キャリア

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キャリアcareer carrier

キャリヤ、とも。

それぞれ次の意味がある。

  • 経歴、職業歴。英語のcareerから。
  • 運ぶ役割を果たす何か。運び手、運び人、運ぶ機器 等々。英語carrierから。

career[編集]

カタカナでは一般に「キャリア」と表記する。ただし、careerのネイティブの発音は 「[kərˈɪɹ/kərˈɪə]」であり、最初の母音はあくまで弱母音で、ふたつめの音節にアクセントが置かれるので、あえてカタカナで書くと「カーァ」と書かれるような発音をしている。「リ」のほうが強調されるのである。

  • ひとりひとりの人生の中で、ある程度以上の年月 経験する職業で、次第に進む(高まる)類のもののこと[1]。職業内容の遍歴。経歴。→キャリア形成キャリアプランニングキャリア教育キャリアアップ(和製英語)。
  • (広く)職務の遍歴。
  • 特定の職域で実際に職業経験が積んである人。(人事採用の場面などで使われる表現。主に「未経験者」や「経験が短い人」との対比。)→プロフェッショナル、本職。
  • (「しっかりした企業勤めをして、自分の職業を重視している」といったニュアンス)→キャリアウーマン
  • 人生の遍歴。
  • 日本だけで使われている(思い違い、勘違い を含んだ)公務員用語)日本の公務員試験のうち国家I種を受験・通過し採用された者。他の公務員の仕事を軽視する傲慢な気持ちが(無意識のうちに)込められた表現。あえて普通の日本語で言えば「(オレたち公務員の中で)出世街道上にいる者」を指すための表現。→キャリア (国家公務員)

carrier[編集]

「キャリア」の他、「キャリアー」「キャリヤー」とも。 英語のcarrier[ˈkærɪɹ/ˈkærɪə]/) のカタカナ表記である。

carry 運ぶ」という動詞の派生語であり、「(何かを)運ぶ人・道具・装置」という意味の名詞である。一般に英語では、動詞から派生させる形で「(何かを)する人・物」を指す語をつくる場合は動詞の末尾に「er」を加えるが、carryの最後は「y」なので、音韻表記の都合上、「y」を「i」に置き換えたうえで「er」を足している。

日本語であえて言えば、基本的には、「運び」「運び人」「運搬者」「搬送者」「運び屋」「運搬業者」「運搬器」「運搬装置」などという表現に相当する。

運輸[編集]

電気・通信[編集]

  • 信号を乗せて運ぶ役を果たす、土台となっている波。信号(情報)を搬送する波 → 搬送波
  • 情報を運ぶための回線を提供することを主たる業務としている業者。たとえば携帯電話・PHS・IP電話などの回線インフラを構築しユーザに提供することを業務としている企業。「回線会社」「通信事業者」「電話会社」などのこと。→ 「通信キャリア」 (なお 和訳した場合は、オペレータオペレーター)ともいう)

物理学[編集]

生物・医学[編集]

  • 伝染性病原体(細菌・ウイルスなど)を体内に持ち、その病原体を他の生物に運び伝えてしまう結果をもたらす生き物のこと。→(まだ発病していない場合は)無症候性キャリア。(なお広義には、発病後のものであっても、ともかく他の生物に病原体を運び伝えれば「キャリア」と呼ぶ)
  • (遺伝学用語)劣性遺伝子をヘテロで持ち、自らは発現せず、もっぱらその遺伝子を次世代に伝える役割をする個体のこと。→劣性遺伝子
  • (遺伝子治療 関連用語)遺伝子を患者の体内に(DNA内に)伝えるベクタのこと(ウイルスなど)。→遺伝子キャリア

固有名詞[編集]

姓や企業名など

  • 英語の姓。
  1. ^ Oxford Dictionaries