キャシャーン Sins

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キャシャーン Sins
ジャンル SFアニメ
アニメ
原作 竜の子プロダクション
(『新造人間キャシャーン』より)
監督 山内重保
シリーズ構成 小林靖子
キャラクターデザイン 馬越嘉彦
アニメーション制作 マッドハウス
製作 キャシャーン Sins Project
放送局 独立UHF系放送局を参照)
放送期間 2008年10月1日 - 3月15日
話数 全24話
コピーライト表記 ©2008 タツノコプロ
キャシャーン Sins Project
漫画
原作・原案など タツノコプロ/
キャシャーン Sins Project
作画 竹井正樹
出版社 ジャイブ
掲載誌 月刊コミックラッシュ
発表期間 2008年12月号 - 2009年7月号
テンプレート使用方法 ノート

キャシャーン Sins』(CASSHERN Sins)は、テレビアニメ新造人間キャシャーン』を原典として作られた、日本テレビアニメ作品。2008年10月から2009年3月まで放送。また、ジャイブ刊『月刊コミックラッシュ』で2008年12月号から2009年7月号まで漫画化作品が連載された。作画は竹井正樹

目次

[編集] 概要

原作の内容を思わせる情報の断片も語られているが、その世界観・ストーリーは原作とは異なる独自のものとなっており、一概にリメイク版とは言い切れない作品となっている。その観点からしてみると世界観は実写映画版である「CASSHERN」を受け継いでいるといえる。

原作の持ち味であった“ 終末感漂う荒廃した世界で繰り広げられるシリアスなストーリー ”を継承した本作は、山内重保監督の作風(俗に“ 山内節 ”と言われる)とのマッチングを見せており、ある意味、原作以上にシリアスでダークなストーリーが展開されている。取り分け人間が殆ど登場せず、人造人間側の世界の視点から見た世界観が特徴。比較的緩やかな展開で進むが、毎回の様に謎めいた問いかけが成されて物語は進んでいく。

尚、"sin"とは英語で"罪"の意味で"sins"はそれの複数形。

キャストに関しては七年ぶりに主役を演じる古谷徹を初め、皆口裕子チョー矢島晶子内海賢治などベテラン声優で固められ、ゲストキャラも石田彰関智一が演じるなどこちらもほぼベテラン声優で固められており、いわゆるアイドル声優が起用されることの無かった昨今では珍しい作品である。ちなみに旧作から引き続き出演しているのはブライキングボス役の内海賢治ただ一人である。

[編集] イントロダクション

荒廃した世界にて、長い眠りから目覚めたキャシャーン。目覚める前の記憶を失っていた彼は、何故か襲い掛かってくる敵と戦いながら自らの記憶を取り戻さんとする。

荒野をさすらうキャシャーンは、やがて様々なロボットや人間と出会い、自身の背負った“罪”を知ることになるのだった…。

[編集] 登場人物

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[編集] 主なキャラクター

キャシャーン
古谷徹
「滅び」と呼ばれる終末の世界でただ一人、自己再生可能な身体を持つ青い瞳の男。
多くのロボットは「滅び」により体が錆に侵食されていくが、キャシャーンの体には錆も無ければ、どんな傷も癒えてしまう能力が備わっている。が、傷が癒える時にはかなりの苦痛が生じる。
リューズ曰く、キャシャーンは「ブライキング・ボスの命でルナを殺害し、世界に滅びを招いた厄災者」であるが、キャシャーン本人はその事を全く覚えていない。又、記憶の無いまま、何時意識が戻った(目覚めた)のかも不明。
目覚めた後は「キャシャーンを食らうと永遠の命が手に入る」と噂され、「滅び」の恐怖に中にある多くのロボット達からその命を狙われている。自分の名前を含めた全ての記憶を失っており、身体には圧倒的な戦闘力を有しているが、普段は穏やか。相手の敵意の持ち方を繊細に察知し、相手によって対処の仕方も変わるが、身体的に窮地に立たされた状態になると自らの意識が封じられ、目が蒼く光る。またこのとき、一人称が「僕」から「俺」に変化する。その際、戦闘力が飛躍するのだが、それと同時に自制が効かなくなってしまい、敵意の無い相手までもがキャシャーンの標的となってしまう。
その後、旅先で「ルナが生きている」と言う噂を耳にし、「ルナに会う」と言う目的を持つ様になる。
キャシャーンは「子孫を残す事ができ、成長する事も死ぬことが出来るロボットの誕生こそが、ロボットが人を超え、神になる時」と言うブライキング・ボスの思想の元、オージの手によって作られた3体の内の1体であった事が判明する。しかし、ブライキング・ボスが言うには過去のキャシャーンは生粋の殺戮マシンであり、ルナ殺害以前には現在の様な自我を持っていなかったらしい。
機能的には3体(キャシャーン、ディオ、レダ)共に失敗作であり、又、作成時にはキャシャーンには今の様な極度の自己再生能力など無かった事から、ルナとの接触の過程で、キャシャーンの体に何らかの変化が起きたとオージは推測している。なおマスクをオンオフするシーンはあるが、ヘルメットに関しては場面によって切り替わっているだけで、どのようにして装着しているのかは不明である。なおヘルメットは旧作では壊れなかったが、本作では第24話のブライキング・ボスとの戦いで粉砕されている(第23話のディオとの決戦で角飾りが一部折れている)。原作同様に、腰に銃のような形のブースターを装備しているが、旧作ほど使っていない。第23話で一度は戦いを捨てるが、第24話にブライキング・ボスとの最後の戦いを行い、ルナに「死を忘れたら戻ってくる」と言い残し、行方不明となる。
リューズ
声:宮原永海
キャシャーンを「滅び」を生み出した存在として憎み、その前に度々姿を現す女ロボット。並みのロボット数体なら瞬殺できるほどの戦闘能力を持ち、左腕の収納式の刃物を武器とする。
姉・リーザはドゥーンやニコとともにルナの護衛をしていたロボットの一人であったが、ブライキング・ボスの刺客として現れたキャシャーンによって負傷し、最初の「滅び」の犠牲者として息を引き取った。リューズは姉が今際の際に遺したキャシャーンへの憎しみから、姉と世界の仇としてキャシャーンを破壊しようとつけ狙っていた。
しかしキャシャーンと接触するうちに、キャシャーンの中に生まれていた罪悪感と責任感を知り、「キャシャーンには、自分のやった事を思い出す責任があり、それまで死ぬのは許さない」と破壊を中断。その後ルナ存命の噂を聞き、それが本当ならば何故リーザは「滅び」を受けたのかと言う疑問を持ち、複雑な思いを抱きながらも同じくルナを探すキャシャーンと行動を共にする。度々キャシャーンに対して恋愛感情的なものがあるような描写が描かれている。
第24話で人里離れた山の中で、戦いから離れたキャシャーン達と暮していたがついに力尽き、キャシャーンの腕の中で死亡した。
リンゴ
声:皆口裕子
“人間みたい”なキャシャーンに興味を持つ無邪気な少女。
「滅び」が始まっている身体をオージに直して貰いながら、オージと共に移動生活をしている。
海辺で遊んでいる所でキャシャーンと出会うが、賊に襲われたリンゴを救う為に自制を失ったキャシャーンに怯え、その場は逃げてしまった。
しかしその後は、行く先々で会うキャシャーンになつき、信頼を寄せている。
本人曰くロボットということであるが、人間のように涙や血を流す描写もある(キャシャーンも同様)。
最終回ラストは成長した彼女のモノローグで締めくくられる(オージ達の死から数十年後)。
彼女の正体については不明であるが、(自身が宿すはずだった赤ん坊の事を思い出している)レダと対面した時にもレダに懐かしむように「おまえは?」と聞かれていることや、成長後の容姿がレダに比較的似ていること、最終話の彼女の「生きてそしていつか死ぬ最初の...」というモノローグ等から、おそらくブライキングボスが望んだロボットの進化系と思われる。
オージ
声:チョー
世界を旅しロボットを修理して回る技術者ロボットであり、リンゴの保護者。
かつては「滅び」が始まる前の世界でブライキング・ボスに仕えており、「人間を超える」という思想のもと子孫を残すことができるロボットとして、キャシャーン、ディオ、レダを作製した生みの親であった。
ルナの死亡後はブライキング・ボスと同じく「滅び」が始まった原因が自分にもあること、そして「滅び」の進む世界の中荒れ果てたロボットの心に絶望して放浪していたが、そんな中まだ赤ん坊であったリンゴをロボットと人間の屍山血河の中から発見、「滅びに逆らう存在」である彼女を自分の希望の光として育て守り抜く決意をする。
旅先でキャシャーンやブライキング・ボスと再会、キャシャーンにその出生の秘密と、不死身の体やその自我についての謎について話す。
第23話の戦い後、山の中で花を育てながら生きていたが、第24話で眠るように死亡する(死因が滅びであったのかどうかは不明)。
ルナ
声:矢島晶子
月という名の太陽」と呼ばれる、他者に「生」と「死」を与える力を持つ少女。
ロボットにも人間にも等しく命を与える存在とされ、両者からも愛されて暮らしていたが、「世界の支配者は二人はいらない」とするブライキング・ボスの命令によってキャシャーン、ディオ、レダに追われ、キャシャーンによって胸を貫かれ消息を絶つ。ルナが死んだとされて以来、ルナの中にあった「死」が全て世界に溢れだし、キャシャーンは不死身の肉体となり、ロボットを含む全世界はその後長い年月を経て「滅び」が進む荒廃した世界へと変わってしまった。
過去のルナは永遠の命ばかりのいびつな世界に対して自然な「死」を与える存在だったが、「死」を全てなくしたルナは数百年の時を経て不死となって復活、その後は逆に「死」を忌み嫌い、不自然な「永遠の命」を与える存在となる。ルナの血を与えられたロボットは錆だらけの状態であっても、錆が無くなり、永遠の命を得ることが出来る。ただし、一定以上滅びが進んでしまったロボットはルナの血も効果が無いらしく、彼女自身も救うことは無い。なお元々人間であったのか、ロボットであったのかは不明。
ブライキング・ボス
声:内海賢二
「滅び」の世界を彷徨う男。
かつて人類の上に君臨し世界を統べたロボット帝国の“”であったが、人々から支持を集め出したルナを疎ましく思い、キャシャーン、ディオ、レダの三人にルナ抹殺を命じ、ルナを抹殺することに成功したものの、それにより世界に滅びが広がり、皮肉にも自身の王国と軍団を滅ぼしてしまう。その後はかつての野望を捨て、フードで頭を多い、荒野の隠者の様な姿になって、滅びゆく世界を放浪しながら、死んでいったロボット達の墓を作っていた。キャシャーンに「滅び」の矛が向かない事を心良く思っておらず、「俺達みんなが(キャシャーンを含めて)世界に落とし前をつけなきゃならねぇ。滅びるなら全て」と考えていたが、23話のラストにて、世界がさらに滅ぶことに耐えられず、残ったロボット達を率いて、ルナの元に向かい、癒しによって、再生されたロボットによって、再び帝国を作ろうとしたが、自身はかつての罪悪感からか、癒しを受けなかった。
24話では、ファンサービスもあってか、旧作の姿を彷彿させる帽子を着用してキャシャーンに挑み、敗れるも死の間際「これで今までのことはこれでチャラにしてもらう」といった半ばキャシャーンに倒されることを望んでいたとも受け取れる台詞を言う。
旧作『新造人間キャシャーン』では彼が率いていたのは、『アンドロ軍団』だが、本作では単に『ロボット軍団』と呼ばれている。
フレンダー
キャシャーンが立ち寄った「死を受け入れたロボット達の村」で、レンチやルート(後述)と共に暮らしていた犬型ロボット。レンチたちに比べると、「滅び」がほとんど進んでいない。
レンチは自分たちが「滅び」を迎えた後にフレンダーが孤独になることを心配し、キャシャーンに連れて行って欲しいと頼んでいた。
キャシャーンや凶悪なロボットたちがレンチに襲い掛かろうとした時には身を張って立ち向かうが、結果的にレンチたちがキャシャーンのせいで「滅び」を迎えたことでキャシャーンを警戒するようになり、レンチの「滅び」を見届けた後に村を後にし、キャシャーンを追う。キャシャーンとの一騎打ちの後に彼の想いを理解したのか、キャシャーンを殺すことなく共に旅をすることになる。また、24話のラスト、数十年後のリンゴと共に健在であった。
旧作ではキャシャーンの乗る乗り物に変形していたが、本作では変形せず、物言わぬ大切な仲間という感が強かった。
ディオ
声:森川智之
色こそ違う物の、外見がキャシャーンと酷似している男。(デザイン的にはOVA版のキャシャーンに近いアレンジ)
外見のみならず、戦闘能力もキャシャーンに引けを取らない(劇中「スペックとスキルは同じ」と言われている)。しかしキャシャーンのように自己再生能力がなく、かつてキャシャーンに敗れたことがトラウマになっていることから(左側の角はその時折られたもの)比較される事を極度に嫌い、キャシャーンに対し異常な執着を見せ、度々暴走してはレダに宥められる。
キャシャーンの秘密を暴く事で世界の「滅び」を止め、その上でその世界を支配しようと考えており、「過去の王」であったブライキング・ボスの様なロボット軍団を組織しようとしていたが、次第にキャシャーンと戦うことでしか生きていることを実感できないと悟ると供に支配者になるという願望を捨て、22話にてレダと決別する(このことをレダは「坊やを卒業」と評した)。また、同話にて彼にも「滅び」が始まっている事が判明する。
23話で激闘の末にキャシャーンを後一歩まで追い詰めるが、限界を向かえキャシャーンにレダを救ってほしいと遺言を残し、眠るように機能停止した。このようなキャラクター描写は同じくタツノコ製作の『宇宙の騎士テッカマンブレード』のテッカマンエビルを髣髴とさせる物がある(勝利まで後一歩というところで力尽きる、その結果を「勝利」として満足している所はほぼ一緒)。なお、ディオを演じている森川はテッカマンブレードの主人公のDボウイを演じていた。
レダ
声:小山茉美
キャシャーンやディオと同じコンセプトで、「生命を生みだす」べく造られた女性ロボット。女性体である為か永遠の美しさと「生命を生み出す」という願望が強い(他の二体はそれらのことに関しては関心すら無い節がある)。徒手空拳で戦うキャシャーンやディオと異なり、腰にさしている三日月型の剣を武器とする。また、キャシャーンやディオと異なり、ブースターとヘルメットは無く、角飾りをそのまま額に付けている(ブースターは前記の通り、腰に剣をさしているため、装備していない)。
「滅び」が始まった後の世界ではディオと行動を共にし、誰もが果たせなかった「生命を生み出す」存在として神のごとく世界に君臨するという野望を抱いており、次第にそのことへの執着から暴走しがちになり、初めとは逆にディオに窘められるようになる。ルナの街を占拠し、ルナから「癒し」を受けたが、行き過ぎた「癒し」を受けた結果、右半身が異常進化した無残な姿となってしまう。その後はルナへの憎悪から狂気に取りつかれたが、キャシャーンからディオが死の直前まで自分を気にかけていたことを知って正気を取り戻し、最後は機能停止したディオの傍らで死んでいった。

[編集] キャシャーンが出会った人間やロボット

レンチ
声:皆口裕子
「滅び」を受け入れた者たちの村で、恋人であるルートと犬型ロボットのフレンダーと共に滅びを待っている女性ロボット。ルートと「最後の瞬間まで一緒に『滅び』を迎えよう」と約束し、身体を蝕む「滅び」を安らかに受け入れようとしていた。ルートと共に凶悪なロボットに襲われた際、キャシャーンに助けられる。最後まで永遠の生を望むことはなかったが、永遠の生を求めて豹変したルートや村のロボットたちをキャシャーンに破壊され、絶望に嘆きながら朽ち果てた。
先生
声:中博史
「滅び」を受け入れた村で、大きく「滅び」の進行したロボットの世話などを行っている男性ロボット。子どものような外見だが、多くの知識と優れた思考力を持っており、村のリーダーのような存在である。「滅び」によって初めてロボットは「生」を得られ、人になれたと考えている。キャシャーンのことを最初に会ったときから薄々感付いており、生命力に溢れる彼に早く村を立ち去るよう告げる。正気を失ったロボットに村が襲われた際、助けに入ったキャシャーンに再び去るよう求めるが、豹変した仲間たちとキャシャーンの戦闘に巻き込まれた挙句、キャシャーンに破壊されて最期を迎えた。彼がキャシャーンを食らって永遠の命を手に入れようとしたのかは不明。
アコーズ
声:中野裕斗
ロボットたちに追われていた人間の男。「滅び」を受け入れたロボットたちの村を探していたが、途中でキャシャーンに出会い、最初は半ば無理やりに共に旅をするようになる。人間の不便さや素晴らしさをキャシャーンに説き、自らも多くの罪を背負いながら逃げ続けている身であることを告げる。何らかの重い病を患っており、キャシャーンと別れた直後に吐血して倒れ、死を迎えることとなった。
ソフィータ
声:秋谷智子
自身の身長ほどもあるサーベルを自在に操る女性型のロボット。その好戦的な性格と強さから「滅びの天使」と呼ばれているが、本人はそれを嫌っている。戦うことにのみ「生」を感じることができると考え、無差別に周囲のロボットたちに戦いを挑んでいた。傷一つない再生可能な身体を持つキャシャーンに興味を持ち戦いを申し込むが、頑なに拒まれてしまう。その後のロボットとの戦いの中で、絶体絶命の窮地をキャシャーンに救われ、「戦うことでしか気持ちを伝えられない」と半ば強制的にキャシャーンと戦う。「死」を望むキャシャーンを殺そうとサーベルを胸に突き立てるが、無意識に流れた涙から「キャシャーンに死んで欲しくない」という自らの真意を自覚する。その後はキャシャーンに別れの言葉を残し、彼の前から姿を消した。「好きだから、殺す(楽にしてあげる)」等と戦闘中言っていたことからファンの間ではヤンデレといわれている。
バラシン
声:玄田哲章
原作の「新造人間キャシャーン」にも登場したキャラクター。
他のロボットに比べ巨漢。手下を数人連れている。昔ブライキングボスの側近だったらしいが、滅びが進んでいるらしく、片腕が損傷している。ソフィータから侮辱され彼女を目の敵に思っている。体はとても硬く、ソフィータの刀ではほとんど傷が付かず、キャシャーンの攻撃でも多大なダメージは受けなかったほど。自身も滅びに瀕しており、他のロボット達と同様、キャシャーンを喰らって不死になるという噂を信じており、ソフィータを餌にキャシャーンをおびき出そうとした。キャシャーンに敵わないとみて、戦わずに撤退するもその後登場することはなかった。
ジャニス
声:詩乃優花、歌:宮原永海
滅びの中に有りながら希望を与える歌を歌い続ける女性型のロボット。別名「歌姫ジャニス」。彼女の歌は滅びの恐怖を忘れさせると言われているもので、それ故に希望を持つことに否定的なロボットに幾度も殺されかかる。ふとしたきっかけでキャシャーンに助けられ、一緒に旅することとなった彼女は、彼女自身の歌や生き方によりキャシャーンに生きる意味を与えることになった。彼女の旅の目的は昔の彼女が「歌」により感銘を受けた場所であるバーサの町のステージで歌うことであった。キャシャーンとの旅の末、やっとたどり着いたバーサの町のステージで、数多くのロボットやリンゴ(彼女の歌はリンゴに昔の彼女同様、多くの感動を与えた)の前で熱唱し、事切れる。
ニコ
声:川田妙子
ロボットが廃棄されている谷底で暮らしていた少女型のロボット。リューズによれば「かつてルナに仕え、キャシャーンがルナを殺したとき、ルナの近くにいた」という。しかし谷底で出会った時は頭脳の回路にダメージを受けており、記憶を失い、知能が低下していた。ロボットの骸に花を供え、廃棄された部品を組み上げて作った人形をルナと呼んで世話をしていた。
ボルトン
声:チョー
ディオの元を目指していたロボット集団のうちの一体。ルナを探すことを主張した仲間を処刑しようとしていた所をキャシャーンと遭遇し、戦闘の末にキャシャーンもろとも谷底へ落下した。滅びから逃れるためにディオの軍団に加わることを切望していたが、右腕以外の四肢を損傷したために絶望する。自分を手当てするニコを邪険に扱うが、彼女と接していくうちに次第に心を開いていった。
マルゴー
声:石田彰
かつてブライキングボスが統治していた街に住む芸術家のロボット。体の滅びが深く進行しており、足を失くして車椅子を使って移動している。先の統治者達のように自分の住む街を自分の色に染めて歴史に自分の生きた証を残そうとした。滅びを憂うのではなく、今をどう生きるのが大事と考え、滅びが訪れようとも諦めずに生きていた。しかし、その生き方が同じ街に住む、滅びを受け入れ絶望していた他のロボットの反感を買ってしまい、暴行を受けるがキャシャーンによって救われる。その後、滅びの影響で彼自身も力尽きる直前、キャシャーンに自分の事を忘れないで欲しいと頼んだ。彼の死後、彼の街は雪によって彼の望む色に染まった。ブライキングボスが収めていた時代の事を「圧政が敷かれ恐ろしい時代ではあったが、そこには秩序があり、あれはあれで美しかった」と評している。キャシャーンのことを最後まで「君」もしくは「青年」と呼んでいた。
ドゥーン
声:中野裕斗
かつて「死神ドゥーン」と呼ばれたほどの強さを持つロボットで、滅びが広がる前はルナの側近だったが、襲撃したキャシャーンに敗れるもどうにか生き延び、生きているというルナに会うべく世界を放浪する。武器は背中から飛び出す四本の刃で、世界を放浪している時はディオですら破壊できないほどの強固な装甲に全身を包んでいて、何度も死んだと思われるも生き続け、ルナと再開すると供に装甲を捨て、回想シーンにて度々登場していた人間形態に戻る。
ルナに逢ってからずっと花の世話をしていたが、夜盗との激戦の際、装甲がないことから致命傷を受け、ルナの癒しを受けるように進められるも拒否し、死亡する。「太陽は何も与えてはくれない。人々が勝手に貰っているのだ」「太陽は、俺は見つめるだけでいい」等とルナを太陽として崇める言い方をする。
バルカン
声:梁田清之
巨大で片腕が巨大な刃になっているロボット。マルスと組んでいる。昔ブライキングボスの帝国で最強の称号を持っていたが、その座をディオに奪われ、復讐のためにルナの名前を使って、ディオを誘い出し戦った。マルスとのコンビネーションで一度勝利したが、その後、ブライキングボスと再会し何かに目覚めたディオにマルスを破壊され自身も片腕を奪われ放置される。後に現われたブライキングボスに「何故奴ら(ディオ)を創った」「何故俺たちを見捨てた」と激昂し、刃を向け、ブライキングボスに破壊される。
マルス
声:志賀克也
バルカンと同じ元ブライキングボスの側近。バルカンと同様、昔ブライキングボスの帝国で最強の称号を持っていた。腕がのように伸び、高速で攻撃するため、複数の腕を発射しているように見える。
バルカンとのコンビネーションで、一度はディオを倒すが再戦ではディオによって破壊される。
ヘレネ
声:詩乃優花
道中で突然キャシャーンたちを襲った者。女性で、リューズより一回り大きく屈強な体格。カストルにべったりしている。リューズの様に腕から刃が生えるが彼女は掌から生える。心に迷いのあるリューズを一方的に攻撃したが、迷いを吹っ切ったリューズによって一瞬のスキを突かれて刃と顔の左半分を破壊され、カストルの後を追って崖から身を投げる。
カストル
声:酒井敬幸
ヘレネ同様突然キャシャーンたちを襲った。白い体で夜盗ロボットが強く、かっこよくなった様な形状。左腕が無く管で動く。左腕が巨大な錆剣で重厚かつ俊敏。キャシャーンを襲い、止めをさそうとした瞬間にキャシャーンにボロボロにされ、崖から突き落とされる。カストールが名前の由来。
墓守りの男
声:千葉繁夫
ロボット達の墓地に一人住み着いていたロボットで、ブライキングボスに替わって墓を作り続けていた。滅びのせいか片腕と顔の半面が損傷している。側にブライキングボス本人が居るにも関わらず、ブライキングボスの噂話をしていたことから一度も会ったことが無いのではと思われる。外見は原作「新造人間キャシャーン」に登場したアクボーンに似ている。
ジン
声:関智一
ルナの癒しを受けるべく旅をしていた一団のリーダーで、キャシャーンを見て取り乱す仲間を制し、「キャシャーンを喰らっても何にもならない」と諫めるなど冷静な判断力を持っており、フレンダーに続いて滅びに犯されていないロボットの一体、ルナに会うべく仲間を率いて、キャシャーンと別れるも、その後登場せず、ルナの元に辿り着けたのかどうかは不明なままであった。

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌

[編集] オープニングテーマ

「青い花」
作詞:竹森マサユキ、作曲:明石昌夫カラーボトル、編曲:明石昌夫、歌:カラーボトル

[編集] エンディングテーマ

「reason」
作詞・作曲:川江美奈子、編曲:HΛL、歌:KΛNΛ
(第1話 - 第12話)
「蒼い影」
作詞・作曲:世良公則、編曲:音屋吉右衛門、歌:音屋吉右衛門'寿(音屋吉右衛門&野村義男プラス)
(第13話)
「光と影」
作詞・作曲:クノシンジ、編曲:クノシンジ・棚谷祐一、歌:クノシンジ
(第14話 - 第23話、第24話(DVD/BD版のみ))

[編集] 挿入歌

「A Path」
作詞:宮原永海、作曲:宮原永海・具志岳典、歌:宮原永海
(第8話、第17話、第19話)
「SKY」
作詞・作曲・歌:宮原永海
(第8話、第18話)
「蒼い影」
作詞・作曲:世良公則、編曲:音屋吉右衛門、歌:音屋吉右衛門'寿(音屋吉右衛門&野村義男プラス)
(第11話、第12話)

[編集] 各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督
1 終末の世界で 小林靖子 山内重保 馬越嘉彦 -
2 世界は断末の声に満ちて
3 苦悩の果てに 大和屋暁 峰達也 西位輝実 馬越嘉彦
4 滅びの天使 高橋ナツコ 山内重保 馬越嘉彦 -
5 月という名の太陽を殺した男 上代務 大平直樹 木村延景 ふくだのりゆき(レイアウト)
奥田佳子(原画)
白南烈(原画)
馬越嘉彦
6 運命との再会 伊藤尚往 奥田佳子
7 高い塔の女 吉田玲子 山内重保 とみながまり
8 希望の賛歌 大和屋暁 山内重保 伊藤達文
9 滅びの谷に咲く花 上代務 木村延景 青木哲郎
10 過去に囚われた男 小林靖子 伊藤尚往 羽山淳一 -
11 己の使命のもとに 上代務 千堂寺拓馬 羽多野浩平 羽山賢二
12 生きた時間を色にして 高橋ナツコ 峰達也 西位輝実
13 過去は目の前に満ちる 小林靖子 木村延景 奥田佳子 馬越嘉彦
14 真実は闇を照らし 上代務 宮下新平 伊藤達文
15 死神ドゥーン 高橋ナツコ 山内重保 馬越嘉彦 -
16 信じる力のために 山田隆司 木村延景 山室直儀、渡辺奈月 馬越嘉彦
17 ガラスのゆりかご 高橋ナツコ 伊藤尚往 羽山淳一、濱田邦彦
北尾勝、馬越嘉彦
-
18 生きた時これからの時間 大和屋暁 山内重保 丸加奈子 馬越嘉彦
19 心に棲む花を信じて 吉田玲子 中山奈緒美 奥田佳子
20 誰がために花は咲く 高橋ナツコ EUNYOUNG CHOI
21 失望の楽園 吉田玲子 宮下新平 木村延景 清丸悟、齊藤格
たかにゃー、土河紀夏
桜井正明、北尾勝
22 永遠という名の雫 小林靖子 山内重保 中山奈緒美 濱田邦彦、北尾勝
羽山淳一、とみながまり
奥田佳子
23 還る者たち 木村延景 西位輝実 -
24 巡り咲く花へ 山内重保 馬越嘉彦

[編集] 放送局

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
埼玉県 テレ玉 2008年10月1日 - 3月18日 水曜 25時30分 - 26時00分 独立UHF系
近畿広域圏 毎日放送(MBS) 2008年10月2日 - 3月19日 木曜 25時55分 - 26時25分 TBS系 毎日放送木曜深夜アニメ枠
愛知県 テレビ愛知(TVA) 2008年10月3日 - 3月20日 金曜 25時58分 - 26時28分 テレビ東京系
千葉県 チバテレビ 2008年10月5日 - 3月15日 日曜 25時30分 - 26時00分 独立UHF系
神奈川県 tvk 2008年10月6日 - 3月16日 月曜 23時00分 - 23時30分
日本全域 GyaO 2008年10月10日 - 3月20日 金曜 12時00分更新 無料動画配信
ShowTime 2008年10月17日 - 3月27日 金曜 18時00分更新 有料動画配信
キッズステーション 2009年1月10日 - 土曜 21時30分 - 22時00分 CS放送 リピートあり

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

テレ玉 水曜25:30枠
前番組 番組名 次番組
キャシャーン Sins