4着、ナンソープステークスでは9着、スプリントカップでは4着と着外が続いたが、9月26日のダイアデムステークス (G2) では3着と好走した。香港へ遠征し、12月12日に行われた香港スプリントでは6着に敗れた。

2011年(6歳)[編集]

休養を終えて5月21日のテンプルステークス(G2)で復帰したが、ソールパワーの2着に敗れた。続く6月14日のキングズスタンドステークスでは1番人気に推されたがプロヒビットの6着、ゴールデンジュビリーステークスでは10着、スプリントステークス (G3) では6着、キングジョージステークス (G2) では7着、5年連続出走となったナンソープステークスでは4着に敗れた。スプリントカップでは10着と大敗した。

2012年(7歳)〜2016年(11歳)[編集]

2012年は4戦して未勝利だったが、2013年から2016年の引退までに毎年1勝を挙げた。

血統表[編集]

キングスゲイトネイティヴ血統ストームバード系 / Northern Dancer 3×4= 18.75% (血統表の出典)

Mujadil
1988 鹿毛
父の父
Storm Bird
1978 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
South Ocean New Providence
Shining Sun
父の母
Vallee Secrete
1977 鹿毛
Secretariat Bold Ruler
Somethingroyal
Midou *セントクレスピン
Midget

Native Force
1998 鹿毛
Indian Ridge
1985 栗毛
Ahonoora Lorenzaccio
Helen Nichols
Hillbrow Swing Easy
Golden City
母の母
La Pellegrina
1993 鹿毛
Be My Guest Northern Dancer
What a Treat
Spanish Habit Habitat
Donna Cressida F-No.1-t


脚注[編集]

  1. ^ 鞍上のジミー・クィン、ジョン・ベスト厩舎、馬主にとっては同競走初勝利となった。
  2. ^ 鞍上のスコット・サンダース、ジョン・ベスト厩舎、馬主にとっては同競走初勝利となった。

外部リンク[編集]