キャニスター弾
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キャニスター弾(Canister shot: Case shotとも表記)とは大砲で使用される対人用の散弾である。 第二次世界大戦のM3 37mm砲から現代のラインメタル 120 mm L44まで様々な時代の火砲で使用されており、18世紀から19世紀にかけて使用されたぶどう弾とも類似している。
概要 [編集]
19世紀後半、砲弾が前装式からアームストロング砲に代表される後装式に変更されると散弾を直接装填するのは難しくなり、また、命中精度向上のために砲身内部にライフリングが刻まれるようになると、散弾を直接発射した場合砲身を傷めて寿命を短くする危険が出てきた。そこで、散弾を専用の容器(キャニスター)に納めたキャニスター弾が開発された。
火薬に点火すると散弾はキャニスターに収まったまま発射され、砲口から飛び出した後にキャニスターが分解して散弾をばらまく。
その性質上、直接照準で運用される野砲で使用されることが多く、主に砲兵の対歩兵近接戦闘や突撃する敵歩兵の排除などに用いられることが多かった。第一次世界大戦ごろからは機関銃にその地位を譲ることになるが、第二次世界大戦においてはアメリカ軍がM3 37mm砲で日本陸軍の歩兵突撃阻止に使用し、現在でも戦車の対歩兵近接戦闘用に生産されている。