キャロル・ギリガン

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キャロル・ギリガン(左)とジェイムズ・ギリガン夫妻

キャロル・ギリガン(Carol Gilligan、1937年11月28日 - )は、アメリカ合衆国フェミニスト倫理学者、そして心理学者で、ローレンス・コールバーグと共に倫理的なコミュニティや倫理的社会について共に仕事し、また彼を批判したこと、倫理学における主体-客体問題でよく知られている。彼女は、現在ニューヨーク大学の教授で、ケンブリッジ大学の客員教授を務めている。1982年の著作『もうひとつの声―男女の道徳観のちがいと女性のアイデンティティ』(In a Different Voice)で知られている。

背景と履歴[編集]

キャロル・ギリガンはニューヨーク市のユダヤ系の家庭で育った[1]

彼女は法律家ウィリアム・フリードマンと幼稚園教諭マーベル・ケムニッツの一人娘として生まれた。彼女はピアノを弾き、学部時代はモダンダンスでキャリアを目指した。スワ-スモア大学をイギリス文学で最優等(summa cum laude)で卒業した。ラドクリフ大学で臨床心理学で修士号を取得。ハーヴァード大学で社会心理学で学位を取得した[2]

彼女は、1967年にハーヴァード大学で大学の教員としてのキャリアを始め、1988年にはハーヴァード大学の教育学部で終身教授権(テュニア)を与えられている。1992年-1994年の二年間ケンブリッジ大学でアメリカの歴史と制度のピット教授として教鞭を取った。1997年には、ジェンダー研究のパトリシア・アールベルク・グラハム教授職に指名された[2]

ギリガンは、2002年ニューヨーク大学で教育学と法学の正教授となるためハーヴァード大学を去った[3]。彼女は2008年現在、ケンブリッジ大学のジェンダー研究センターで客員教授をしている[4]

彼女は、医者でハーヴァード医学大学院の暴力研究センターの所長をしているジェームズ・ギリガンと結婚している[5]

受賞歴[編集]

著作[編集]

『もうひとつの声―男女の道徳観のちがいと女性のアイデンティティ』(川島書店 1986年)が最もよく知られている。ギリガンは、女性の心理学や女の子の発達についても研究し、教え子たちの数多くの研究の刊行に共著者として名を連ねている[4]。彼女は、2008年に初めての小説『キラ』(Kyra)も書いている[7][8]

著作リスト[編集]

  • In a Different Voice, Harvard University Press, (1982)
  • Mapping the Moral Domain: A Contribution of Women's Thinking to Psychological Theory and Education, Harvard University Press, (1989)
  • Making Connections: The Relational Worlds of Adolescent Girls at Emma Willard School, Harvard University Press, (1990)
  • Meeting at the Crossroads: Women's Psychology and Girls' Development, Harvard University Press, (1992)
  • Between Voice and Silence: Women and Girls, Race and Relationships, Harvard University Press, (1997)
  • The Birth of Pleasure, Knopf, (2002)
  • Kyra, Random House, (2008)
  • The Deepening Darkness: Patriarchy, Resistance, & Democracy's Future, Cambridge University Press, (2009) (with co-author David A.J. Richards)
  • a dramatic adaptation of the novel The Scarlet Letter, co-written with her son Jonathan and produced by[Prime Stage Theatre in November 2011

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Andra Medea. “Carol Gilligan”. Jewish Women's Archive. 2011年10月9日閲覧。
  2. ^ a b Linda M. Woolf. “Women's Intellectual Contributions to the Study of Mind and Society”. 2011年10月9日閲覧。
  3. ^ Joan M. Dim. “RENOWNED PSYCHOLOGIST CAROL GILLIGAN JOINS NYU FACULTY”. 2011年10月9日閲覧。
  4. ^ a b Gilligan to Be MHC Commencement Speaker”. Mount Holyoke College. 2011年10月9日閲覧。
  5. ^ Gilligan a pioneer in gender studies”. President and Fellows of Harvard College. 2011年10月9日閲覧。
  6. ^ The Heinz Awards, Carol Gilligan profile”. 2011年10月9日閲覧。
  7. ^ Gilligan Turns to Fictional Love Story in 'Kyra'”. NPR. 2011年10月9日閲覧。
  8. ^ LOUISA THOMAS. “Designing Woman”. ニューヨーク・タイムズ. 2011年10月9日閲覧。

外部リンク[編集]