キリギリス

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?キリギリス
分類
動物界 Animalia
節足動物門 Arthropoda
昆虫綱 Insecta
バッタ目(直翅目) Orthoptera
亜目 キリギリス亜目(剣弁亜目) Ensifera
キリギリス科 Tettigoniidae
Gampsocleis
キリギリス G. buergeri
学名
Gampsocleis buergeri
Haan
和名
キリギリス(螽斯)
英名
Katydid

キリギリス(螽蟖、Gampsocleis buergeri)は、バッタ目キリギリス科に分類される昆虫。広義にはキリギリス科(Tettigoniidae)の昆虫を総称して呼ぶこともある。

生息場所は日当たりのよい草原だが、トノサマバッタなどより草丈が高い草原を好む。カマドウマのように台所や風呂場など湿った場所に出てくるものもいる。体色も緑と茶のまだらもようで、鳴き声はすれども姿は見えずということが多い。こちらが近づくと足音を聞いて鳴くのをやめるので見つけるのはむずかしい。捕虫に成功しても後脚が折れたり切れたりしやすく、また鋭い大あごで手にかみついてくるので注意が必要。

目次

[編集] 体の構造によるバッタとの比較

  • からだが短くて体高が高く、触角が長い。成虫のの形は種類やオスメスでちがう。
  • 音の受容体()が前脚の中ほどにある。バッタは胸と腹の間にある。
  • メスの尾部には刀のような産卵管が発達する。
  • 前の2対の脚にはたくさんのトゲがあり、雑食性である。

[編集] 生活環境

交尾の終わったメスは地中に産卵管を突き立てて一つずつ産卵する。卵はそのまま越冬し、翌年の春(3~4月ごろ)にふ化する。

小さい幼虫は全身が緑色で頭部が大きい。最初は植物の芽や種子などを食べて成長するが、やがてアオムシ(チョウの幼虫)やバッタなども捕食するようになり、えさ不足となれば共食いもする。前脚と中脚に生えているたくさんのトゲは、これらの獲物をとらえて逃がさないための適応である。肉食性が強いヤブキリウマオイなどはこのトゲが発達しており、逆に草食のクツワムシは発達していない。幼虫はいろいろな動植物を食べ、脱皮を繰り返しながら大きくなるが、大きくなるにつれメスの尾部には長い産卵管が目立つようになる。

成虫の体長は5~6㎝ほどで、早い地方では6月下旬ごろから成虫が発生する。オスの成虫は羽化まもなく後ろ翅が取れてしまうが、これは鳴くのにじゃまだからである。オスは前翅をこすり合わせて「チョン・ギーッ」と鳴く。昼にはさかんに鳴くが、夜は鳴かない。

繁殖の終わった成虫は冬を越すことなく死んでしまう。童話『アリとキリギリス』では歌ってばかりで冬への備えを忘れるなまけ者に描かれるが、それなりの生をまっとうするキリギリスにしてみれば失礼な話かもしれない。

[編集] 近縁種

カラフトキリギリス
カラフトキリギリス
ハネナガキリギリス(チョウセンキリギリス) G. ussuriensis
北海道対馬朝鮮半島に分布する。翅は本種より長く後ろに突き出る。産卵管は本種より短い。鳴き声は本種とほぼ同じ。
オキナワキリギリス G. ryukyuensis
沖縄に分布。
カラフトキリギリス Decticus verrucivorus
北海道のオホーツク海岸に分布する。「チ、チ、チ、チ」と鳴き始め連続して鳴くようになる。

[編集] キリギリス科 Tettigoniidae

セスジツユムシ
セスジツユムシ
ツユムシ亜科 Phaneropterinae
クツワムシ亜科 Mecopodinae
ウマオイ亜科 Listroscelidinae
クサキリ亜科 Copiphorinae
ササキリ亜科 Conocephalinae
キリギリス亜科 Tettigoniinae

[編集] その他

古典に見える「きりぎりす」はキリギリスではなくコオロギを指している。

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ
ウィキクォート
ウィキクォートきりぎりすに関する引用句集があります。
ウィキメディア・コモンズ

[編集] 参考文献

[編集] 外部リンク