キエフ級航空母艦
| キエフ級航空母艦 | ||
|---|---|---|
| 艦級概観 | ||
| 艦種 | 航空母艦 | |
| 建造期間 | 1970年 - 1982年 | |
| 就役期間 | 1975年 - 1995年 | |
| 前級 | モスクワ級ヘリコプター巡洋艦 | |
| 次級 | アドミラル・クズネツォフ (空母) | |
| 性能諸元 | ||
| 排水量 | 基準 36,000 t | |
| 満載 41,400 ~ 45,000 t | ||
| 全長 | 273.1 m | |
| 水線長 | 242.8 m | |
| 全幅 | 53 m | |
| 水線幅 | 31 m | |
| 吃水 | 8.2 m、最大 12 m | |
| 機関 | 4軸推進 | |
| 蒸気タービン8缶(180,000hp) | 4基 | |
| 速力 | 最大32ノット (59 km/h) | |
| 航続距離 | 8,000海里(巡航速度:18ノット) | |
| 乗員 | 1,615名 | |
| 兵装 | SM-241「ウラガーン-1143」SSM連装発射筒 (4K80「バザーリト」ミサイル) |
4基 |
| M-11MSAM連装発射機B-189 (V-611ミサイル) |
2基 | |
| 4K33「オサー-M」SAM連装発射機ZiF-122[1] (9M33ミサイル) |
2基 | |
| AK-726 76.2mm連装砲 | 2基 | |
| AK-630 30mm多銃身高角砲[2] | 6基 | |
| 533mm5連装魚雷発射管PTA-53-1143[1] (SET-53またはSET-65魚雷) |
2基 | |
| RBU-6000「スメールチ-2」対潜ロケット12連装発射機 | 2基 | |
| RPK-1SUM連装発射機 | 1基 | |
| 搭載機 | Yak-38 | 12機 |
| Ka-25、Ka-27、Ka-29 | 16機 | |
| 言語 | 表記 | |
| 日本語 | キエフ級航空母艦 | |
| 英語 | Kiev class aircraft carrier | |
| ロシア語 | Тяжёлые авианесущие крейсеры проекта 1143 «Кречет» | |
キエフ級航空母艦(-きゅうこうくうぼかん;ロシア語: Тяжёлые авианесущие крейсеры типа «Киев»)は、ソビエト連邦で建造されたV/STOL空母である。ソ連海軍での正式名称は、1143号「クレーチェト」計画重航空巡洋艦(Тяжёлые авианесущие крейсеры проекта 1143 «Кречет»)で、計画名は隼のこと。空母形式の軍艦としては、1123号「コーンドル」計画型対潜巡洋艦(モスクワ級)に続いて建造された。
ここでは、改設計型の11433号計画型、および11434号計画型までを一括して扱う。
目次 |
[編集] 概要
ソ連・ロシア海軍における類別は「重航空巡洋艦」(тяжёлый авианесущий крейсер)である。西側諸国では冷戦時代、「戦術航空巡洋艦」という呼称が用いられていたが、本級にしても、のちの11435号計画型アドミラル・クズネツォフにしても、「重航空巡洋艦」が正しい。
他の西側のV/STOL空母と異なり、スキージャンプ甲板を持っていないため、Yak-38は当初、VTOLのみで運用され、1980年代に入ってようやくSTOVL運用が行われるようになった。11434号計画によって建造された4番艦バクーはアドミラル・クズネツォフの試験艦として建造されたため、艦形及び兵装や電子機器が他の艦と異なっており、「改キエフ級」と呼ばれて別クラスとされる事も多い。
また、艦載機の性能不足を補うために空母ながら巡航ミサイルを始め対艦、対空、対潜各種ミサイルを水上戦闘艦並に装備している。
上記各艦は各種能力に鑑みると明らかに航空母艦であるが、モントルー条約の制約下でボスポラス海峡をはじめとするトルコ領海を航行する必要から、政治的配慮として航空巡洋艦と識別される。
[編集] 同型艦
- キエフ (Киев)
- 1975年竣工。未完に終わった11233号計画型のキエフから艦名を引き継いだ。ソ連崩壊時には予備役。同型艦ゴルシコフ用の部品供給艦となる。2000年、中華人民共和国に売却。2006年4月9日から天津の「天津滨海新区航母旅游区」で展示、一般公開されている。2006年7月8日には、同艦の格納庫内部において"SILKROAD INTERNATIONAL MODELS CONTEST"なる「ミス・コンテスト」が開催された。
- ミンスク (Минск)
- 1978年竣工。1989年、機関事故を起こして行動不能となる。ソ連崩壊後はソヴィエツカヤ・ガヴァニに係留。1995年、スクラップとして韓国に売却。1997年、中国企業に転売。1999年11月3日に火災で全焼。2000年6月、深圳でテーマパーク「ミンスク・ワールド」として開業。2005年2月、運営会社が破産し閉鎖された。2006年、競売に掛けられ別の企業に落札された。その後も営業している。
- ノヴォロシースク (Новороссийск)
- 1143-M号計画によって建造、11433号計画による設計で竣工した。1991年に機関故障による事故を起こす。以降ソヴィエツカヤ・ガヴァニに係留。1994年、スクラップとして韓国に売却。1997年解体。
- バクー (Баку)
- 11434号計画によって建造。1987年竣工。1990年10月4日、アドミラル・フロータ・ソヴェーツコヴォ・ソユーザ・ゴルシコーフに改名。1997年、予備役編入。2004年、インドに売却、アドミラル・クズネツォフと同様の全通甲板空母への改装が開始される。2005年3月、工事途中でインドに引き渡され、ヴィクラマーディティヤに改名。
[編集] 1143型(起工順)
| # | 艦番号 | 名称 | 造船所 | 艦隊 | 起工 | 進水 | 竣工 | 備考 |
| 1 | - | キエフ | SY444 | 北方 | 1970年 7月21日 |
1972年 12月27日 |
1975年 1月3日 |
1985年オーバーホ-ル |
| 2 | - | ミンスク | SY444 | 太平洋 | 1972年 12月28日 |
1975年 9月30日 |
1978年 9月27日 |
- |
| 3 | - | ノヴォロシースク | SY444 | 太平洋 | 1975年 9月30日 |
1978年 12月24日 |
1982年 8月14日 |
1991年ボイラー事故 |
| 4 | - | バクー | SY444 | 北方 | 1978年 12月26日 |
1982年 | 1987年 | - |
| 5 | - | - | SY444 | - | - | - | - | 1979年計画中止 |
SY444=チェルノモールスキイ造船所(第444海軍工廠、ニコラーイェフ南)黒海地方
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- Сайт «АТРИНА» • Тяжелый авианесущий крейсер пр.1143 «КРЕЧЕТ» типа «Киев» (ロシア語)
- キエフ級航空重巡洋艦
- キエフ級VTOL空母(航空重巡洋艦)
- Global Security
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