キョフテ
キョフテ(köfte)は中東や南アジアに広まっているミートボールやミートローフ等の肉料理である。キョフテの呼称にはコフタ(kofta)やコフテなど各国でいろいろな呼び名がある。キョフテは通常、牛肉やラムの挽肉にスパイスやタマネギを加え団子状に丸めたり平たく形を作って調理される。ベジタリアン用のラウキコフタ(lauki kofta)やシャヒアルーコフタ(shahi aloo kofta)はインドではポピュラーである。
種類 [編集]
肉には滑らかなペーストを形作るために米やブルグァ(火にあぶって乾燥して砕いた小麦)、野菜、卵などが混ぜ込まれる。インドでは赤身の肉よりも魚や野菜などから作られる場合もある。調理法もグリルやフライ、蒸し物、ポーチ(湯で加熱)、焼き、マリネなど様々でスパイシーなソースが添えられ、北アフリカや地中海、バルカン、南アジアなど広い範囲に多様なバリエーションがある。パキスタンのコフタは牛肉や鶏肉から作られている。ナルギシコフタには卵が使われ、パキスタンではとても一般的である。2005年のある食品会社の調査によれば、トルコには291種類ものキョフテがあるとされる。[1] [2]アラブ圏の国々のキョフテは通常、葉巻型のシリンダーにより成形されている。
アラビア語の最古の料理本等の初期のレシピでは通常、味付けしたラム肉をオレンジ大に丸め卵の黄身で光沢を付けサフランを加えることもあった。調理法から西洋に受け入れられた時に金メッキや永続的なものと意味されていた。様々な地域に存在するキョフテだがその中でもイランのタブリーズ名物のクーフテ・タブリージ (Kufteh Tabrizi)は直径20cmと大きなサイズである。[3]
南アジア料理のコフテにはスパイシーなカレーが使われるのが一般的で、固ゆで卵が使われることもありインドやパキスタンのレストランや南アジアの家庭料理として広く食されている。固ゆで卵がスパイシーなコフテの肉の層に入れられたものはナルギシコフタと呼ばれ、イギリスのスコッチエッグはムガル料理であったこの料理にインスパイアされたとも考えられている。[4]インド北東部ベンガル地方ではテナガエビや魚、バナナ、キャベツ、ヤギの肉などから作られる。レバノン料理のカフタは牛の挽肉とタマネギ、パセリ、オールスパイス、黒胡椒、塩を混ぜて下ごしらえされる。モロッコではクフタはタジン鍋を使って調理される。[5]
呼び方 [編集]
キョフテやコフタはペルシャ語のkūftaから来ており、 کوفتن (kuftan)はたたくやかき混ぜる、挽く、肉団子等を意味している。[6]以下、各国での呼び名。
脚注 [編集]
- ^ Turkish Newspaper Article
- ^ Inegol Koftesi
- ^ Oxford Companion to Food, s.v. kofta
- ^ Oxford Companion to Food, s.v. kofta and Scotch egg
- ^ http://shahiya.com/english/recipes/basic-kafta-975
- ^ Alan S. Kaye, "Persian loanwords in English", English Today 20:20-24 (2004), doi:10.1017/S0266078404004043.