ガーゴイル

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ノートルダム大聖堂にあるガーゴイル。

ガーゴイル: gargoyle)とは怪物をかたどった彫刻、またはその怪物である。

中国語では石像鬼イタリア語では doccioneドイツ語では AusgussWasserspeier とも呼ばれる。

目次

[編集] 語源

ほとんどが背中にをもったグロテスクな姿である。本来の意味である彫刻としてのガーゴイルは主として西洋建築の屋根に設置され、雨樋から流れてくるの排出口としての機能を持つ。

ガーゴイルの語源は、のどを意味するフランス語gargouille に由来する。なお gargouille は、ラテン語で水が流れるときのゴボゴボというような音を表す gar から派生した言葉である。

またうがいをあらわす英語gargling ともされる。混同される場合も多いが、吐水口でないグロテスク彫刻はガーゴイルではなく「グロテスク」である。

[編集] 歴史

Gargoyle Wawel Cathedral 01 AB.jpg
Cathédrale de Meaux Transept Sud 140708 6.jpg

上述のように怪物の姿をしたガーゴイルの多くは中世以降の彫刻である。ガーゴイルという言葉自体は、あらゆる時代において「屋根から水を流しだす」という意味で使われていた。例えばエジプトでは寺院の平らな屋根の上にガーゴイルがあり、その吐き出す水で聖杯などを洗っていた。

また、ギリシャの神殿では屋根の突出部についた大理石でできたライオンの口やテラコッタ(赤土の素焼き)でできた貝殻から水が流れ出るようになっていた。さらにポンペイで発見された数多くのテラコッタ(赤土の素焼き)のガーゴイルは、さまざまな動物をかたどったものだった。

[編集] フィクション作品に登場するガーゴイル

小説などではその不気味な姿から「石像であるガーゴイルが意志を持って動き出し人間を襲う」といった風に描かれることが多く、怪物以外にも鳥やライオンなどといったものも登場している。

FW Drolerie.jpg

現代ではテリー・プラチェットの書いた「ディスクワールド」シリーズなどのファンタジー小説やディズニーのアニメ、ファンタジー世界を舞台とする多数のコンピュータRPGテーブルトークRPGなどにも登場している。

ことゲーム上で「敵」として描かれる場合には、「侵入者を防ぐためだけに存在し、老化もせず食事も摂らない」や「石でできている肌を持つため打撃や斬撃などの攻撃も通用しないか、かなり効果が制限される」などのイメージもファンタジーRPG作品を中心に定着している。

一方、ディズニー制作の『ガーゴイルズ』では古代から中世の世界においては世界中に存在していた超人的な存在として、また現代によみがえったガーゴイルの主人公とその娘をヒーローとして描く一方、主人公の元妻の邪悪なガーゴイルが人類の滅亡を目指し対立する。日光を浴びると石化してしまうため、夜だけ活動しているという設定だが、コミック版では変身状態では石化しないなど設定が異なる。

[編集] 関連項目

 この記事にはアメリカ合衆国内で著作権が消滅した次の百科事典本文を含む: Chisholm, Hugh, ed (1911). Encyclopædia Britannica (11版). Cambridge University Press. 

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