キア・フォルテ
フォルテ(英語: Forte 、朝鮮語: 포르테[1])は韓国の自動車メーカー、起亜自動車が生産・販売する小型(準中型[2])車である。セラトーの後継車種に相当するが、オーストラリア、ロシア、ブラジル、南アフリカ共和国など一部の地域では引き続きセラトーの車名が使用され、シンガポールやアルゼンチンではセラトーフォルテとして販売される。
目次 |
概要 [編集]
初代(TD型、2008年- ) [編集]
| キア・フォルテ(TD型) | |
|---|---|
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セダン(フロント)
セダン(リア)
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| 乗車定員 | 5人 |
| ボディタイプ | 4ドアセダン 2ドアクーペ 5ドアハッチバック |
| エンジン | 直4 1.6L 直4 1.6L CRDi |
| 変速機 | 5速MT、6速MT、4速AT、5速AT |
| 駆動方式 | FF |
| 全長 | 4,530mm |
| 全幅 | 1,775mm |
| 全高 | 1,460mm |
| ホイールベース | 2,650mm |
| 別名 | キア・セラトー キア・セラトーフォルテ |
| -自動車のスペック表- | |
2008年発表。それまで発売されていたセラトーの後継機種として2,100億ウォンの費用と29ヶ月に及ぶ期間を投じて開発された車である。
ボディタイプは当初は4ドアセダンのみが設定され、のちに「クープ」(Koup )のサブネームを持つ2ドアクーペと5ドアハッチバックが追加された。なお、クーペタイプの車種はキアのラインナップとしては初となる。外寸はセラトーに比べて一回り大きくなっている。
スタイリングはフォルクスワーゲンやアウディでチーフデザイナーを務めたペーター・シュライヤーが担当。キアの新しいファミリーフェイスである、虎の目・鼻・口を形象化した「タイガーノーズグリル」を採用した。また、前面を低くし後面をハイデッキ化することでスピード感を表現したという。
エンジンは韓国仕様がCVVTを採用した124仏馬力の1.6Lガソリンエンジン(γエンジン)と128PSの1.6Lターボディーゼルエンジン、北米仕様には2.0Lと2.4Lの(θエンジン)が搭載される。
2009年にはキア初のハイブリッドカーとなる「LPIハイブリッド」が発売されたが、これは世界的に見ても珍しいLPGのハイブリッドカーでもある。
装備についてもプッシュスタートシステムやスマートエントリー、自発光式メーターなどロッツェイノベーションに迫る内容とし、豊かで自然な中低音を奏でる「パワーベース」技術を韓国車で初めて適用するなどクラスを超えた上級感をアピールした。
- 2008年8月21日:韓国で発表・発売開始。1.6Lガソリンもしくは1.6Lディーゼルが搭載され、それぞれに5速MTと4速ATを用意する。
- 2009年2月:シカゴオートショーで北米初公開。2.0Lと2.4Lの(θエンジン)が搭載され、2.4Lには6速MTとマニュアルモードつき5速ATが用意される。
- 2009年4月:ニューヨーク国際オートショー (NYIAS) にてフォルテクープが世界初公開される。前年のNYIASで公開されたクープコンセプトの市販モデルに相当する。
- 2009年4月:ソウルモーターショーにてフォルテLPiハイブリッドが公開される。
- 2009年6月15日:韓国でフォルテクープが発売開始。セダンと共通のイメージこそ残るものの、実はフロント周りも含めてパネル関連はセダンと別設計である。また、スピード感を強調するためリヤのナンバープレートをバンパー内に移動している。1.6Lもしくは2,0Lのガソリンエンジンが搭載され、それぞれに5速MTと4速ATを用意する。
- 2009年7月15日:韓国でフォルテLPiハイブリッドが発売開始。アバンテLPiハイブリッドに続いて韓国で2番目の市販HEVとなる。[3][4]
- 2010年4月:ニューヨーク国際オートショーにて5ドアハッチバックモデルが発表された。20日、米国道路安全保険協会(IIHS)によってフォルテセダンの2010年モデルが「Top Safety Pick」に認定された[5]。
- 2010年9月:マイナーチェンジ。5ドアハッチバックを追加したことでバリエーションが拡大。同時に、シリーズ全体を改良し、5代目アバンテにも採用された1.6L・GDIエンジン(140仏馬力)+6ATを新搭載(同時に、車名も「フォルテGDI」に変更されている)。発光ダイオードリヤコンビネーションレンズを一部グレードに採用するとともに、アルミホイールのデザインを変更。クープには「ダイナミックシフト」と呼ばれるパドルシフトを新採用。インテリアにも手が加えられ、シフトレバーには皮革製のカバーが追加されると同時に、メタル調のセンターパネルが採用された。また、安全性についても6エアバッグと急ブレーキ警報システム(ESS)を全車に標準装備とし、吸音材と樹脂の採用部分を拡大することで静粛性と剛性を向上させた。サスペンションについても新たにモノチューブ式ダンパーを採用している。
- 2011年2月:アイドリングストップ機構を搭載した「フォルテGDiエコプラス」を追加発売。
2代目(YD型、2012年 - ) [編集]
| キア・フォルテ/K3(YD型) | |
|---|---|
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フロント
リヤ
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| 乗車定員 | 5人 |
| ボディタイプ | 4ドアセダン |
| エンジン | 直4 1.6L 直4 1.8L |
| 変速機 | 6速MT、6速AT |
| 駆動方式 | FF |
| 全長 | 4,560mm 4,600mm(中国仕様) |
| 全幅 | 1,780mm |
| 全高 | 1,435mm 1,445mm(中国仕様) |
| ホイールベース | 2,700mm |
| 別名 | キア・セラトー キア・K3 |
| -自動車のスペック表- | |
2012年発表。開発には42ヵ月と3,000億ウォンを費やした。キアでは初年度に41万台(うち韓国国内で5万5000台)、2014年には50万台の販売を見込んでいる[6] [7]。
ボディタイプは当初はセダンのみ。先代より長く低く幅広くなり、クーペ風の流線型のスタイリングとなった。プラットフォームをMD型ヒュンダイ・エラントラと共有する。
エンジンは韓国仕様がガンマ 直4 1.6L GDI (140ps) となり、ISG (Idol Stop and Go) も設定される。中国仕様には93.8KW (128ps) のガンマ 直4 1.6Lと107kW (146ps) のNu 直4 1.8Lが搭載される。
テレマティクスサービスの「UVO」にも対応する。UVOはフォードのSYNCと同様、マイクロソフトとの共同開発によるシステムである。サービスはアメリカのみならず韓国でも提供される。ドライバーがスマートフォンなどのITデバイスを介して自動車の操作を行えるなどの機能を有する。
- 2012年7月:公式Facebookにて、新型フォルテのティーザースケッチを公開。新型は韓国と中国では「K3」に名称変更するが、北米では引き続き「フォルテ」を、オセアニア、南米、欧州などでは「セラトー」を名残る予定[8]。
- 2012年7月29日:新型車の概要とオフィシャルフォトが公開された[9][10]。
- 2012年8月31日:成都モーターショーで中国仕様のK3が発表された。国際版フォルテとは異なりK9風のフロントおよびリアエンドが与えられている[11][12]。
- 2012年9月17日:韓国にて「K3」の車名で発売開始。車名の由来についてはK7などと同様、「K」は起亜自動車(KIA)、大韓民国(KOREA)、”強さ”や”支配”を意味するギリシャ語の「Kratos」,そしてダイナミックな躍動性を意味する英語の「Kinetic」のそれぞれの頭文字、「3」は車格(準中型車)を意味する。これにより、K3からK9までのKシリーズセダンのラインナップが完成することになる[6][7]。
尚、K3登場後も従来型のフォルテクープとハッチバックは継続販売される。
脚注 [編集]
- ^ 発音的には「ポルテ」となる。ハングルの字母にはF音を表すものがないため、P音で代用している。ちなみにトヨタのポルテも韓国語に直すと全く同じ字/発音となる。
- ^ シボレー・クルーズ、ルノーサムスン・SM3、ヒュンダイ・アバンテが属するクラス。
- ^ “現代・起亜自動車、LPiハイブリッド車市場攻略へ”. 聯合ニュース (2009年7月2日). 2009年7月15日閲覧。
- ^ “現代自動車、国内初のハイブリッドカー発売”. 聯合ニュース (2009年7月8日). 2009年7月15日閲覧。
- ^ Steven J. Ewing (2010年4月20日). “Kia Forte awarded IIHS 'Top Safety Pick'”. Autoblog. 2010年4月21日閲覧。
- ^ a b “起亜準中型車「K3」発表…開発費3000億ウォン”. 中央日報日本語版 (2012年9月18日). 2012年9月18日閲覧。
- ^ a b “Kia’s K3 hints at fierce race in compact car market”. The Korea Herald (2012年9月17日). 2012年9月18日閲覧。
- ^ 韓国キアのコンパクトセダン、フォルテ 新型…Facebookで大胆予告 - Responce、2012年7月27日
- ^ Jonathon Ramsey (2012年7月29日). “Redesigned 2013 Kia Forte sedan makes web debut”. Autoblog. 2012年9月18日閲覧。
- ^ “Kia Blows the Box Open on New 2014 Forte / K3 / Cerato Compact Sedan [Photos & Videos]”. Carscoop (2012年7月29日). 2012年9月18日閲覧。
- ^ “K3首秀成都 东风悦达起亚闪耀成都车展——新闻快讯——东风悦达·起亚官方网站” (中国語). 東風悦達起亜汽車 (2012年8月31日). 2012年9月13日閲覧。
- ^ W.E.Ning (2012年8月31日). “Chengdu Auto Show: Kia K3 launched in China”. CarNewsChina.com. 2012年9月13日閲覧。
外部リンク [編集]
- 米国公式サイト
- キア・K3韓国仕様特設サイト(朝鮮語)
- キア・K3中国仕様(中国語)