キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ

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キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ
ジャンル アクションアドベンチャー
対応機種 プレイステーション3
Xbox 360
開発元 MercurySteam
小島プロダクション(監修)
発売元 コナミデジタルエンタテインメント
人数 1人
メディア PS3: BD-ROM 1枚
XB360: DVD-ROM 2枚
発売日 アメリカ合衆国の旗カナダの旗 2010年10月5日
欧州連合の旗 2010年10月7日
オーストラリアの旗 2010年10月19日
日本の旗 2010年12月16日
対象年齢 CEROD(17才以上対象)
売上本数 95768本 (日本のPS3版)[1]
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キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ』(英題: Castlevania: Lords of Shadow)は、コナミデジタルエンタテインメントから2010年10月5日(日本では12月16日)に発売されたプレイステーション3Xbox 360用ソフトのアクションゲーム

概要[編集]

ゴシックホラーアクションゲーム・悪魔城ドラキュラ(Castlevania)シリーズの1作。従来の悪魔城ドラキュラシリーズは日本のコナミで開発されていたが、本作はヨーロッパのコナミが中心となりスペインのゲーム開発スタジオMercurySteamで開発された。監修をメタルギアシリーズ小島プロダクションが行うのもシリーズ初となる。サブタイトルの「Lords of Shadow」は「闇の王」の意味。プレイヤーは「ガブリエル・ベルモンド」となり、ムチを使い魔物たちを倒して行く3Dアクション。ムチは攻撃の手段だけでなく、天井や壁面にひっかけて移動に利用することもできる。

2009年5月に行われたE3にて初公開された。当初はタイトルが伏せられており「MASK」と呼ばれていた。同年6月4日に正式タイトル「Castlevania Lords of Shadow」として発表された。日本ではPS2版『キャッスルヴァニア』以来、この冠名が7年ぶりに使用された。物語のタイムラインもこれより前で、シリーズ最古の時代となる。キャッチコピーは「「悪魔城ドラキュラ」新生」であり、本作は過去の作品年表等とは関連なく、「鞭を持った男が敵を倒す」という原点に戻り、悪魔城ドラキュラシリーズの設定を一から作り直し、再構築リブートされた始まりの物語である[2][3]。テレビCMも流された。

通常版のほかに、初回限定版も発売された。限定版にはソフトの他にアートブックやサウンドトラックCDが同梱されている他、PS3版は『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』のゲームアーカイブス、Xbox 360版は『悪魔城ドラキュラ ハーモニー オブ ディスペアー』を無料でダウンロードできるプロダクトコードも同梱されている。また、プレイステーション3本体(160GB)とメタルギアソリッド4のソフトを同梱したバリューパックも発売された。日本での発売前に欧米で累計出荷本数100万本を突破しており[4]、その後も順調に売上を伸ばした(後述)。

2011年に、海外では本作エンディング後のガブリエルの後日談、エピローグの真相が分かるダウンロードコンテンツ(DLC)の「Reverie」「Resurrection」が配信されている。2013年には、これら2つのDLCと続編の『宿命の魔鏡 HD』、『ロードオブシャドウ2』体験版が同梱されたコレクションアイテムが海外でのみ販売されている。

本作は、ゲーム雑誌「ファミ通」のクロスレビューにて、9・9・8・9の35点でプラチナ殿堂入りした。

また、スペインで開催された「Gamelab2011」でサウンド、アニメーション、技術、アートディレクション、音楽、プレスのベストゲーム、Gamelab2011のベストゲームの7部門を受賞し、本作で作曲を担当したOscar Araujoが第7回国際映画音楽批評家協会賞にてオリジナル作曲賞ビデオ・ゲーム/インタラクティヴ・メディア部門を受賞した。

本作は、発売された2010年にその年発売のコナミのゲームで北米で1番、ヨーロッパでは2番(1番はウイニングイレブン)目に売れるなど世界的にヒットし、悪魔城ドラキュラシリーズで最も成功を収めた作品となった[5][6]

ストーリー[編集]

西暦1047年。希望なき暗黒の時代、闇に覆われた世界。 天と人とは、邪悪な呪いによって分かたれていた。救われぬ魂が 大地を彷徨い、悪夢に潜む獣が、絶え間なき残虐を尽くす。 民たちは恐怖に怯えていた。唯一、「燈光教団」を統べる修道会は、 聖なる意志のもと、この渦を究明すべく、一人の相応しき者を使わした。 激越なる恐怖に克つ者、ガブリエル・ベルモンド。 最愛の妻マリーを無残に殺され、その傷が未だ癒えぬ男を選んだ理由が、 修道会にはあった。ガブリエルは命ぜられる。 「深き森に潜む、パンという名の古き精霊を求めよ。その者こそ、 汝を真実へと導くであろう」。精霊パンはかつて 修道会に接触し、マリー・ベルモンドという女の、 他界から呼ぶ声を伝えていたのだ。 「夫と話がしたいの」という悲痛な声を―。 やがてパンに邂逅したガブリエルは亡き妻の 幻影を見る。そして儚い希望と、戦慄と共に この使命を受け入れた。自らの疑問を明かすため、 真実を明かすために。戦士は森林を目指して 立ち上がる。愛する者をなくした、哀愁を胸に。

キャラクター[編集]

なお、日本語吹き替えの声優は全て『メタルギアソリッドシリーズ』での声の出演者のみで構成されている。

ガブリエル・ベルモンド - 藤原啓治 / ロバート・カーライル(英)
本作の主人公。燈光教団の戦士。教団の戦士たちは、各地の魔物を調査、退治しているが彼もまたその一人である。出自は不明で、幼少期の記憶もない。クロンクヴィスト家の私生児なのではないかと噂されたが結局は謎のままであった。そのため、「ガブリエル」という名は教団が大天使ガブリエルからとった名前であり、「ベルモンド」も彼が愛する山地と高地からとったものである。幼いころに拾われ、その後訓練を受けた彼は秘めたる戦闘能力を発揮し、瞬く間に教団一の戦士となった。孤独な彼の唯一の拠所は幼馴染のマリーであり、ふたりはやがて結婚し、幸せな生活を歩もうとしていた。その矢先マリーは何者かに殺されてしまう。悲しみに暮れるガブリエルは、死者を蘇らせる力を持つと言われている「ロード・オブ・シャドウ」を求めて、復讐の炎を激しく燃やしながら教団の長老の命により旅に出る。彼には沈みがちで精神的に不安定な部分があり、幼なじみの愛する女性マリーの死はその傾向に拍車をかけた。
ゾベック - 麦人 / パトリック・スチュワート(英)
燈光教団の戦士。年老いた外見とは裏腹に卓越した戦闘技能を発揮する。バトルクロスを用いるガブリエルとは違い、ロングソードを武器に戦う。密かにガブリエルを追跡しており、襲われていた彼を救って以来協力するようになる。その後、二手に分かれてロード・オブ・シャドウの手掛かりを探索することに。作中の語りはその過程で書かれたゾベックの自叙伝である。彼は古めかしい修道服を好んで着る。本人曰く、修道会設立者の一人である彼の祖先から受け継いだもの。しかしその正体は教団の設立者である三人の内の一人、ロードオブシャドウの一人である死神 「ネクロマンサー・ロード」である。かつては勇敢な戦士で経験豊富な魔術師であった彼は、他に並ぶ者がいない賢人だった。人々から深く敬愛される人格者であった彼は、コーネルやカーミラと共に教団を作った男だった。内なる高ぶりに駆り立てられた彼はさらなる力を求め、その見聞きする全ての邪悪や不正との戦いを始めた。この善行を為したいという思いから彼は墜落し、天界へと召された彼が残した抜け殻は、彼がかねてあらゆる邪悪の権化と呼んでいたネクロマンサー、死そのものの化身となった。
マリー・ベルモンド - 井上喜久子 / ナターシャ・マケルホーン(英)
ガブリエルの幼馴染であり、妻。常に夫、ガブリエルを支えていた。故人。とある裕福な商家の娘で、マリーにとって燈光教団の教えはいつも正しく、頼もしく、仰ぎみるものである。快活で好奇心旺盛なマリーは、折につけ家の仕事を放り出しては修道院を訪れ、家事をして彼らを手伝っていた。そんなある日、彼女は運命の人と出逢う、それはガブリエルという名の少年だった。二人はともに育ち、やがて将来への約束を交わすようになる。そして日の光溢れるある朝、人々の祝福の中、二人は永遠の愛を誓った。ガブリエルにとってマリーはひかり輝く太陽の様な存在であり、彼女が笑うだけでガブリエルの中に渦を巻く暗い嵐は吹き散らされた。しかしマリーは何者かに命を奪われてしまう。そしてガブリエルは復讐を誓う。
パン - 大塚明夫 / Aleksander Mikic(英)
湖の番人と呼ばれる野生の森に棲んでいる古代の精霊。死者の魂が集う忘却の湖を護っており、マリーの声を伝えるために教団に護符を残す。鷲や馬に姿を変えてガブリエルの行くべき道を指し示す。パンを邪悪な好色家と評する者がいる一方、力強く善意に溢れた半神半人だと評する者もいる。かつては一柱の神として崇められ、平和を好み、生きとし生ける者全てを護る道を選んだ。邪悪な者と戦うために魔法の銀の鎧を纏っていたパンは、数百年ぶりにシルバーウォリアーとなりガブリエルに最後の試練を与える。
クローディア - 小林ゆう / エマ・ファーガソン(英)
口をきくことの出来ない孤児の少女、ライカン族に滅ぼされたアガルタの街の最期の生き残りであり、彼女の父親が作った黒騎士・ゴーレムに守られていて、特殊な方法で声を発する。アガルタの都市を建設したのは、その寿命が数百年に及ぶ長命な種族に属する人々で、クローディアもその特徴を受け継いでいる。忠実な守護者である黒騎士との交流により、精神感応能力を開花させた。この力はクローディアの先祖も使っていた意思伝達方法であり、全身を装甲した守護者との間に育んだ強い絆は数々の局面で二人を危機から救ってきた。勇敢で楽観的な性格であり、どんな危機にも怯まない精神の強さを持つ。しかし心の奥には、決して消える事のない愛する父を失った悲しみが沈殿している。
コーネル・スタベル- 銀河万丈 / リチャード・ライディングス(英)
教団創設者の一人であり、創設者三人の中では最年少だが戦士としては最も優れていた。ゾべックやカーミラとは異なり、あまり魔力は使わず他の誰にも使いこなす事が出来ない巨大な槌で戦う事を好んでいた。天界へと召された彼の残した抜け殻は、残された怒りと肉体の強靭さが融合し、ライカン族を束ねる王、ロード・オブ・シャドウの一人「ライカン・ロード」となった。
オーロックス/ブローナー - 山口太郎
強大な力を持つ悪魔で、遥か昔にヴァンパイア・ロードの手によって今の姿に変えられた。一般的にはヴァンパイアとなってさほど年数の経たない者は、凶暴な外観をしているが、更に時間が経てば人間の姿を取り戻す。だが元々、魔界に住む悪魔の兄弟であるため、いつまでも禍々しい姿のまま、ヴァンパイア軍団長として女王に永遠の忠誠を誓っている。彼らがどのように現世に現れたのかは一切不明。
大修道院長ビンセント・ドーリン - 龍田直樹 / エイドリアン・シラー(英)
ウィゴールの大修道院長、この大修道院は長年、静寂と瞑想の地であり、院に起居する修道士達は偉大な書士とみなされ、彼らの手になる精巧な写本の威光によって、院は聖なる巡礼地として知られるようになった。現在、院長職にあるドーリン神父は、かつてはウィゴールの民の為に立ち働く、誠実で思いやりのある善人だった。博識な哲学者であり、図書室での膨大な古文書の研究にその身を捧げて来たが、長年に渡って外界との交わりを断ち研究に没頭し続けた結果、視力を半分失い、精神は狂気へと傾き今では巧緻な仕掛け罠の奥に身を隠す、よこしまな臆病ものになり下がっている。ヴァンパイアが来襲した日、ドーリンは図書館の奥深くに隠されていた邪悪な物を退ける聖水を発見した。そして彼は神聖なる書物と己の安全のみを守るために、自分以外の人間を大修道院から全て追い払い、俗世との接触を断絶し、人々から古代の遺物である聖水の庇護を奪い去った。
ローラ - 菊地由美 / Grace Vance(英)
カーミラを母様と呼ぶヴァンパイアの少女。遊び半分でガブリエルにチェスの勝負を申し込む。ローラは自分の子供のような外見を利用して、多くの者を死に至らしめて来た。見かけによらない冷酷な殺し屋であるローラは、血を求める欲望の為に、何百年も数多くの無垢な人間を殺してきた。子供の外見と成熟した大人の狡猾さと知力を持ち、獲物を楽しみながら殺す残忍な一面を持つ。一人休息をとる時は、暖かさと安らぎに満ちた失われた遥か遠い生活の記憶を思い出し、美しい歌声の子守歌が闇の中ローラを包み込んでいる。
ババ・ヤーガ - 小林ゆう/ Eve Karpf(英)
歪な装飾で着飾った、多くの民間伝承で伝えられる魔女。ガブリエルに冥界への道を教える事を条件に、ガブリエルを小さくして、自前のオルゴール内にある一時的に美女に変身できる青いバラの採集を依頼する。冥界に続く道を知ると言うが、その心根は邪悪そのものであり、彼女に何かを頼むのは極めて危険な行為である。黒の魔女マルファスが、要塞を囲む山に住む見目麗しい魔女であった頃、要塞に住む王子に恋をした。だが王子はババ・ヤーガにより惨たらしい最期を遂げる。これに悲観したマルファスは塔の最上階から身投げし、体は粉々に砕けたが奇跡的に生き残り、肉を啄むカラスを捕えてくらい続けた結果、怪物へと姿を変えた。マルファスが邪悪な魔法で創ったカカシは、場合によってはその動きを封じて力をそぐ、という役割が与えられており、常にババ・ヤーガの動向を油断なく見張っている。ババ・ヤーガはガブリエルが冥界へ発った後、ゾべックの手により最期を迎えた。
カーミラ・クロンクヴィスト - 桑島法子 / Sally Knyvette(英)
ヴァンパイア族を束ねる女王で、ロード・オブ・シャドウの一人である「ヴァンパイア・ロード」。教団の創設者の一人であった彼女は、天使の羽を授かっていたが、長年の悪用の所為で今ではその真の力を発揮することはできない。ロードオブシャドウとなる前の彼女は、生命を愛おしむ女性だった。彼女は人口生命の研究で他者の命を弄ぶフランケンシュタインに、相応しい報いを与えると誓った。そしてヴァンパイア・ロードの力を以ってその誓いを果たした事を知る者は少ない。
ネクロマンサー - 大塚芳忠
ネクロマンサー・ロードが支配する区域「冥界」でガブリエルを待ち構えている。闇の力で使者を操る、邪悪な黒魔術師であり、あらゆる死者を操る事ができる。直接の戦闘は行わず、有史以前のドラゴンの化石に魔力のルーンを用いて、悪霊を取り憑かせドラコリッチとして蘇生させる。
謎の存在(サタン) - 杉田智和 / ジェイソン・アイザックス(英)
ある人物に策謀と助力を与え、全て裏から糸を引いていた真の黒幕。かつては天界に住む天使だったが、純粋な力による人間の支配を説いたため、天界から追放され堕天使となった。以来神に対して憎悪と棄てられた恨みを抱き続け、再び天界に戻り神を打倒するべく、ロード・オブ・シャドウらを操り、人間界で神の力を超える唯一の術「神の仮面」を手に入れようとした。
魔槍を使った肉弾戦の他、仮面によって光と影両方のエナジーを用いて、強力な破壊呪文や異世界から悪魔的な力を持つリーパーを召喚する等、想像を絶する力を手に入れたが、人間界に縛られる彼は、神に選ばれし者に対する弱みを抱えており、その力を完全に発揮する事が出来ない。
チュパカブラ - 小島秀夫 / ジェイソン・サンプソン(英)
ガブリエルの持つ古代の遺物を盗む関西弁の魔物。彼を懲らしめる事で古代の遺物を返してもらえるが、一瞬で別の場所に移動するため一筋縄ではいかない。実は妖精に興味がある。
忘れ去られし者 - コリン・マクファーレン(英)
ベルンハルトが召喚し創設者達が封印した悪魔。長年、創設者が創造した空間の奥へと封印されていた恨みを晴らすべく世界を滅ぼそうと目論む。ロードオブシャドウを倒した事によって創設者達による封印が弱まり、ローラはガブリエルに助けを求める。罪を悔い改め、やり直す為にガブリエルは今一度世界を守るためローラと共に立ち上がる。自らの力の一部を使い、外へと繋がる扉を開いている間に戦闘が始まる。一度の戦いで倒す事は出来ず、彼とは二度戦う事になる。巨体に似合わず身軽で素早く、巨大な剣や鎖付きのモーニングスターを操り、投石や光線などでガブリエルを翻弄する。

用語・設定[編集]

燈光教団
神に仕え、悪を滅ぼすのが目的。サタンが蘇るたびに熾烈な戦いを繰り広げてきたが、光と闇の均衡を神の側に引き寄せる事に成功する。道中の教団の戦士から手に入る巻物は、次作の宿命の魔鏡で所持していた人間が死ぬと生前の思いが記される特殊な物だと判明する。
バトルクロス
教団戦士の多くがより伝統的な装備で戦うのに対し、ガブリエルにはこれが授けられた。重量のある鉄製の十字架で、高名な錬金術師リナルド・ガンドルフィが鍛えた武器が装備されている。教団が数世紀の昔に初めて入手した古代の遺物の一つであり、本体自体に特別な力はなく、詳細な起源は謎で、殉教者を磔にするための釘から作られたとささやかれている。リナルドは娘をヴァンパイアに攫われたため、対抗手段としてこの武器を製作した。上部に装備されている伸縮自在な鎖の先端には鉤が装着されている。この鎖は鋳造の際に聖水が使用されており、聖性を帯びている。強く振るうことによって放たれた鎖は敵に対して肉を削ぎ落とすほどの強い打撃を与える。また、可能な個所に引っかけることによってワイヤーの如く使用することができ、機動性を上げることにも一役買っている。鎖はスパイク付きの物も存在するが、教団の長老はバトルクロスが本来持つ神聖さとスパイクの残虐さとは釣り合いが取れないと考えたため、使用することを認めなかったが、リナルドはいつか必要とする時が来ると予測し破棄することなく教団霊廟の一つに隠した。スパイクチェーンは障害物を切り裂いたり、危険な怪物の首のまわりに巻きつけて服従させることが可能。さらにリナルドはバトルクロスに接近戦、とりわけ夜にはびこる邪悪な怪物と戦う為にさらなる装備追加を望み、そこで彼は「杭」のアタッチメントを考案した。ヴァンパイア退治には非常に有効であり、ガブリエルが吸血鬼長ブローナーを倒しウィゴール村を救った事で、村人はガブリエルを神の救世主と称え、バトルクロス・チェーンウィップを「ヴァンパイアキラー」という異名で呼ぶようになった。
命の魔力石のメダリオン
燈光教団の戦士が普段から身につけている物。空きのスロットに魔力石をはめ込むことで、所有者の体力を回復する事が出来る。また、5つあるスロット全てに緑の魔力石をはめ込むと体力の上限が上がる。
光の魔力石のメダリオン
燈光教団のメンバーの多くは、この魔法の円盤を所持している。この円盤は、エナジーオーブを光の魔力に変換する力を持ち、5つのスロット全てに青い魔力石をはめ込むと、光の魔力の器の容量を増大させる事が出来る。この個体はゾべックとガブリエルが初めて出会った際、ゾべックから手渡されたものである。魔力の発動中は一部のサブウェポンが強化され、鞭で敵にダメージを与える事で、ガブリエルの体力を回復できる。
影の魔力石のメダリオン
このメダリオンは、教団でも選ばれた数人しか身につけていない。多くの者は影の魔力を使う事を恐れ、現実への応用を避けるが、邪悪な存在を倒すためには光と影の魔力両方を学ばねばならない、と考える者もいる。このメダリオンにより、エナジーオーブを影の魔力に変換する事が出来る。これも空きのスロットに魔力石をはめ込む事が可能で、5つのくぼみ全てに赤い魔力石をはめ込むことで、影の魔力の器の容量を増大させる事が出来る。魔力の発動中は一部のサブウェポンが強化され、鞭の攻撃力が上昇する。
タイタン
かつて偉大さを誇ったヨーロッパ文明の残した巨人兵器。ローマ以前、古代ギリシャ以前、この大帝国は他の全てを圧倒する科学技術を有しており、その最高峰ともいえるのがこのタイタンだった。「魔術戦争」と呼ばれる大戦でかつて繁栄した文明は滅亡し、同時にこの技術の結晶も失われた。天国とこの世を隔絶する闇の呪文が唱えられた時に、死者の魂が召喚され、何故か魔力のルーンに新たなエナジーを与えた。その力がタイタンを再び立ち上がらせた。強大な力を秘めた芸術品を専門に制作するメイジスミスの発明の大半は、魔法の衣服、あるいは魔法の武器、鎧といったように一般的に使用されるものだったが、特筆する素晴らしい発明と言えばこのタイタンである。ロードオブシャドウとの戦いに投入されたタイタンは、本来の建造目的とは異なる攻勢作戦の中、最終的にはその大半が破壊されてしまった。
銀の短剣
驚くべき正確さで投げられるように調整がされている。銀で作られていて、握りには聖者の小骨が埋め込まれているため、魔物に対して極めて高い威力を発揮する。特にライカン・ロードの配下には非常に有効で、人間から魔物と化したライカンスロープ程度なら一撃で仕留める事が可能。
闇のクリスタル
水晶の様な構造をしていて、これは影のエナジーが高い集積度を示す地域で見られる、とある現象の結果のものである。この場所では魔法をかけられた大地が突如噴火し、特徴のある晶洞石のような物が作り出される。純粋な影の魔力であり、メダリオンよりも遥かに不安定、かつ危険。強力な力を秘めていて、完成したクリスタル一つあれば闇の世界から悪魔を呼ぶ事が出来る。闇のクリスタルを使用することでガブリエルの周りの敵に大ダメージを与える事が出来る。
妖精
人類と文明の発展に追いやられ、世界の片隅に身を潜めながら生きる神秘の種族。「塚の人、シー」とも呼ばれている。森や草地を住み処としている彼らは普段は花々の中に身を隠している。土から生まれ、十分に成長するまでは美しい花の姿をしている。伝説によれば、妖精の女王は人間に対しても、妖精一族に対するのと同様の庇護を与える事があると言われている。妖精を使用することで敵の注意を惹き付けたり、動きを止める事が出来る。
聖水
一見、からの瓶のように見えるが底の部分には聖なる水が数滴付着している。14人の聖なる介護者が絶えず流す涙で、水を清める為に使われ、闇の怪物に対する有効な武器として用いられる。地面に叩きつける事で、ヴァンパイアに多大なダメージを与える聖なる炎が噴き上がる。
闇のガントレット
黒騎士が装備している物。アガルタのメイジスミスが持つ技術の一部で、本来は黒騎士・ゴーレムの為に作られたものではないが、制作最終段階である理由でゴーレムに魔力融合された。クローディアの父は、愛する娘を守るためにはゴーレムに完全な力と恐るべき腕力が備わっていなければならないと考えた。だがその裏には更なる邪悪な目的が隠されている。ガントレットを装備することでスイッチを起動させたり、障害物を殴り飛ばすことが可能になる。
サイクロン・ブーツ
教団が大昔にコーネルに授けた献呈品。非常な距離をとつてもない速度で移動することが可能になる。コーネルがライカン・ロードとなった後に影の魔力を使った改造が施され、猛烈な突進攻撃を可能とする強力な武器へと生まれ変わった。ブーツを装備することでダッシュが可能になり、仕掛けを解いたり封鎖された扉を突進で突破する事が可能になる。
熾天使の翼
カーミラの献身と心の純粋さをたたえた教団が彼女に授けた古代の遺物。大天使の羽で製造された熾天使の翼を装着すると、本来は短い距離で空を飛ぶ事が可能だったが、ヴァンパイア・ロードに墜落したカーミラの数百年に渡る悪用のせいか、今は真の力のごく一部しか残されていない。翼を装備することで二段ジャンプが可能になり、通常のジャンプで届かない場所へ行く事が出来る。
ライカン
ライカン・ロード「コーネル」を祖とする人狼の一族。本作では獣化は病の一つであると定義されており、道中で襲ってくる人狼たちは皆その感染者たちである。様々な種類が存在し、通常の人狼(ライカンスロープ)や戦闘や移動に特化した巨体種(グレートヴォルグ)がいる。集団で襲撃してくるが、あまり統制がとれていなく戦闘方法としては粗雑である。彼らには、銀が有効なためナイフを用いると戦闘を優位に進められる。
ヴァンパイア
ヴァンパイア・ロード「カーミラ」を祖とする吸血鬼の一族。彼らに咬まれ吸血された者はこの眷族に属することとなる。通常は古城や地下など太陽光のとどかない場所に潜んでいるが、それが遮られれば獲物を探しに飛び回る。吸血鬼になって間もない者は大きな翼を生やした異形をとるが、齢を重ねるうちに元の姿に戻っていく。また、オーロックスやブローナーのように悪魔から吸血鬼化することもあるため、必ずしも人間だけが変貌するわけではない。彼らもライカン同様に集団戦法を取るが、ウォーリアーと呼ばれる戦闘員で構成される軍隊が存在するため統率のとれた動きをする。ただし、聖性を帯びた物にはかなり弱い。そのため、彼らに対しては聖水が大きな威力を発揮する。
ロード・オブ・シャドウ
かつて燈光教団の創設者達が悪と戦い続けるために天界に上り聖霊となった後の抜け殻ともいえる存在。彼らの心に潜む魔物であり、本来とは違う悪しき存在へと変貌してしまった。聖霊とは一心同体であり、ロード・オブ・シャドウを倒す事は聖霊となった創設者達を倒すのと同義である。力の象徴である仮面の欠片は一つになる事で強大なものとなる。

サウンドトラックCD[編集]

001.Besieged Village
002.The Warg
003.Hunting Path
004.The Dead Bog
005.The Swamp Troll
006.The Ice Titan
007.Labyrinth Entrance
008.Waterfalls of Agharta
009.Agharta
010.Cornell
011.Maze Gardens
012.Castle Hall
013.The Evil Butcher
014.Laura's Mercy
015.Carmilla
016.The God Mask
017.Belmont's Theme
018.The Last Battle (Final Confrontation)
019.The End
020.Love Lost (The Last Battle)

初回限定版に同梱されていたサウンドトラックCD。()の曲名はCD読み込み時の物で説明書の記載と異なる。作曲はOscar Araujo、編曲はDavid Hernando。なお、これが本作の全曲ではなく、収録されていない曲もある。海外では単品での販売がされているが、足りない曲はiTunesから購入する形式になっている。

主なスタッフ[編集]

  • プロデューサー: Dave cox
  • ディレクター&ライター: Enric alvarez・Jose luis marquez
  • ミュージック: Oscar araujo
  • キャラクターデザイン & イラストレーション: Jose luis vaello
  • リードプログラマー: Jose dario halle

関連商品[編集]

攻略本
  • 「キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ 公式コンプリートガイド」
エンターブレイン発行。2011年1月17日発売、1890円。271ページ。

脚注[編集]

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  1. ^ ファミ通 ゲーム白書2012
  2. ^ 『キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ』の続編、近いうちに発表か?
  3. ^ 『キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ』プレイインプレッション
  4. ^ 公式ティザーサイトには海外で100万本突破と記載されていた。
  5. ^ Castlevania: Lords Of Shadow 2 – a titanic series overhaul edge-online.com June 6 2013
  6. ^ 『悪魔城』シリーズで最も成功を収めた作品は『Castlevania: Lords of Shadow』 - コナミDave Cox氏 INSIDE GAMES 2013年5月20日

関連項目[編集]

本作の設定に準ずる作品。

外部リンク[編集]