GUNSLINGER GIRL

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ガンスリ から転送)
GUNSLINGER GIRL
ジャンル SF、ガンアクション
漫画
作者 相田裕
出版社 アスキー・メディアワークス
掲載誌 月刊コミック電撃大王
レーベル DENGEKI COMICS
発表期間 2002年5月21日 - 連載中
巻数 既刊10巻
話数 58話(1~10巻中)
アニメ
原作 相田裕
企画 片岡義朗、佐藤辰男、丸山正雄
松本慶明
監督 浅香守生
シリーズ構成 武上純希
キャラクターデザイン 阿部恒
アニメーション制作 マッドハウス
製作 中山晴喜
 (マーベラスエンターテイメント
フジテレビ
放送局 フジテレビ
放送期間 2003年10月8日 - 2004年2月18日
話数 全13話
コピーライト表記 ©相田裕/マーベラス音楽出版
メディアワークス
ガンスリ製作委員会 2002
アニメ: -IL TEATRINO-
原作 相田裕
総監督 石踊宏
監督 真野玲
シリーズ構成 相田裕
脚本 相田裕、浦畑達彦
音楽 大谷幸
アニメーション制作 アートランド
製作 マーベラスエンターテイメント
放送局 TOKYO MXテレビ大阪
中京テレビ
(詳細は#放送局(第二期)参照)
放送期間 2008年1月7日 - 2008年3月31日
話数 全13話+未放映2話
コピーライト表記 ©相田裕/メディアワークス
マーベラスエンターテイメント
ゲーム: Volume.I~III
ゲームジャンル 3Dガンアクションアドベンチャー
対応機種 プレイステーション2
発売元 マーベラスエンターテイメント
メディア DVD-ROM
プレイ人数 1人
発売日 2004年4月8日 (I)
2004年6月17日 (II)
2004年8月19日 (III)
販売価格 各7,140円(税込)
レイティング CERO:15歳以上
コンテンツアイコン 暴力(IIとIIIのみ)
その他 TVアニメDVD同梱
テンプレート使用方法 ノート
画像:Logo serie manga.png
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GUNSLINGER GIRL』(ガンスリンガー・ガール、略称ガンスリ)は、アスキー・メディアワークスの雑誌『月刊コミック電撃大王』に連載されている、相田裕漫画。または、これを原作とするテレビアニメドラマCDコンピュータゲーム作品。

目次

[編集] 概要

元々この作品は、相田裕が自らの同人サークル「JEWELBOX」で発行していた同人誌(同人版のタイトルは『GUN SLINGER GIRL』で、“GUN”と“SLINGER”の間に空白がある)だった。その後、上記商業誌に掲載の場を移し、連載中。単行本は、2008年10月現在のところ第10巻までがアスキー・メディアワークスの「DENGEKI COMICS」レーベルで刊行されている。

この作品を掲載する「電撃大王」は、いわゆる萌え系漫画を多く掲載する雑誌であり、本作品も美少女をメインキャストに据えるなど例外ではない。しかし、作中の主な“敵”となるテロリストの背景を現在のイタリアの抱える社会問題を踏まえて描くなど、周囲の人々の様々な思惑や信念を丹念に描くことによって、ストーリーに奥行きを与えている。

2003年テレビアニメ化され、同年10月から2004年2月にかけて全13話がフジテレビCSで放映された。原作の2巻までのエピソードの順番を並び替えたうえ、エルザが登場するオリジナルエピソードを組み合わせ、コミック本編と全体的に整合性の取れた物語になっている。

また、アニメ第1期と同時期にプレイステーション2用のゲームソフトが全3部作で発売され、アニメのDVDはその特典として同梱された(1巻は5話分、2,3巻には4話分ずつを収録)。後にアニメ単体のDVD-BOXも発売されている。

2007年8月末、テレビアニメ第2期の制作が発表された。2008年1月から3月にかけて全13話が放送された同作では、「ピノッキオ」編からのストーリーが描かれた。DVDでも発売された。2008年10月に第二期の14・15話に相当するOVAが発売された。原作の28、29話が描かれている。

[編集] 設定・あらすじ

「少女に与えられたのは、大きな銃と小さな幸せ。」(単行本1巻帯より)

架空の現代イタリアを中心としたヨーロッパ。イタリアは国内に地域対立や思想対立を抱えており、テロや暗殺などの暴力活動が絶えなかった。イタリア政府・首相府が運営する公益法人『社会福祉公社』は、障害者へのさまざまな支援を行う組織である。しかしその実態は、身体に障害を持った少女たちを集め、身体の改造と洗脳を行い反政府組織に対する暗殺をはじめとした非合法活動を行わせていた。少女たちは、自らの意思とは関係なく動く身体を与えられたことと引き換えに、自らの危険を顧みることもなく銃を持って戦う運命を背負わされた。

[編集] 用語

義体
社会福祉公社の作戦2課が運用するいわばサイボーグ。サイボーグ化することを義体化と言う。義体化には事故や犯罪による瀕死の重傷者や、重篤な障害者などが利用される。義体になる以前の名前や経歴など全て抹消される。そのため孤児や家庭の事情により家族から疎遠や絶縁せざるを得ない者が選択される。脳を除く臓器、筋肉、骨格など身体の8割が強力な人工物に置き換えられており、身体能力は通常の人間のそれをはるかに上回る。また義体としての運用に不都合な感情を持たないよう、条件付けと呼ばれる洗脳も行われている。
義体化への適性は、脳の適応力から若年者が適しているとされている。現在のところ義体は、少女と呼ぶに相応しい若年女性だけが登場しているが、女性に限定される理由は明かされていない。
義体技術は、外見も改造することも可能で、髪や瞳の色も変えることも出来る。それらは事情が許せば担当官の意見が取り込まれる。担当官のリーダーであるジャンは男の名前を付けるように奨励しているが、義体の命名権も担当官に与えられている。条件付けなども担当官に大きく裁量が任されており、多様である(差を作ることでの様々な点で差異を調査する目的でもある)。義体は、身体の部品の交換が(寿命を縮めることになるにしても)可能であるため、脳死をもって死となる。
条件付け
義体に施される洗脳を指す。自分が義体であることに疑問を持たない、殺人に対する罪悪感を持たない、自己生存を優先させないことなど運用に不都合なことに異論を持たないようにしてあり、福祉公社や担当官の指示の遵守・服従なども含まれる。担当官に忠誠心が植え付けられ、担当官への反逆には激しい嘔吐や卒倒するなどの激しい反応が生じる。その結果、個人差はあるものの担当官に対して愛情に似た感情を抱くことになる。担当官の身の安全や指示には極度に敏感であり、場合によっては仲間にさえ反射的に攻撃をしかけてしまうことさえある。また、過去の記憶の消去、そして義体として必要な知識の教育も行われる。
条件付けを強化すると精神的には安定する傾向にあるが、感情などの人間性を失う傾向にある。また、洗脳を繰り返すと寿命を縮めるなどの副作用が強くなる。条件付けの内容は譜面と呼ばれ、内容量はページ数で表される。条件付けには、大量の薬物が投与が伴う。義体の維持、作戦での負傷の治療などにも多量の薬物を使用している。それにより義体の主に様々な副作用が生じ、記憶障害依存症、さらには寿命の低下をもたらす。
条件付けにより義体化以前の記憶は完全に消去されているが、義体化以前の日課を何気なく行っていたり、記憶を断片的に覚えている個体もある。
1期生・2期生
単行本第6巻以降には、身体能力は若干劣るが、「条件付け」をフレキシブルにすることで寿命を倍に延ばした『2期生』が登場する。2期生の計画実行をもってそれ以前の義体は『1期生』と呼ばれるようになった。
1期生は試験運用の性格が強く、個体ごとに事情が大きく違っている。また、義体化以前の面影をそのまま残している義体が多い。1期生は高機能であるが、精神的に不安定、寿命が短い、保守に多くの費用が掛かるなどの欠点がある。短命では固体の経験の蓄積が難しくコストパフォーマンスが悪いこと、重度義体化技術では民生に技術転用する際に応用が難しいという理由もある。また、1期生は義体自身の問題のほかに担当官の人選にも問題があったようである。
2期生の寿命は、単行本第9巻では最低5年、希望的観測で7年とジャンは発言している。しかし事件や事故による殉職ではなく寿命に達した義体は1期生のアンジェリカ1体のみで、アンジェリカ自体が手探り状態での不効率な義体化で実用化された最初の義体でため、あくまでも推測である。2期生となる素体は広範囲から集めたことから、素体の頃を知る人に知られないように外見は大幅に改造されている。
単行本1巻の時期に1期生は10体ほどが存在している様子で、2期生は現在のところ10体が計画され、毎月2体のペースで完成を予定している。しかし、劇中に登場する個体は多くなく、ストーリーに絡む個体はさらに少ない。
素体
義体個体の義体化される以前の状態、およびその個体のことを指す。
フラテッロ
義体の少女と担当官(男性のみが着任している)は常に行動を共にすることから、時に二人をまとめて「フラテッロ(fratello、ラテン語で兄妹という意味)」とも呼ばれる。ただし、作戦二課以外でこの言葉が使われることは少ない。
公益法人 社会福祉公社
イタリア政府の内閣府が運営する公営組織で、障害者支援を目的として名称の通り社会福祉の事業を行っている。しかしその実態は、諜報や暗殺など非合法活動を伴う諜報機関である。イタリアの進んだ医療技術を背景に義体技術を開発し、少女と呼ぶに相応しい若年女性を集めて義体化している。義体は作戦二課が運用し、暗殺や保安警備に利用している。その一方で、義体で培った成果を民生用義肢義足などにフィードバックし、実績を上げていることで世間の目を欺いている。
本部はローマ郊外に拠点を持つ。施設は約1000年前に建てられた修道院。その為、敷地内に墓地がある。その後、貴族の屋敷となり、世界大戦では軍の施設として使われていた。戦後、政府が管理していたが、福祉公社の設立で本部として利用することになった。構内に川が流れるなど敷地は広大である。イタリアの全国の各州の州都などには支部が置かれている。支部は、管轄地域での情報収集と管轄地域で本部が活動する場合の支援を行い、敵組織に対して直接的な行動を行うことは無い。
五共和国派(通称パダーニャ)
反政府活動団体で、社会福祉公社が敵対している組織。イタリアの南北の経済格差を背景に、経済的に豊かな北部が納めている税金が貧しい南部に税金に使われていることを問題視し、分離独立を求めて活動している。国会議員を擁する純粋な政党などの正当な政治組織からテロなどを行っている過激派まで様々である。北部では、程度の差はあれ人口の多くが支持をしている。活動資金は五共和国派を支持する実業家や裏社会組織などからの寄付により成り立っている。名称は、イタリアを5カ国に分割した共和国制を目指していることにちなむ。
パダーニャそのものは実在する。イタリア北部を拠点としている。パダーニャは、北部同盟党首ウンベルト・ボッシ(Umberto Bossi)が提唱する、北部8州と中部3州(トスカーナ州ウンブリア州マルケ州)をイタリア共和国から分離独立させて「パダーニャ共和国連邦(Repubblica Federale de Padana)」を樹立する、という構想を実現するために武力闘争を行っている。パダーニャについては、北部同盟を参照。(北部同盟そのものは、実在する極右政党であることに注意。)
クローチェ事件
五共和国派が起こした事件の裁判を担当していたクローチェ検事が暗殺された事件。妻・娘・友人らと同乗していた自動車が、路上に仕掛けられていた爆弾で爆破され、乗車していた全員が死亡した。五共和国派から犯行声明が出ており、五共和国派の反政府テロ活動の象徴とされている。ジョゼとジャンは、クローチェ検事の息子。軍警察官だった2人が福祉公社に転職しその活動に従事しているのは、五共和国派への復讐が目的とされる。
メッシーナ海峡横断橋
イタリア本土とシチリア島との間にあるメッシーナ海峡を渡る吊り橋で、建設はダンジェロ氏が総裁に就いているイタリア開発公社が担当している。北部からの税金を南部への流用する公共事業の象徴として五共和国派は反対している。実験橋の橋脚の一部が完成した時点で爆弾テロにより橋脚の一部が損壊されてしまった。現在は本橋の建設に移り、実験橋の橋脚は撤去工事が始まっている。完成すれば世界最大のものとなる。
現実のメッシーナ海峡大橋は、計画中止が発表されている。
カモッラ
本作品中では、ナポリ・マフィアのこと。詳しくはカモッラを参照。

[編集] 登場人物

キャストは左が第1期アニメ及びゲームのもの、右が第2期アニメのものである。なお、併記のないものは第2期には登場しない人物か、まだキャストが決定していないものである。

[編集] 義体

[編集] 1期生

ヘンリエッタ (Henrietta)
声:南里侑香/阿久津加菜
担当官はジョゼ。愛称はエッタ。リコと組で公社が完成させた3番目と4番目の義体。髪色はブラウンで、瞳の色もブラウン。純真無垢で礼儀正しいが、年齢の割に幼さが若干残る。聴覚が鋭い。
ローマの7人家族の裕福な家庭で愛情を注がれて育てられていたが、自宅にて連続殺人犯が起こした一家殺害事件に遭い、殺された家族の隣で一晩中暴行強姦を受け、瀕死の重傷を負う(その際、片眼、右手、左足を失っている)も唯一生き残る。病院に収容されたものの自殺を望んでいたところに素体を探していたジョゼとジャンが訪れ、公社に収容された。子宮を摘出されており、ホルモン補充療法を受けている描写もある。義体の訓練の一環でヴァイオリンを弾き、ジョゼにプレゼントされたカメラでの写真撮影を趣味とする。日記もつけているなど多趣味。自室はリコとの相部屋で、二段ベッドは上段を使っている。
ジョゼの方針で、1期生の中でも「条件付け」は軽度に抑えられている。しかし軽過ぎる条件付けから問題を起こし、条件付け強化を迫られる描写もあった。ジョゼの身に僅かでも危険が生じると自制できなくなるなど、やや情緒不安定かつ繊細であるが、その分を差し引いても彼女の評価は「優秀」である。兄を盲愛する妹のようにジョゼに依存・傾倒し、彼の愛情を強く求め、独占したいと思っている。しかし今一歩踏み込めないでいる。
物語の当初から義体化による条件付けの副作用が発現している。紅茶に大量の砂糖を入れる味覚障害、ジョゼと金星を見た記憶が数日後には記憶から欠落している健忘症、冬の旅行のことを夏には忘れていたりという描写があった。日記をつけていたことから「一年前のことを日記を見ても思い出せない」と健忘症を自覚し、ジョゼの記憶を失うこと、自らの死によりジョゼに貢献できなくなることを極度に恐れている。
タイトルのロゴに添えられているシルエットは、ヘンリエッタのものである。そのことから、ヒロイン格であると言える。ただ、物語が進むにつれ、ストーリーの本流からは外れる傾向にある。
リコ (Rico)
声:三橋加奈子/塩野アンリ
担当官はジャン。ショートカットのブロンドの髪と青い瞳。ファッションには無頓着で、通常はズボンを着用しボーイッシュな格好をしている。自室はヘンリエッタとの相部屋で、二段ベッドは下段を使っている。
CFS症候群による生まれつきの全身麻痺患者で生まれてからずっと入院生活を行っていた。それが原因で両親の仲は悪化し、公社に引き取られる。義体化により11歳の誕生日に動く身体を手に入れた。義体になって初めて見たり触れたりすることが出来るようになったため、日常に常に新鮮さを感じており、公社での生活を誰よりも自然に受け入れている。そのためかジャンには叱られたり殴られたりすることでさえ嬉しさを感じている。基本的に明るく好奇心旺盛で、感情の起伏は少ない(喜怒哀楽の感情のうち、「怒」だけが抜け落ちた状態)。その一方で任務では無表情になる。また、条件付けで失うはずの義体化以前の記憶を持つ描写があり、自分の身体が再び動かなくなり、ジャンに見捨てられることに恐怖を抱いている。
ジャンには完全に仕事の道具として扱われており、「条件付け」は躊躇無く最も強く施されている。逆に、他の軽い条件付けがされた義体とは違い追加の条件付けに迫られずに、逆に良い結果になっているようでもある。
イタリアでは本来「リコ」という名前は男性名である[1]。ジャンの不自然な命名に驚かれることもあるが、「リコ」は男性名Enricoの短縮形であり、女性名にするとジャンの妹と同じ「エンリカ(Enrica)」になる。
トリエラ (Triela)
声:仙台エリ/榎本温子
担当官はヒルシャー。公社が二番目に完成させた義体。褐色の肌とブロンドの長髪の少女。精神年齢が高く聡明で、その一方で他の義体の面倒見も良い。真面目でさっぱりした性格だが、ヒルシャーに対してだけは素直になれず実は非常に繊細。しかし、その素振りを他人には見せず苦悩を抱えている。イタリア語以外にもドイツ語とフランス語も操るなど教養を持ち合わせている。戦闘力も極めて高い。複数の義体で作戦を行う場合は突入役を担うことが多く、銃剣やナイフ類を扱い近接格闘もこなす。
1期生の中では年齢も高く比較的高身長のため、変装して成人女性として任務に就くこともある。服装は、プライベートでもネクタイとスーツが多い。その一方で少女のような柔らかい服装も望んではいるが、ヒルシャーにそういう服をねだることが気恥ずかしくて口に出せないでいる。ヒルシャーから時折贈られるテディベアを集め、名前をつけている。当初は白雪姫 (アニメ映画)に出てくる七人の小人の名前を名付けていたが、7体を超えてからは歴代ローマ皇帝の名前を付けている。義体の少女らの中では、唯一生理痛に苦しむ描写がある。自室はクラエスとの相部屋で、二段ベッドは下段を使っている。
ヒルシャーのある思いから1期生の中では条件付けが最も弱いため、他の義体とは違って異論を持ち合わせ、全てを客観視するリアリストかつニヒリストである。公社についても客観的視点を持って認識しているが、義体である自分の運命として死が迫っていることを受け入れている。そして味覚異常などの障害が現れ始めた。
自分の過去にはあまり執着しておらず、「ポルノ・ムービーかスナッフ・フィルムにでも出演させられていたのではないか」と他人事のように語るほどだった。その素性は自らが語った通り、ユーロポール時代のヒルシャーがラシェルと共にスナッフ・フィルムの撮影現場から救出した少女であることをマリオ・ボッシの口から語られた。時折に夢に見る母はラシェルのようだ。ヒルシャーに助け出された結果、公社によって義体化されてしまったことを侘びられ、ヒルシャーの望みはただ一つ自分を生き長らえさせることだと知る。自分の存在がヒルシャーの生き方を縛っていると自覚する一方、条件付けの副作用だと嘯いていた自分のヒルシャーに対する感情もまた純粋な愛情であると確信する。そして迫りくる寿命を精一杯にヒルシャーと共に生きることを決意した。
クラエス (Claes)
声:小清水亜美/水野理紗
担当官はラバロ。素体の頃の本名はフレッダ・クラエス・ヨハンソン(Freda Claes Johansson)。主要な義体の中では唯一、素体時の経歴がほとんど明かされていない。義体の扱いに慣れずに、俊敏な、あるいは精巧な動作が出来ない。また、素体の頃は読書好きで眼鏡を着用していたが、義体化されたことで眼鏡を必要としなくなったと共に読書の習慣は無くなった。ラバロに義体の操作訓練の一環でイタリア北部各地に釣りに連れられた。ラバロから無為に時間を過ごす楽しみを教わり、大量の本があるラバロの自室を訪れたことから、再び読書を習慣とするようになる。自室はトリエラとの相部屋で、二段ベッドは上段を使っている。
ラバロ死亡により、「条件付け」の書き換えによってラバロの記憶は消去されたものの、担当官の変更は困難であったことから通常の義体としての運用が不可能なことが判明し、実践訓練も行うこともなくなり、義体全員で分担していた義体開発用の試験を集中的にさせられるようになった。その結果、義体開発の進捗情況は早まったとのこと。アニメ版では銃器以外での戦闘を一通り行うが、コミックではほぼ無力。
ラバロから渡された素体時の眼鏡をレンズを換えて伊達眼鏡として使っている。ラバロが死亡する直前に、「眼鏡をしている時はおとなしいクラエスでいて欲しい」という命令ではない約束を交わした。ラバロの記憶は一切失っているものの、眼鏡をしているクラエスは銃を生理的に撃てず、眼鏡に触れられることも極度に嫌うようになっている。ラバロとの釣り旅行をした経験からか、自ら描く絵画は常に水辺の風景であり、湖を見ると(今のクラエス自身にとっては)理由もなく落ち込み涙を流してしまう。ただ、彼との「約束」だけは記憶を消された現在も覚えており、その約束の方が条件付けの縛りに勝っている。精神年齢が高く淡白な性格で孤独を愛し干渉を嫌うが、人付き合いは良い。音楽読書を好み、菜園を作ったりと、義体の開発試験を行っている時以外は気ままな生活をしている。1期生の中ではトリエラと共に年齢は高く、化粧をすればハイティーン程度に見える。
アニメ版では、戦闘にあたって眼鏡を外す描写がある。また、クラエスには似つかわしくない大きなアナログクロノグラフウォッチを愛用している。ラバロが使用していた物と思われる。
アンジェリカ (Angelica)
声:寺門仁美/花澤香菜
担当官はマルコー。愛称は「アンジェ」。素体時の本名はアンジェリーナ。経営する町工場の運転資金に困った両親が保険金殺人を目論み、轢殺されかける。一命を取り留めたところを公社に回収され、公社で最初に完成した義体となる。本名にちなみアンジェリカ(天使の意)とマルコーに命名される。最も古くからの義体であることから、義体の改造を繰り返され、投薬の量や方法や手探り状態だったため、義体の中で薬の副作用が最も発現し不安定で実戦に投入される機会は少なく、物語開始時点から入院がちだった。マルコーと過ごした記憶も障害によって断片的になり、その事実を直視できなかったマルコーからは次第に冷たく遇されていった。
末期には健忘症の傾向が激しくなると同時に、半年以上前の記憶をつい最近のことのように語ったり、義体になる前の記憶が夢や白昼夢として戻るなど、記憶と認識が錯綜した症状が見られた。五共和国派による官庁を狙った自動車による爆破テロが発生し、マルコーと共に警備を担当していたアンジェリカは自らの身体を盾にしてマルコーを護り、重傷を負う。身体は修復されたが昏睡状態から覚めず、脳の状態から「寿命」が近いことが判明する。素体の頃に自分が飼っていた犬の親友「ペロ」との対面で一時的に目が覚めるが、再び昏睡に陥る。再び目覚めた時には記憶が完全に錯乱しマルコーのことすらも忘れてしまっていたが、枕元でアンジェのことで落ち込んでいたマルコーに対し、元気付けるために既に忘れてしまっていたはずの『パスタの国の王子様』の物語を最後まで語り聴かせた後、静かに息を引き取った。その遺体は公社敷地内の修道院跡に埋葬された。
エルザ・デ・シーカ (Elsa De Sica)
声:能登麻美子
担当官はラウーロ。愛称はエルザ。思いつめる性格で、他の義体達とは一切関わろうとせず、会話もほとんどしなかった。これは素体時からの性格とのこと。寮の自室の荷物は何も無く、私物はラウーロの写真ただ1枚だけだった。その一方で能力は高く、ラウーロ自身も優秀だったことから、フラテッロとしても非常に優れていた。
エルザにとってはラウーロが全てだったが、彼からは単なる道具としての扱いであった。その結果、永遠に手に入らないものを前に、本来有り得ないはずの義体による担当官との無理心中という悲劇的な結末に至ってしまう。この事件は、義体に懐疑的な作戦1課に知られないように、五共和国派による暗殺として処理された。
原作では登場した時点で既に死体だったが、アニメでは彼女の死に至るまでの「事件」が描かれた。ある任務でラウーロは独りで仕事をやらせるが、自分は自分の自動車で待っているだけだった。エルザに任務完了の証拠写真を撮らせていたが、ラウーロは余ったフィルムを何気なく撮影して使い切ってしまう。自動車のルームミラーに偶然写っていたラウーロの写真が、エルザ唯一の私物で宝物となった。、会話も必要最低限のことしか声を掛けられていなかったが自室でラウーロのために任務を確実に遂行するために銃を磨くのに余念がないところにヘンリエッタが訪ねるも、ヘンリエッタに対して担当官に対する愛情が足りないと責めるだけだった。後日、ヘンリエッタとの任務を行うこととなり、ヘンリエッタとジョゼとの仲睦まじい会話から動揺し、ラウーロに任務を外されてしまった。その直後のある晩、事件が起こる。
ベアトリーチェ (Beatrice)
声:なし/伊瀬茉莉也
担当官はベルナルド。愛称は「ビーチェ」。嗅覚が鋭い。ベルナルドが饒舌なのに対し、口数は少なく、無感情とも取れる対応をしている。アニメ第2期では、情感が薄いことが本人の口から語られている。マイクロUZIを使用。物語初期から登場するが、登場回数は非常に少ない。
シルヴィア
1期生の義体の1人。義体化されて3年弱が経ち、既に記憶障害が激しく寿命が近付いている。寿命を待つより戦場で死ぬことが兵士の本懐だとして捨て駒の陽動戦に投入される。
キアーラ
1期生の義体の1人。シルヴィアと共に陽動戦に投入される。シルヴィアと同様に寿命末期だと思われる。

[編集] 2期生

最初の計画では10体を予定され、一月で2体のペースで義体化が行われている。数体が完成し、義体棟で寮生活している描写があるものの、活躍が描かれているのはペトルーシュカのみである。

ペトルーシュカ (Petrushka)
声:なし/坂本真綾
機能強化目的義肢・サイバネティクス試験体XB11-01。担当官はアレッサンドロで、出身はロシアと聞いていたこと、先輩担当官から男性名にするように推されていたことから、ロシアのバレエの演目であるペトルーシュカにちなんで命名された。愛称は「ペトラ」。彼女の身体改造に関してアレッサンドロが唯一リクエストしたのは赤毛にしないことだったが、逆に悪ふざけで赤毛にされていた。瞳の色は緑。何事にも一生懸命で前向きな性格で、素体の頃からの習慣で毎朝のストレッチが日課。登場する主要な義体の中でも最も背が高く、素体の頃よりも高い160cmに整形されている。彼女の外見は担当官の意向でミドルティーンに設定されている。1期生に対し後輩として振舞い、逆にローティーンの1期生に対して身長や年齢は高いものの、それに対する違和感は持ってはいない。条件付けに強い縛りをかけないという2期生のコンセプトにより、素体の影響を強く受けている上、忠誠心により強制された気持ちではなくサンドロに関する検査質問に「愛しい人です…」と答えるように、条件付けではない愛情が見られ、女心を語るなど1期生とは一線を画している。
本名はエリザヴェータ・バラノフスカヤ。愛称は「リーザ」。バレリーナを目指していた。金髪で華奢かつ身長も低かった。あきらめない努力家だったが、低身長を補う猛練習が原因で度々脚を故障し、訓練も制限されていた。脚に出来た骨肉腫の治療でイタリアに渡り手術を受けたが、それに伴う足の切断が原因で将来を悲観、投身自殺を図った。公社に回収され、ペトルーシュカに生まれ変わる。
なお、同人誌時代の『GUN SLINGER GIRL』にも登場しており、名前は「ペトロシュカ」だった。長い黒髪が特徴的で、通称『黒ペトラ』と呼ばれている。アンジェリカと印象が重なるため、当初はキャストから外されたことが著者によって明かされている。

[編集] 期・不明

ピア
声:田中小百合
担当官アーネスト。PS2版ゲーム三部作にのみに登場するオリジナルキャラクター。ヘンリエッタらより新しい世代の義体とされている。そのため2期生の可能性があるが不明。担当官アーネストと共に公社から脱走、五共和国派への亡命を図る。

[編集] 義体担当官

義体の運用と世話を担当する。担当する義体に命名する権利を持つ。担当する義体の条件付けや運用は、公社の命令に反しない範囲で裁量が与えられている。現在のところ全て成人男子である。

ジョゼ
声:木内秀信/三戸耕三
ヘンリエッタの担当官。ジャンの弟。フルネームはジョゼッフォ・クローチェ。元は軍警察(カラビニエリ)の憲兵隊に所属していた。「クローチェ事件」で検事だった父、弁護士だった母、妹エンリカを亡くし、家族の復讐として社会福祉公社に転職した。ヘンリエッタには妹のように接しているが、逆にそのことが自身の負担になっている面もあり、義体の運用や「条件付け」についてジャンと対立することもある。42話に登場した際は髪を伸ばしていたため、傍からみれば別人のような風貌になっていた。
家を開けがちな両親、家族と言えど他人に興味を持たない兄に代わり、妹エンリカの面倒をみていたことからエンリカに溺愛されていた過去があり、ジョゼもそれを受け入れていた様子。無意識のうちにヘンリエッタをエンリカと重ねている。「エンリカ(Enrica)」と「ヘンリエッタ(Henrietta)」は同じ由来をもつ名前である。
ジャン
声:宮本充/子安武人
リコの担当官。ラバロ死亡により担当官不在となったクラエスも担当する。フルネームはジャン・クローチェ(Gian Croce)。義体担当官のリーダーで、現場では無線で担当官への指示を行う。ジョゼの3歳年上の兄。第二次世界大戦のイタリアの英雄だった祖父に憧れ、法律家になることを薦める父の意見を押し切って18歳で陸軍士官学校に入校。5年後、士官学校を次席で卒業して弱冠23歳で中尉となり新任で軍警察カラビニエリの第一パラシュート連隊に本部付き情報参謀として着任した超エリート。連隊幹部からも幹部候補として嘱望されていたが、パラシュート連隊を踏み台に特殊部隊SIGに転属を上官に対しても公言していた。他人への愛情が薄いと自他共に認めていた。しかし、連隊の伍長だったソフィアと出会い、ソフィアの告白を受け入れて恋人となり婚約する。ソフィアへのジャンに対する情愛は、ジャンの他人に対する情に変化をもたらしていた。クローチェ事件で父・母・妹と共にソフィアを亡くす。経緯は明かされていないが、五共和国派への復讐を目的として福祉公社に籍を置くこととなる。
家族にも関心が希薄で、自分だけが可愛いと考えていた。「条件付け」に対して何の躊躇いも無く、義体は仕事の道具とリコの前であっても公言し、リコに対しては冷たく接している。仕事には厳しく、リコに対する体罰、拷問相手に過剰な暴力を振るうなど、目的のためには手段を選ばない冷酷な性格に見える。しかし実際は、リコへの気配りは人一倍である。6巻以降は以前よりも感情的になる場面が多くなり、リコの扱いにも変化が見られるようになった。ソフィアとの出逢いでジャンの心に少し変化が起こったようだ。婚約者となったソフィアを「クローチェ事件」で失っている。そのため、今の仕事は五共和国派に対する個人的な復讐が主な目的となっている。弟のジョゼとヘンリエッタの関係が、かつてのジョゼと妹エンリカの関係に重なっていることを密かに危惧している他、ジャン自身もエンリカに強いこだわりを持っており、6巻ではエンリカの幻影に向かって、激高しながら人間の弱さを認めるという場面もあった。
ヒルシャー
声:江原正士/松風雅也
トリエラの担当官。ドイツ人。フルネームはヴィクトル・ヒルシャー、本名はヴィクトル・ハルトマン。元は欧州刑事警察機構(ユーロポール)児童虐待取締班に派遣されたドイツ警察の警官。ユーロポール時代に遭遇した事件(「カモッラの虐殺」)に大きな影響を受けており、それがトリエラとの関係に悩む一因になっている。生真面目な性格で、過度の条件付けにも反対しているが、これもまたトリエラとの関係を複雑にしてしまっている。父親に勘当されているが、母親は今でも彼のことを気遣っており、早くドイツに戻ってくるよう説得されている。母にはイタリアの役所に勤務していると話している。
ユーロポール時代に、単純な使命感で児童を対象にしたスナッフ・フィルムの暗部に介入し、足を洗いたがっていたカモッラ幹部のマリオ・ボッシから犯行の情報を得る。その頃知り合った同僚の監察医ラシェル・ベローと共にアムステルダムのスナッフ・フィルムの撮影現場へ上司に無断で潜入を行うが、少女への救急救命措置で一命を救ったラシェルは殉職してしまう。しかし昏睡から回復しない少女の治療のため、回復を期待していないオランダ警察から逃れるため、オランダの入院先からマリオと共に独断で最先端医療技術を持つと噂に聞くイタリアに少女を移送し、ユーロポールに背信した。この少女が後のトリエラである。素体を求めていた公社は彼女を受け入れたものの戦闘用に義体化してしまい、ヒルシャーは事実を知って激昂するも公社の機密を知ってしまったとして処刑を待つ身となる。ジャンにトリエラの身分と自身の命の保証の取引を持ちかけられ、公社が偽造した戸籍で公社に籍を置くことになった。ラシェルの遺言と自分の希望であるトリエラを生きながらえさせるため、トリエラとフラテッロを組む。
マルコー
声:井上倫宏/矢尾一樹
アンジェリカの担当官。フルネームはマルコー・トーニ(Marco Toni)。誕生日は1968年11月28日。パンテオンの警察官として勤務しており、フランカことカテリーナにパトリツィアを紹介され恋人となる。能力を認められ内務省治安作戦中央部隊(NOCS)に移籍するも、目の負傷による視力低下を理由にを解任され、一般の警察官勤務には飽き足らず退職する。友人のビアンキの紹介により社会福祉公社に入り、交通事故で重体だったアンジェリーナの担当官となった。注射を嫌がるアンジェリーナの気を紛らわすために即興で童話『パスタの国の王子様』を作り聞かせる。アンジェリーナが義体化されアンジェリカとして生まれ変わってからも、注射を嫌がるアンジェリカの為に童話の創作を続けるが次第に無理が出てきて、まだ仕事が無かった二課の課員を巻き込んで創作を続けた。当初はアンジェリカには熱意を持って接していたが、「条件付け」の副作用により物語を忘れてしまうアンジェリカを見てマルコーは失望してしまった。根は真面目で明るいが、アンジェリカへの対応を含め何事に対しても強がって冷静と客観を装っている。公社の仕事の内容が部外秘であることから、真実を話せないマルコーに対してパトリツィアから、失望ともに重荷にならないようにしたから離別を切り出されてしまった。
アンジェが寿命間近であることを知り、アンジェリカの夢に出てくる犬がアンジェリーナだった頃に飼っていた犬であること、今は親戚が飼っていること突き止め、引き合わせる。アンジェリカのことで落ち込んでいるマルコーを元気付けるためにアンジェリカは、マルコーのことすら記憶から消えてしまっていたものの忘れてしまっていたと思われていた『パスタの国の王子様』をマルコーに語って聞かせ、そしてアンジェは息絶えた。
ラバロ
声:堀内賢雄/同左
クラエスの担当官。フルネームはクラウディオ・ラバロ。小銃の暴発により脚を負傷し軍警察を退役したジャンの元上司。退役時の階級は大尉。未練がある軍警察に公社の力で復帰するため、ジャンの誘いで3年間だけという条件で担当官になった。
ジャンはラバロに義体の命名に男性名を助言していたが、本名のミドルネームを採用した。当初はクラエスに対し突き放した接し方をしていたが、射撃で7ヤード必中の課題を出して単独の訓練を指示したが、翌日にクラエスが一晩中雨の中で射撃を続けていたことを知り、愕然とする。義体の操作訓練という名目でクラエスを度々釣りに連れて行くようになる。ラバロはクラエスに対し「軍警察に復帰するため」・「お前には興味がない」と言い放つが、公社では教官と生徒の役割を演じる一方で、次第に娘に接する父のような愛情が芽生えている様子が伺える。
ある日、銃の扱いの未熟なヘンリエッタを射撃場に入れていたジョゼに対しラバロが制裁を加えたことで、それぞれの義体であるヘンリエッタとクラエスとが一発触発の状態になる事件が起きた。事件を未然に防ぐためとは言え彼女らの寿命を縮める条件付けを躊躇することなく行うジャンと対立し、社会福祉公社の実態をマスコミに公表しようとするが、その直前「ひき逃げ」に遭い死亡した。その直前のクラエスとの別れ際にクラエスの素体時の眼鏡を手渡し、「眼鏡をしている時はおとなしいクラエスでいてくれ」との命令ではない血の通った約束をした。その際に自室の鍵も渡したことから、自分が公社により暗殺されることを予期していたと推測される。しかしひき逃げ犯人は明らかにされていない。
アレッサンドロ
声:白石稔(ドラマCD)
ペトルーシュカの担当官。通称サンドロ。フルネームはアレッサンドロ・リッチ。アレッシオ・リッピの偽名を名のる時もある。20歳無職の時分にロッサーナに見出された直弟子で、内務省スパイ養成所を経て公安部公安1課に所属。仕事では調査対象に近しい女性と肉体関係を作り情報を得ることを専門に行っていた。軽薄そうに振舞っているが、相手の本心を窺うため。相手の仕種や会話などからその人物の背景を見抜く抜群の人間観察能力を持つ。敵であろうと不必要に傷つけることを好まない。ペトルーシュカにはロボットではなくパートナーであることを望んでいる。
ロッサーナの私室を見た数少ない一人。ロッサーナを最も理解する人間として彼女の弱さも理解し、恋人となる。自らの人格の空白を埋めるため、あらゆる知識と経験を溜めていったロッサーナの姿を真似るかのように、アレッサンドロも知識を蓄えていく。その結果、彼の私室はロッサーナのそれと同じく倉庫同然のような状態になっていった。しかしある日突然、ロッサーナは失踪。裏切られたとの想いが残った。パートナーとなる義体(ペトルーシュカ)を構築する際、ロッサーナが赤髪であったため「赤髪だけにはするな」とリクエストしている。しかしそのリクエストは見事に裏切られることになる。
ラウーロ
声:津田英佑/なし
エルザ・デ・シーカの担当官。自分に対して忠誠と愛情を注ぐエルザに対し何の感情も持たず、彼女を単なる道具として扱っていた。そんな彼の態度がエルザを追い詰め、エルザにの無理心中で射殺される。原作コミックでは死体として登場し、銃弾で片方の右眼周辺が損傷し、その顔貌も人物像も不明のままだった。アニメ版では、そのシーンに繋がるエピソードも描かれた。作戦2課に協力しない地方警察幹部の暗殺を命じられ、2人の狙撃手が必要となり、ラウーロはジョゼ・ヘンリエッタ組を選んだ。ヘンリエッタとジョゼの仲睦まじいやり取りを目にしたエルザは動揺する。動揺の原因を考えようともしないラウーロは不調のエルザを作戦から外し、作戦は成功したが外されたエルザは不満だった。公式な身分は、ローマ在住でエルザと親娘の商社マンということになっていた。
ベルナルド
声:なし/中野裕斗
ベアトリーチェの担当官。軽めな性格で、おしゃべり好き。登場の回数も少ないベアトリーチェともに、ベルナルドの登場回数も少ない。脇役として数回登場しているのみ。
アーネスト
声:内藤玲
ピアの担当官。PS2版ゲーム弟3部作のみに登場するオリジナルキャラクター。ピアと共に公社から脱走、五共和国派への亡命を図る。

[編集] 他の社会福祉公社職員

[編集] その他の作戦二課課員

設立当初は10名ほどの組織だった。人員も実績もなかったことで、義体の補助をする以外の仕事がなかったが、ジョルジョとアマデオの喧嘩を身体を呈して防いだことがきっかけとなり、仕事が回ってくるようになった。デスクワークの課員も、大規模作戦の場合は現場に出動するため、実務訓練も行っている。

ロレンツォ
声:家中宏/てらそままさき
社会福祉公社作戦二課の課長。内務省出身。
フェッロ
声:中川里江/同左
女性。一般二課員のリーダー。ジョゼの作戦を補佐する場面が多い。無愛想だが、ただ仕事に厳しいだけだと予想する課員もいる。タイトスカートのスーツとネクタイを着用していることが多い。
プリシッラ
声:鈴木真仁/高橋まゆこ
陽気な女性で、作戦二課創設初期時からのメンバー。アンジェリカには「愛の堕天使」と自己紹介していた。元財務警察の警察官で、敵組織の経済面の分析を担当する。アンジェリカに自分を「プリシッラちゃん」と呼ぶようにさせているが、その記憶を失ったアンジェリカに対し命令として呼ばせている自分に嫌悪している。不器用な生き方しか出来ない自分らが行き着いた公社で、公社の仲間の仲を取り持ったのがアンジェリカであるとして、アンジェリカに心を砕いている。また、薬切れを起こしたアンジェリカに手首を握り折られたことがあるが、アンジェに責任はないとして周囲に報告しないように要請していた。寿命が尽きるアンジェのために奔走する。
オリガ
声:尾小平志津香/加藤沙織
大柄なロシア人女性で、作戦二課創設初期時からのメンバー。ロシア大使館勤務の諜報員だった。尾行を撒くのは日常茶飯事だったらしい。義体の少女たちをバレリーナにしたがっている。愛称はオーリャ。
アマデオ
声:前田剛/細谷佳正
赤毛で顎割れの色男。海兵隊出身で、作戦二課創設初期時からのメンバー。アンジェリカとの初対面で「愛の伝道師」と自己紹介した。ジョルジョとナイフを使うケンカをした制裁として、二人には解雇ではなくヘリフォード(英陸軍特殊部隊SAS本部がある)に「出張(過酷で有名なSASの選抜訓練に参加)」をさせられた。
ジョルジョ
声:下崎紘史/同左
陸軍出身、作戦二課創設初期時からのメンバー。二課の設立直後で仕事が無く苛立っていた時に、義体の少女の世話をして給料が貰えていいじゃないかと言うアマデオと口論となり、ナイフを取り出して喧嘩をしたことがあった。それを見たアンジェリカが身を挺して仲裁したことから、義体の効果が評価され二課に仕事を任されるようになった。オリガから『馬鹿ジョルジョ』と呼ばれるだけあり、直線的で前向きな男。
アルフォンソ
声:岩崎征実/渡辺秀雄
浅黒い肌。金髪をオールバックにし、顎ヒゲがある。任務で自動車の運転や自動車のチェックなどを行うことが多い。
ニハッド
声:土屋祐一/なし
アラブ系の人種のようだ。キリスト教徒もしくはキリスト教圏の出身ではない。
マリオ
声:下崎鉱史/なし
内勤の課員。

[編集] 作戦部

モニカ・マリア=ペトリス
声:赤土眞弓/なし
女性で、社会福祉公社作戦部の部長。作戦一課と二課を統括する。メッシーナ海峡横断橋会社のイザベラ・ダンジェロ理事長とは旧い友人。

[編集] 作戦一課課員

ドラーギ
声:小村哲生/辻親八
作戦一課の課長。義体について否定的な見解を持っており、作戦二課を疎ましく考えている。二課を失脚させるように動くこともある。
ピエトロ・フェルミ
声:池田秀一/なし
無精ひげを生やした男。エレノラとコンビを組む。ドラーギから指示を受け、エルザ事件を調査。調査結果を報告した後も、納得がいかずに休暇を取って独自に調査をする。ジャンによると、捜査員としてはなかなか優秀とのこと。少女を諜報や暗殺活動に使っていることに抵抗を感じている。
エレノラ・ガブリエリ
声:水野理紗/なし
社会福祉公社作戦一課の若い女性課員。ラウーロとエルザの事件を調査。ピエトロとコンビを組む。マメな性格で、ピエトロに必要な下調べをいつもしている。
コーエン
声:
社会福祉公社作戦一課員。ニコラス・カンビオは偽名の一つ。ピノッキオの住む家に侵入したが、逆に殺害される。
ジェレミア
声:なし / 川本成
マティアスとコンビを組む。3年前に爆弾テロに遭った際に指を2本失い、左目は義眼になった。そのためか、サングラスを着用している。過去の経験から爆弾テロリストを憎んでおり、フランカの身柄を素早く引き渡さずに拷問した。その結果、フランコにフランカの異変を気付かれ、フランカを救出に来たフランコに銃撃され死亡。
マティアス
声:なし / 上田陽司
ジェレミアとコンビを組む。ローマでマリノフの事務所に張り込んでいて、フランカを偶然見つけ、罠に嵌めてフランカを拘束する。フランカを拘束するもピノッキオに刺されて死亡。コミック版では建物の玄関前を警備していたが、アニメ版では玄関の内側でウィートの異変に気付くも、ピノッキオに刺されて死亡。
イルマ
声:なし / 柚木涼香
ヴィートコンビを組む。過去に爆弾テロに遭い、未だ腹部にそのときの破片を抱えている。妊婦に変装してフランカの注意をひき、ヴィートともみ合っているフランカをスタンガンで気絶させ、フランカを拘束する。
休息中にフランカを奪還しに襲撃してきたピノッキオの投げナイフを受けて死亡。死体は対人地雷を隠すのに使われる。現場調査で安易にイルマの死体を動かしてしまい起爆したが、ヘンリエッタの対応で被害は最小限に食い止められた。
ヴィート
声:なし/御園行洋
イルマとコンビを組む。妊婦で苦しむ演技をしたイルマで注意ひいて後ろから襲撃するも、影でばれてしまい反撃される。その隙にイルマがスタンガンでフランカを気絶させた。
ジェレミアがフランカに対し復讐していた時、フランコとピノッキオの襲撃を受けて死亡する。コミック版では建物の入り口の中でフランコの携帯電話爆弾で爆死したが、アニメ版では建物の外を警備していて気付かれずに近寄ったピノッキオにナイフで殺される。

[編集] 技術部

義体への改造、メンテナンス、技術開発を担当する。ほとんどが医師医学博士である。

ベリサリオ
義体の条件付けを担当する。技術部の中心的な人物。4つの博士号を持っている。
声:山崎たくみ/真殿光昭
ビアンキ
フェルナンド・ビアンキ(Frernando Bianchi)。義体の精神面のカウンセリングを担当する。マルコーやパトリツィアの古くからの友人で、怪我により辞職して無職になっていたマルコーを自らの職場である福祉公社に引き入れた。
ジリアーニ
義体の義肢開発を担当する。
マリアンナ
ソバカスの女性。脳機能マッピングを専門とする。
ルイ・デュヴァリエ
義体の外見デザインを担当する。
ベルゴンツィ
声:なし/鈴木正和
人工循環器の研究を専門とする。
ドナート
声:広瀬正志/なし
義体の手術を執刀する医師。

[編集] 公安部

ロッサーナ
赤い髪(ロッサーナ)と呼称される公安部の伝説的な諜報員で、公社でもロッサーナと呼ばれ本名は不明。ローマのコロッセオで偶然アレッサンドロと出会い、人間観察能力を見込んで公安部に引き入れ、自ら師となる。アレッサンドロ以上に人間を観察し見抜く能力があり、別人になりすまし潜入工作をする能力にも秀でていた。任務の一環として恋愛とは無関係に肉体関係を結ぶこともあった。公安の中では個性を持たない「機械(マッキナ)」と呼ばれ、同僚からも距離を置かれていたていた。孤独を感じていたロッサーナを理解したアレッサンドロと恋仲になった。
仕事で肉体関係をもった男(政治家)との子を妊娠し、仕事に疲れていたことから中絶をせず、アレッサンドロにも知らせず密かに公社を離れてシエーナ県の農村(詳細なコムーネは明らかにされていない)に移り住み、産まれた娘をビアンカと名づけ[2]育てながら隠遁生活を送っていた。逃亡後も居場所は公社の一部の幹部に知られており、時々仕事を名目的に請け負っていた。ビアンカの父親が政治信条を変更し北部分離派で力をつけてきたため、アレッサンドロとペトローシュカらの協力でビアンカと共に国外に逃亡した[3]
幼少時から自らの人格を空虚なものだと考えていたため、心の空白を埋めるべく膨大な知識と経験を身につけていった。そのため、自宅は各種の書籍などの資料で埋め尽くされた倉庫と化していた。それでもロッサーナは満たされることがなく、依然として空虚なままの自分を自嘲すらしていた。娘ビアンカと暮らすことでようやく自分を得ることができた。
レスキリアン
対五共和国派専門の公安1課長。アレッサンドロ、ロッサーナのかつての上司。自身を「善良な個人であり、邪悪な組織人」と評する。
エンツォ
声:なし/土屋大
公安部ローマ支局の課員。黒髪短髪で、髭が濃く剃り跡が青々している。娘はもう夜遊びを覚える年頃という中年男性。
荒事が得意な支部の課員が別件の爆弾テロを警戒して国立競技場の警備に動員されたことで、エンリコ逮捕の協力を二課に要請しジョゼと行動する。その後、ガニエ大佐の暗殺エピソードでも登場し、二課の作戦の後の後始末を愚痴っていもいる。
トンマーゾ
公安部ローマ支局の課員。作戦部二課と義体に対して、良い印象を抱いていない。
アルトマイヤー
声:なし/土屋大
公安部ヴェネツィア支局の課員。ドイツ系で、ヴェネツィアでの居心地は良くないとのこと。情報収集が主で、実戦は苦手。逆に五共和国派の根絶やしにとどまることを知らないジャンに驚く。アニメ第二期に特別に登場するキャラクター。

[編集] 五共和国派(パダーニャ)

ジャコモ=ダンテ
クローチェ事件の主犯で、ジャンとジョゼの復讐の相手。事件後、長らく国外へ逃亡していたが、新たなテロを引き起こすためイタリアへ舞い戻る。過去に右翼でも左翼でも活動していたことから、当局は無政府主義者としている。しかしアレッサンドロは、才能の自己顕示の行動だと見ている。目的の達成のためなら人種民族などに拘らない。リーダー性、カリスマ性を持っており、主義主張を異とするも目的を同じくする者らを五共和国派の垣根を超えて各派を統べる。
アーロン・チチェロ
クローチェ事件の実行グループに近いと考えられてきた活動家。サンドロ・ペトローシュカ組の内偵により公社が身柄を確保。拷問でも自白しなかったことから、廃人となる可能性が高い非抑制型自白剤を用いられて実行犯などの情報を訊き出された。
ルチャーノ
五共和国派の要注意人物リストB3011番。ルチャーノという名前は通称。物品調達係。ジャンらが来ていたビエモンテ州マッジョーレ湖で偶然居合わせた。クローチェ事件の担当検事を暗殺した犯人が湖の対岸のスイスに逃亡しようとしていおり、必要物資を手渡した。ジャンにより強引に身柄を確保された。
ピノッキオ
声:なし/岸尾だいすけ洞内愛(幼少期)
クリスティアーノに飼われている殺し屋の少年。トリエラと対等以上に渡り合った数少ない人間。少年の頃に地下室に監禁されており、クリスティアーノに保護されて育てられる。その恩を返すために殺し屋となり、初めての仕事で、殺人現場を標的の娘に見られてしまったことから、殺害。それがトラウマとなって少女を苦手とするようになった。高い身体能力と天才的な殺しの能力を持ち殺しの技術は一通り備えているが、その中でもナイフの扱いに秀でる。
トスカーナの中心地であるモンタルチーノに潜伏し、周辺ではピーノとの愛称で呼ばれていた。潜伏していた家屋に調べに入ったを公社作戦1課のコーエンを殺害。その後、フランカ・フランコが合流しに尋ねてくる。アウローラが家に忍び込んでしまったために捕らえられ、アウローラの救出で侵入してきたトリエラにフランコの援護もあり完勝する。しかし前述のトラウマ故に留めを刺すことが出来ずに見逃してしまう。
登場当初は感情を持たない無機質な青年だったが、フランカとフランコとの交流で、人間性を取り戻していく。クリスティアーノへの愛着からクリスティアーノの命令を無視してクリスティアーノ救出に向かい、二人は初めて親と子に近い関係であったことを確認し合う。雪辱に燃えるトリエラと再び死闘を演じ相打ちとなり絶命する。
クリスティアーノ・サヴォナローラ
声:龍田直樹/うえだゆうじ
五共和国派の正統派派閥ミラノ派の中堅幹部。ミラノでは名士として通っている。サヴォナローラはジロラモ・サヴォナローラからちなんだ偽名と公社は考えている。ただの少し裕福なチンピラと自らを卑下しているが、イタリアへの侮辱だとして美術館や教会などでの襲撃や携帯電話を使わせないようにしている宗教や芸術など文化への理解者でもある。用心棒ジョンと共にピノッキオを育てる。ピノッキオに対して利用するだけの打算の関係だとしていたが、愛情をもって接していた。
五共和国派の中心だったミラノ派に失態が続き、他の派閥に主導権を取られかねない事態になった。そのためにミラノ派内部で責任のなすりつけが起こり、クリスティアーノにその役目を負わされて当局に売られた。クリスティアーノも自身も今までの失態の責任を感じてそれを受け入れ、一部を残して使用人を解雇し、屋敷で当局の手入れを待っていた。逮捕を担当したのが公社で、ただのチンピラではないと興味を覚えた作戦2課課長から殺さないで逮捕するように指示されていた。屋敷に戻ってきたピノッキオの説得で考えを変え、再興のために海外に逃亡することを決意したが、フランカたちと共に脱出を試みるも車ごと川に転落した。その後の消息は不明。
アレッシオ
声:なし/千々和竜策
クリスティアーノの片腕。クリスティアーノの脱出のために車を準備するために車庫に来たところ、車庫に潜入していたリコに倒される。
ジョン・ドゥ
声:なし/樫井笙人
クリスティアーノの用心棒兼殺し屋。自称「元CIAの工作員」。暇なときは車の屋根の上で寝て、作戦中でも酒を手放さない。ピノッキオの暗殺技術の師匠でもある。ピノッキオのエピソードが始まる以前に抗争で亡くなっている。殺し屋になるなら情を捨てることを教えた。自分の分身をこの世に残すようなもので面白いとしていたが、しかし自身がピノッキオに殺しの技術を教えるのは愛情の一つであるともしていた。
なお「ジョン・ドゥ」は、アメリカで本名が明らかになっていない男性に対する便宜的な呼び名として用いられる名前でもある。参考:名無しの権兵衛en:John Doe
フィリッポ・アダーニ
声:西村仁/なし
会計士。絵描きを志望していたが、絵の才能が無かったことと数学が得意だったことから父の仕事を継ぐこととなった。父は富豪ピリアツィ氏の経理を担当しており、脱税に加担して工面した資金を五共和国派のテロリストの活動資金になっていることを知る。しかし無賃乗車も駐車違反もしたことがない性格から告発を計画したが、刺客に殺されると予想してその前にフィレンツェもう一度訪れた。その情報を察知したジャンとリコがフィリッポ接触し、刺客に追われ銃撃を受けるも公社に保護される。
グリエルモ
クリスティアーノの手下。ウフィツィ美術館でフィリッポを発見し、部下に指示を出していたが、ジャンに捕らえられ、耳を切られ口を割ってしまう。公社に身柄を拘束されるが、その後の消息は不明。
ピリアツィ
ミラノの富豪。脱税をして五共和国派に資金提供をしていた。雇っていた会計士フィリッポがそれを知り、裏帳簿を持ち出して告発を計画していたこと、大規模 テロの計画を聞かれてしまったことから、クリスティアーノにフィリッポの始末を依頼していた。
レオナルド・コンティ
声:なし/高階俊嗣
雑誌記者で、福祉公社についてパトリツィアと調べていた。実は五共和国派の一員であり、それがマルコーに発覚した際、パトリツィアを人質にしたが、アンジェリカの活躍により逮捕された。
マンジェロ・マリノフ
声:なし/上別仁資
ローマのブローカー。活動家になりたいと志願してきたフランカに対し、フランコを紹介した。フランカはおじ様と呼んでいたが、血縁などは不明。公社作戦1課は彼を「あんなブローカー」と称していた。
ブルーノ
声:なし/高瀬右光
死体を処理する掃除屋。殺人には関与しない。妻と息子アントニオがいる。この仕事に嫌気が差しているが、家族を養うために続けている。クリスティアーノの一派の下っ端が吐露したことで、公社作戦2課に身柄を拘束される。
ヴィンチェンツォ
声:なし/前田武
ブルーノの助手。ブルーノの運転する防弾仕様のフェラーリに乗っていたところ、公社に襲撃され反撃しようと窓から身を乗り出したところをリコの銃撃を受けて死亡。
セルジョ・アイマーロ
声:なし/水野広一
ウーゴ・カルシュマンという偽名で、5年前から誘拐の対象であったメッシーナ海峡横断橋を建設する企業のトップであるダンジェロ理事の警護担当していた。五共和国派の潜伏工作員。

[編集] フリーの活動家

フランカ
声:横山智佐/平田絵里子
「フランコとフランカ」として有名なフリーの爆弾テロリスト。本名はカテリーナで、フラスカーティの農園なども営む裕福な家庭の生まれ。パトリツィアとは大学の友人で、当時ローマの警官だったマルコーを紹介した。冤罪で投獄された父を救い出すために何度も裁判に挑んだが何も進展せず、逆に父は不審な獄中を遂げた。父親の名誉回復と政府への復讐、そして世の中を変えるために活動家となる。活動家になるに際し中途半端を嫌って大学を中退し、パトリツィアには事後にその経緯を明かした。活動に加わるために活動家に接触するも、たらい回しされた末に厄介払いの末にフランコを紹介された。フランコを訪ね、生きる情熱を失っていたフランコを炊き付けてコンビを組む。フランカの偽名は、爆弾仲間であるニノらにフランコが紹介した時に名前を訊かれ、フランコが咄嗟に名付けた。
クリスティーノの依頼を受け、五共和国派に与することとなる。最初の仕事は、スペイン広場での無差別爆破テロで使う爆弾の製造だった。しかし自分の主義に反するとして偽物の爆弾を渡す予定だったが、爆破計画が漏れたことで爆弾の引渡しは行われなかった。次に、メッシーナ海峡横断橋の計画中止のための活動を指示された。クリスティーノによる監視と、二人の護衛を兼ねてピノッキオと組ませられる。ピノッキオの隠れ家で二人は合流したが、そこにトリエラとヒルシャーが襲撃するも、逃走する。しかしメッシーナ海峡横断橋の計画も情報が漏れて実行されなかった。ほとぼりを冷ますためにローマ郊外の自分の農園で潜伏する。ピノッキオとクリスティアーノを救出する前にクリスティアーノの立場回復のために独自にメッシーナ海峡横断橋の爆破を計画するも、公社による厳重な警備のため爆破を実験橋の橋脚に変更し爆破するも不十分な結果に終わった。マリノフからクリスティアーノが仲間に売られることになったと知らされるが、クリスティアーノを助けるとその後の活動が出来なくなると釘を刺される。ピノッキオにそれを教えクリスティアーノを救出に向かったピノッキオの後を追う。フランコと共にクリスティアーノを車に乗せてと脱出を試みるも、公社の待ち伏せで致命傷と思われる傷を受け、車ごと川に転落。その後の行方は不明。
目的のためには手段を選ばない活動は良しとせず、無関係な人を巻き込まない主義に徹した。場合によっては他のテロリストに対し、製造依頼された爆弾も偽物を渡そうとしたり、当局に通報したりもしている。自分らを目撃した少女の殺害を提案したピノッキオを言い含めたり、負傷したピノッキオを気遣い手当てしたり、苦しんでいる妊婦を助けようとして公社作戦1課に身柄を拘束され、拷問を受けながらも妊婦が変装であることを確認したりと、本質は心優しい女性である。
フランコ
声:園岡新太郎/安元洋貴
「フランコとフランカ」として有名なフリーの爆弾テロリスト。祖父は爆弾作りの名人として有名で、その手伝いをしていたことから爆弾作りのその腕前は名が知れている。しかし、今では精巧な爆弾ではなく携帯電話で起爆させる簡単な爆弾が重用されているとして、嫌気がさしている。
爆弾作りを請いに来たカテリーナを疎ましく思っていたが、焚き付けられてフランカを仲間とする。フランカはフランコのことをピノッキオに対し、相棒・ボディーガード・爆弾作りの師匠と紹介している。また、フランコは、ピノッキオに対しフランカの恋人であることを否定し、目的を失った自分に対し目的を与えてくれるフランカに重臣している。しかし二人が抱擁するシーンがある。
フランカと共にクリスティアーノの国外脱出を試みるも、フランカやクリスティアーノとともに車ごと川に転落。その後の行方は不明。その際、銃撃するために飛び出してきたリコを轢きそうになりフランカは避けようとしたが、フランコがそれを阻止して、リコを轢いて負傷させた。
ニノ・フェレッティ
声:なし/関俊彦
ベルガモ・アルタの出身。表の世界ではアンティークショップ『ベルッティ道具店』に勤務する修理工をしている活動家。元トリノ工科大学の学生。リコが壊してしまったジョゼからヘンリエッタに贈られた万華鏡を修理した。店主からは腕を見込まれていたが、修理工としての使命感はあまり持っていないと説明していた。
兄と共に活動する活動家仲間からも一目を置かれる過激な活動家で、死んだ兄の復讐のためにさらに過激になった。爆弾つくりの名人だった。しかし活動に疑問を持つようになり、ある日を境に慎重で流血を好まない誘拐を専門とするようになった。
活動家の間では"チベタン・テリア"(劇中では俊敏だがおとなしいというチベットの牧羊犬、あるいは愛玩犬と説明されている)と呼ばれるようになっている。自らは走れなくなったチベン・タンテリアと呼ばれていると自嘲している。メッシーナ海峡横断橋会社のイザベラ・ダンジェロ理事長の誘拐を計画していたが、慎重な自分に苛立ち先走る活動家仲間を抑えきれず独断先行されて作戦は失敗。ニノはその責任を取るとして、仕事は退職して行方不明となった。アニメでは、メッシーナ海峡横断橋の爆破の爆弾作りの協力を持ちかけていたが、それを断るニノをフランカが叱責していた。誘拐の失敗での最後のシーンでは列車に乗るところをフランカが見送った。
エンリコ・ペルディーニ
活動家。元『赤い旅団』系極左テロリストで、共和国広場爆弾テロほか4件の実行犯。無政府主義者で、活動資金が出るなら政治色は左右を問わない。フランカとフランコに依頼していた爆弾をローマ郊外のオスティアで受け取ることになっていたが、エンリコの独断でローマで引き渡すこととなった。スペイン広場で無差別爆破テロを行う予定で、その経歴からフランカは良い顔をせず偽物を渡す予定だった。しかし、前の晩に公社による手入れでエンリコは逮捕された。他の活動家の死者・負傷者数は不明。
ラッザーリ
ガニエ大佐と結託して軍の武器をテロリストに供給していた。公社ローマ支部の協力でジャンが身柄を押さえた。ジャンの指示でリコに暴行を加えられ、情報を供述したようだ。ジャンの見立てでは刑期30年とのこと。

[編集] イタリア軍・軍警察

サレス少佐
声:なし/乃村健次
軍警察(カラビニエリ)の特殊部隊GIS(Gruppo di Intervento Speciale、特殊介入部隊)の部隊長。指揮するだけでなく実戦にも秀でている。ピノッキオに対し完敗したトリエラの格闘の訓練を引き受けた。公社には格闘に秀でた人材がいないこと、条件付けで公社の人間に対して義体のトリエラは対抗的な行動が出来ないこと、GISも婦人や子供との格闘の経験を欲していたことから、双方の利益になるとしていた。隊員を軽くあしらうトリエラの欠点を見抜き、義体の中でトップクラスの能力を持つトリエラを完膚なきまでに負かして「ウサギ」と言ってのけたほどの格闘技能を誇る。サレスの指導の下でトリエラは更に格闘能力を高め、ピノッキオとの雪辱戦に繋がっていく。
ガニエ
イタリア陸軍大佐。軍の武器や密輸品を活動家に横流しをし、大金を得ていた。軍もそれを把握していたが、高官であることと、利害が複雑に絡むことから手を出せず、軍から公社にガニエ大佐の始末を依頼してきた。劇場で観劇していたところ、リコに首を折られて暗殺される。病死として発表される予定。
マルカントニオ
声:なし/小野坂昌也
マルカントニオ・アバド(Marc'Antonio Abbado)。軍警察第一パラシュート連隊「トスカニア」所属の憲兵中尉。軍警察ではジョゼと同期で、友人。政治集会に参加した母親が鎮圧に出動した警察の催涙弾を頭に受けて死亡し、復讐として軍人でありながら反政府活動に加担していた。マフィアの密輸を監視する任務を帯びていたが、逆にモリーゼ州のマフィアからアルバニアからの密輸品を受け取り軍を利用してラツィオ州運び入れていた。ジョゼがカフェに呼び出し、配置していた公社により逮捕された。アニメ版では、福祉公社が銃撃した密輸に加担していた軍車両から死体として発見された。

[編集] ボリショイ・バレエ学校

エリザヴェータ・バラノフスカヤ
声:なし/坂本真綾
ロシアのボリショイ・バレエ学校の6年生で、16歳。一流バレリーナを志すスモレンスク出身のロシア人少女。愛称はリーザ。努力を惜しまない性格だが、バレリーナとしては身長が低いことに悩んでいた。しかしながら技術的には評価が高く、校長のイリーナ・トルスカヤも彼女に入れ込んでおり、地元のTV局からも取材を受けるほどだった。過度の練習で脚の骨折を度々起こしたことから、練習量を制限されていた。それでも快気しないことから精密検査を行ったところ、骨肉腫[4]が判明し、医療技術の進んだイタリアに渡る。温存療法を考えていたが脚を切断され、絶望し病院の屋上から投身自殺をはかった。一命を取りとめたが、親の収入では治療費を払えないとして公社が収容し、義体・ペトルーシュカに改造される。担当することになったアレッサンドロとは手術前に偶然出逢っているが、アレッサンドロはペトルーシュカがリーザであったことは知らず、ペトルーシュカも当然その出来事の記憶を失っている。
アニメ版では、未登場のペトルーシュカやアレッサンドロとは全く関係なく登場した。イタリアの病院で手術を受ける直前の場面でアレッサンドロと出会うシーンのところで、レオナルド・コンティと会話する。
ナターシャ
ボリショイ・バレエ学校の女生徒。その踊りは非常にレベルが高く、また長身で体格にも恵まれているため、おそらく学校一の実力を持つ。しかし自分の実力に過信することなく、普段はおとなしい性格だが踊り始めると人が変わったように情熱的な演技を見せるリーザに素直に感銘を受けている。リーザのライバル。アレクセイいわく、ナターシャの踊りは「完璧だが、マイムの教本どおりすぎてつまらない」とのこと。
イリーナ・トルスカヤ
モスクワ国立舞踊アカデミーのボリショイ・バレエ学校の校長。彼女自身もエリザヴェータと同じく154cmの低身長のバレリーナだったが、持ち前の努力により成功を得る。当時の若いころの写真は、校内の廊下に展示されている。バレエを愛し、日々努力し成長し続けるリーザを見守っていたが、リーザの脚に骨肉腫ができた事実を知り大きなショックを受け、イタリアでの治療に一縷の望みを賭けた。
アレクセイ
ボリショイ・バレエ学校の男子生徒。リーザとは幼馴染。身長が低いことに悩み続けるリーザを、いつも明るく励ましている。しょっちゅう練習をさぼっているという表記が見られるが、発表会の『白鳥の湖』ではジークフリート王子役に選出されていたことから、バレエダンサーとしての技術は相当であることがうかがえる。骨肉腫の治療のためにロシアを離れる直前のリーザに「好きだ」と告白し、バレエ学校卒業後も団員となってリーザを待ち続けることを誓った。
ヴァシリー
ボリショイ・バレエ学校の主治医。今まで6000人のバレリーナを診てきた。

[編集] その他

クローチェ検事
ジョゼおよびジャンの父。ジョバンニ・クローチェ(Giovanni Croce)。但し、アレッサンドロはジュゼッペ・クローチェと呼んでいた。1998年、ミラノ地方検察局に着任。五共和国派の極右勢力の摘発に奔走し、英雄となる。しかし、乗っていた自動車が道路に仕掛けられた爆弾で爆破され、乗っていた全員が死亡した。同乗者には、妻カーラ・娘エンリカ・息子ジャンの婚約者ソフィアがいた。五共和国派から犯行声明が出され、この事件がジョゼとジャンが公社で働くきっかけとなった。その事件はクローチェ検事暗殺事件、単にクローチェ事件とも呼ばれる。首謀者すら不明だったが、公社の捜査によりジャコモ・ダンテが主犯であることが判明した。関連性を臭わすように、その後を引き継いだ検事らも同様に自動車上で殺害されることが多い。
カーラ
クローチェ検事の妻。企業内弁護士。エヴァの名前もある。どちらかがミドルネームと考えられる。ジャン・ジョゼ・エンリカの母。夫とともに仕事で自宅を不在がちだった。クローチェ事件に巻き込まれ、死亡した。
エンリカ
エンリカ・クローチェ(Enrica Croce)。クローチェ事件で死亡したジョゼとジャンの妹。髪の色は、初期は当初は金髪だったが、ライトブラウン。自分を構ってくれていたジョゼを特に好いていた。学業優秀でスポーツでもサッカーチームの中心的プレイヤーで、ジョゼと同じくハープも嗜む。級友からは、両親と同じく法律家、サッカー選手、あるいはプロのハーピストになるのではないかと言われるほど才能に富む。しかしエンリカの関心は、自宅に不在がちの家族の目を自分に向けさせることだけだった。
ジョゼのヘンリエッタ、ジャンのリコと由来を同じくする名前であることから、それぞれの命名は妹エンリカから取られたと思われる。ジョゼとジャンの前に時々幻影として現われる。
ヴィットリオ
ジャン・ジョゼ・エンリカの祖父。第二次世界大戦でロンメルと肩を並べて戦ったというイタリアの英雄。父方の祖父か母方の祖父かは不明。ジャンらに軍人の義務と名誉を説き、それによりジャンが軍人を志望するようになった。
ソフィア
ソフィア・ドゥランテ(Sophia Durante)。198x年生まれ、200x年死亡。ジャンの元婚約者で、クローチェ事件に遭い死亡する。即死ではなかった様子。補給隊の伍長をしていた軍警察の第一パラシュート連隊に着任してきたジャンに一目惚れし、告白する。自分は恋愛に向かないと考えていたジャンは当初は避けていたが、婚約し他の部隊でも有名な周囲公認の恋人となる。仕官と下士官という隊内恋愛であることから、ジャンの部隊での体面を気遣い退官する。自分が退官すれば国民を守るというジャンの志望する軍人の義務と名誉に一致するという理由でもある。
フェルナンド
ジャンの婚約者だったソフィアの弟。尊敬するジャンの義弟となることを誇りにしていたが、クローチェ事件を機に軍警察を退役し、そして五共和国派への復讐もしないジャンに苛立ちを感じている。兵役後、ソフィアの墓前で偶然会ったジャンに対し、復讐に参加していないことを腰抜けとなじる一幕もあった(ジャン自身は公社での任務で積極的に復讐していることを教えていない)。左翼運動に参加しているらしい。しかし、左翼活動を辞めさせるため、ジャンが指示してマルコーに逮捕させた。
ラシェル・ベロー
声:なし/小松由佳
ヒルシャーのユーロポール時代の同僚。南フランス・アルルの出身。母親はラシェルの出産時に死亡、父親に育てられる。村自慢の秀才で、パリで医師となる。その後、パリ警視庁から監察医としてユーロポールに出向していた。「カモッラの虐殺」と呼ばれる児童を対象としたスナッフ・フィルムで被害者の遺体の司法解剖を担当しており、心を痛めていた。内気で人見知りの性格だったが、監察医の同僚から焚き付けられて勇気を出して同僚となっていたハルトマン刑事(後のヒルシャー)を食事に誘う。その後、ハルトマンと意気投合し職務を離れても2人で事件の調査をしていた時、カモッラ幹部であるマリオ・ボッシを逮捕しようとするが、逆にマリオから人身売買の被害者の救出を依頼される。アムステルダムの撮影現場へ2人で潜入を試みるも、銃撃戦で腹部に弾を受け瀕死を負う。さらに現場深く捜索を進め撮影現場に到達する。医師として自分は助からないことを予見し、被害者少女(後のトリエラ)を救命処置を行い、引き換えに殉職した。その後、遺体は見つかっていない。トリエラの見る夢に出てくる母さんとは、ラシェルのようだ。
ロベルタ・グエルフィ
ボローニャ大学法学部出身のローマ地検の若手女性検事。「クローチェ事件」の共犯者に関連する裁判を担当していた検事が五共和国派に暗殺されたことにより、その後を引き継いだ。しかし裁判の証拠の多くは違法なもので、捜査がやり易くなる新法の可決施行までの時間稼ぎとして勝訴を期待されていなかった。また、実績の無い彼女が重大事件の担当に任命されたことで、反『五共和国派』世論形成のために五共和国派を装った政府関係機関による暗殺が行われるという予想もあった。暗殺するなら人的損害の少ない若手で、という理由である。グエルフィに対し前任の内務省情報局の担当官からも政府からの暗殺を忠告され、アレッサンドロもそれに類する予想をしている。前任者の暗殺には内務省の関与があったとの疑いもあり、グエルフィの警護は内閣府(公社が所属するのは正しくは首相府だが、グエルフィには内閣府と説明している)のヒルシャーとアレッサンドロが護衛に付いた。そしてTVクルーを装った五共和国派の襲撃に遭い銃弾で負傷するが、トリエラ、ペトルーシュカの活躍もあり裁判は、一応の成果をあげて完了する。
裁判終了後はほとぼりを冷ますため、南イタリアのナポリ検察へ異動されていた。五共和国派と反目し合うマフィアの勢力圏の南イタリアでは、五共和国派には手が出せないとの判断があったからである。五共和国派と戦ったグエルフィもまた、マフィアから一目を置かれていた。グエルフィにラシェルに近いものを感じていたヒルシャーは、裁判の後もヒルシャーとは連絡を取り合っていたようで、再会した折には「ヴィクトル」「ロベルタ」とファーストネームで呼び合い、悩みを相談するなどかなり親しい仲となっていた。トリエラも自分の命の恩人のラシェルの面影を感じるのか、守りたいと感じる一方でヒルシャーと接近することに良い気はしていない。ミミはトリエラの恋敵と感じていた。
マリオ・ボッシ
声:長島雄一/同左
カモッラの元幹部。マリオが所属していたファミリーは、新たな資金稼ぎのとしてバルカン半島アフリカ北部などから誘拐した子供の人身売買を行っていたが、マリオは娘ミミの成長をきっかけに改心する。地元警察に通報したものの無視されていたところに、自分を逮捕しようと接近してきたユーロポールのハルトマン(後のヒルシャー)とラシェルに対し逆に子供の救出を依頼する。ハルトマンとラシェルによる被害者少女(後のトリエラ)の救出では後方待機しており、現場から戻ってきたハルトマンとトリエラを保護する。被害者を犯罪の証拠としか見ていない地元警察からトリエラの奪取するハルトマンに協力した。その後もヒルシャーとの情報のやり取りなどの関係は続いていた。トリエラを殺人動画から救い出したキッカケを作った恩人であると共に、それに加担していたとして、ヒルシャーはマリオに複雑な思いを抱いている。
その後、カモッラの裁判の証人となる条件で、今までの容疑は免責される。裁判に出廷するために帰郷し、マフィアから暗殺の標的になるとして公社の作戦一課は裁判まで身柄を拘束する予定だったが、義体となったトリエラの活躍で暗殺は事なきを得、クリスマスは娘と過ごしたいとトリエラに告白するマリオの身柄をトリエラは拘束せず、見逃す。その現場を見ていたヒルシャーもあえて見逃した。そのお礼としてその年のクリスマスにトリエラに熊のぬいぐるみを贈った。その後はカモッラの目を逃れヨーロッパ各地を転々としているが、クリスマスには娘に会いに自宅に帰るという生活を送っている。
マリア・マキャヴェリ
声:藤森多哉
マリオの婚外子の娘。愛称はミミ。父マリオは放浪の身で、母親は既に死亡していて、ナポリで一人暮らしをしている。両親とも裏社会の人間であることを承知している。クリスマスの時など時々マリオがやって来るようである。マリオから送られたクマのぬいぐるみを集めていて、ぬいぐるみにサッカーのユニフォームを着せ、ポジションも決めているらしい。
身辺警護として自宅で軟禁されていたところ、恋人と逢いたくなり、警護していたトリエラとヒルシャーの2人を出し抜いて逃走するなど、一筋縄ではいかない能力を持つ。トリエラ自身が意識してなかった頃からトリエラの好意がヒルシャーに向いていることを見抜き、トリエラを応援している。現在ではトリエラと親友のような仲となっている。
パトリツィア
声:渕崎ゆり子/能登麻美子
マルコーの元恋人。出版社に勤めている。フランカことカテリーナの大学の友人で、マルコーとの交際はカテリーナの紹介によるもの。マルコーが負傷してそれまでの任務から解任されたことから警察を退職していたことを快く受け入れた。公社に転職して子供のお守りをしているというマルコーに対し、(それ自体はうそではないが)マルコーが自分に話せない事情を抱えていると察知し、交際を解消した。
マルコーがアンジェリカに話した創作童話『パスタの国の王子様』を絵本にして出版し評判となり、シリーズとして3作が作られた。『パスタ王子とピッツァ姫』はそのうちの1作。
イザベラ・ダンジェロ
声:なし/幸田直子
メッシーナ海峡横断橋の架橋を行うメッシーナ海峡横断橋会社の理事長。テロで亡くなった夫に代わり理事長に就任した。夫を失ったテロでの傷で車椅子での生活になった。以前はテロと犯人を憎んだが、今では反対意見を押し切ってまで架橋を行うことに疑問を持つようになった。テロに狙われる公算が大きいが、過度の警備を行っていない。公社作戦部長のモニカとは旧知の仲。
五共和国派のミラノ派のクリスティーナの指示でイザベラの誘拐が計画され、その計画を察知した公社二課が警備に付くようになった。モニカから身体障害者に貢献すると義体の説明を受けて素直に受け入れられず、警備担当となったジョゼの復讐にはやる心を察して恐怖していた。フェッロのがイゼベラに変装し、公社二課の活躍で誘拐犯を一網打尽とすることに成功する。
エミリオ
声:サエキトモ
暗殺する標的の下院議員が宿泊していたローマのホテル『ビィラ・ガッディ』の見習いポーター。作戦のために下見としてホテルに潜入していたリコと出会い、リコに好意を寄せる。作戦当日、暗殺現場から逃走するリコを目撃したため彼女に殺害される。
ドメニコ
声:なし/下崎鉱史
名義はドメニコ夫妻になっているがフラスカーティにあるフランカのブドウ園を守る老人。妻はパオラ。フランカが爆弾テロリストとして活動していることは承知している。収穫したブドウでワインを作っている。クリスティアーノを救出しに行くピノッキオを帰って来るように言い聞かせ、送り出した。フランカのアルファ・ロメオの整備も行っていた。
パオラ
声:なし/長浜満里子
フラスカーティにあるフランカの農園を守る老人。夫はドメニコ。
アウローラ
声:なし/酒井香奈子
ピノッキオの隠れ家の近所に住んでいる少女。ピノッキオに好意を持ち親切にしていたが、人付き合いの苦手な彼からは煙たがられていた。世話を焼こうとピノッキオの家に入り込み、フランカに見付かる。公社の少女の殺し屋の噂を聴いていたフランカに殺し屋と誤解され、拘束されてしまう。アウローラが殺し屋かもしれないという誤解はピノッキオの証言により晴れるが、殺し屋であることを知られたとしてピノッキオは、アウローラの殺害を提案する。それに対しフランカは異議を唱えフランカを無条件支持するフランコもいたことから、開放されることとなった。盗聴によりアウローラが拘束されたことを知ったトリエラとヒルシャーが、任務を兼ねて隠れ家を強襲したことでフランカら3人は逃走し、アウローラは助かる。
アニメ版では、アウローラとフランカら3人が居合わせたところにトリエラが突入してくる。フランカがトリエラの銃撃からアウローラを守り、安全な場所まで釣れて逃げている。
ピノッキオを美形だとして好意を抱いており、トリエラに対しても容姿のいい人を「得してるんだろうな」と羨ましがっていたようである。

[編集] 登場する銃器

実在する銃器が登場する。各登場人物はおおよそ使用する銃器が決まっている。銃器雑誌のインタビューにおいて作者は、「フラテッロは銃もフラテッロ」と発言している。義体と担当官の所持する銃はそれぞれ共通性があることを示している。基本的に、作者がそのモデルガンを所蔵し作画見本としているが、作画時に手元に無い場合は登場人物が他の銃を使用することもある。また、アニメーションの2期の初期の第1話から第6話のオープニングの実写として登場する銃は、KSCの製品である。これは本作品に登場する銃器をKSCとタイアップで発売する企画がきっかけとなっている。しかし、幾つか企画されていたが実際に発売されたのはトリエラが使用しているP230SLの1点のみである。

ヘンリエッタ
メインアームにFN P90アマティヴァイオリンのケースに隠している所が印象的。サイドアームとして拳銃SIG P239ステンレスモデル(1巻表紙では9mm、18話では.357SIG)。
リコ
扱う銃器は狙撃銃中心で、SVDドラグノフでの狙撃MG3を使用した後方支援を担当する他、ガリルMARベレッタSCS70/90等を用いる。拳銃はCz75のセカンドモデルを使用する。
トリエラ
メインアームにポンプアクションの散弾銃(ウィンチェスターM1897)を使用する。銃剣を装着することもある。この銃はトリエラが殺人動画の撮影現場から救出されたときにマリオが使用していたものである。しかし、誰に貰ったのかトリエラの記憶にはは無いない。大型の銃であることが原因にトリエラが度々怪我をしており、生き抜く決意をしたトリエラは怪我をしないようストック部のソウドオフを行った。サイドアームはヒルシャーから贈られたSIG P230 SLで、P230のステンレスモデル(最初期型)。アニメ第2期の製作を機にエアガンKSCよりP230SLモデッロTとして限定生産されている。モデッロTとはトリエラモデルという意味である。P230 SLをピノッキオに奪われてからは、ヒルシャーが使ってるSIG P232を譲り受け使用していた。コミック版ではヒルシャーの使用していたものを譲与されていたが、アニメ版ではヒルシャーとお揃いとなっている。ピノッキオとの雪辱戦でP230SLを取り戻し、以後、再びP230SLを使用する。(第3話のみバックアップ用としてH&K P7M8を使用)。その他にH&K UMP45。ナイフや短剣類をも扱い格闘もこなす。
クラエス
ラバロが生存時にはH&K VP70を使用していた。しかし腕前は良くなく、射撃訓練で必中するまで射撃場から帰ってくるなとラバロの指示を受け、雨が降り出しても一晩中射撃訓練をしていた。義体は命令に融通の利かないことを思い知らされたラバロは、それを期にクラエスとの付き合いに愛情を持つようになった。チンピラに対して実地訓練を行うが、射撃機会を逸して接近を許し負傷することがあった。その後、ラバロの血の通った約束により、銃を持つも敵を前にしても引き鉄を引けないでいる。その他にH&K MP5K PDW
アンジェリカ
メインアームにステアーAUGを使用。拳銃はベレッタM84を使用(第23話のみフラッシュライトを搭載したステアーM9を使用)。
エルザ・デ・シーカ
SIG 550およびSIG 552を使用。
ベアトリーチェ
マイクロUZIを使用。
ペトルーシュカ
使用武器はスペクトラ M4、薄着など服装の都合でSMGが携行出来ない場合はタウルスPT92も使用する。
ジョゼ
拳銃は第7話でFN Five-seveN(ヘンリエッタのP90と弾薬が共通である)を使用しているが本人の物ではなく、普段何を携行しているか不明。
ジャン
使用拳銃はFN ブローニング・ハイパワーMk3。
ヒルシャー
拳銃は第1話ではH&K USPTactical、第3話ではH&K MARK 23を使用しているが、第15話以降はSIG P232を使用している。しかし、トリエラが自らの銃P230SLをピノッキオに奪われ、コミック版では自らの銃をトリエラに貸与した。アニメ版では自分とお揃いのP232をトリエラに渡している。
マルコー
使用拳銃はステアーGB
アレッサンドロ
使用拳銃はベレッタM92
ピエトロ・フェルミ
使用拳銃はベレッタM8000
オルガ
使用拳銃はデザートイーグル

[編集] 登場する車両

本作品には実在の車両が多数登場する。主要各人物が乗用するものは下記の通りだが、その他にもはランチア・デルタ HF インテグラーレアルファロメオ・145アルファロメオ・147BMW・X5など、1コマのみの登場や背景での描写でもランチア・イプシロンフォルクスワーゲン・ゴルフなど、欧州車を中心に非常に多くの自動車が描かれている。義体担当官が乗る車両は、担当官の個人所有のものか公社が用意しているものかは不明。

ジョゼ
ポルシェ・ボクスター
ジャン
メルセデス・ベンツCLクラス、又たまにGクラスに乗っている。
ヒルシャー
メルセデス・ベンツEクラスステーションワゴン
マルコー
フィアットクーペ・フィアット
ラバロ
アウディのワゴン。詳細な車種は不明。
アレッサンドロ
ダイムラースマート
ラウーロ
レンジローバー
プリシッラ
フォルクスワーゲン・ニュービートル
ピエトロ・フェルミ

ニュー・ミニクーパー

レスキリアン
アルファロメオ・156ステーションワゴン
フランカ
アルファロメオ・2600スパイダー
ロベルタ・グエルフィ
シトロエン・C3プルリエル。

[編集] 単行本

相田裕著、アスキー・メディアワークス刊

[編集] 通常版

[編集] 特装版

特製の小冊子Libretto!が添付されている。劇中に登場するイタリアなど語られていない細部の解説が記載されている。その為、第10巻にはVol.10 with Libretto!と固有名称が付けられている。価格800円(消費税込)

[編集] 各話のサブタイトル

(単行本第1巻収録)
  • 2002年7月号 第1話 天体観測
  • 2002年8月号 第2話 Love thy neighbor
  • 2002年9月号 第3話 THE SNOW WHITE
  • 2002年10月号 第4話 エルザ・デ・シーカの死(前編)
  • 2002年11月号 第5話 エルザ・デ・シーカの死(後編)
(単行本第2巻収録)
  • 2003年1月号 第6話 A kitchen garden
  • 2003年2月号 第7話 Ice cream in the Spanish open space
  • 2003年3月号 第8話 歓びの歌
  • 2003年4月号 第9話 How beautiful my Florence is!
  • 2003年5月号 第10話 パスタの国の王子様(前編)
  • 2003年6月号 第11話 パスタの国の王子様(後編)
(単行本第3巻収録)
  • 2003年8月号 第12話 Kaleidoscope 連載時タイトル カレイドスコープ
  • 2003年10月号 第13話 ピノッキオ
  • 2003年11月号 第14話 ピノッキオ2
  • 2003年12月号 第15話 ピノッキオ3
  • 2004年1月号 第16話 Sever chains of retaliation
  • 2004年2月号 第17話 Retiring Tibetan Terrier 連載時タイトル Broken Kaleidoscope
(単行本第4巻収録)
  • 2004年5月号 第18話 Tiny joy,tearless grief
  • 2004年6月号 第19話 ミミ・マキャヴェリ
  • 2004年7月号 第20話 トスカ
  • 2004年8月号 第21話 「賢い蛇、純真な鳩」
  • 2004年10月号 第22話 She is a flower that blossoms in bona fides.
(単行本第5巻収録)
  • 2004年12月号 第23話 泡沫
  • 2005年1月号 第24話 カテリーナ
  • 2005年2月号 第25話 ピノッキオ(4)
  • 2005年4月号 第26話 ピノッキオ(5)
  • 2005年5月号 第27話 ピノッキオ(6)
(単行本第6巻収録)
  • 2005年7月号 第28話 Dum spiro,spero.
  • 2005年8月号 第29話 Fantasma 連載時タイトル FANTASMA
  • 2005年10月号 第30話 Reincarnation
  • 2005年11月号 第31話 ボリショイ・バレエ学校
  • 2005年12月号 第32話 視線
(単行本第7巻収録)
  • 2006年2月号 第33話 彼女の箱庭
  • 2006年3月号 第34話 約束
  • 2006年4月号 第35話 Lingering hope
  • 2006年6月号 第36話 The sheep and the goats
  • 2006年7月号 第37話 勇者は恐れず
(単行本第8巻収録)
  • 2006年9月号 第38話 黒鳥の舞
  • 2006年10月号 第39話 レディ・ロッソ(1)
  • 2006年11月号 第40話 レディ・ロッソ(2)
  • 2006年12月号 第41話 レディ・ロッソ(3)
  • 2007年1月号 第42話 マインド・スピーチ
  • 2007年2月号 第43話 レディ・ロッソ(4)
  • 2007年3月号 第44話 レディ・ロッソ(5)
(単行本第9巻収録)
  • 2007年5月号 第45話 クレプスコロ
  • 2007年6月号 第46話 クレプスコロ(2)
  • 2007年7月号 第47話 クレプスコロ(3)
  • 2007年8月号 第48話 クレプスコロ(4)
  • 2007年9月号 第49話 3つの抱擁
  • 2007年10月号 第50話 2つの想い
(単行本第10巻収録)
  • 2008年1月号 第51話 灯
  • 2008年2月号 第52話 暗殺任務
  • 2008年4月号 第53話 再会
  • 2008年5月号 第54話 告白
  • 2008年6月号 第55話 善意の花
  • 2008年8月号 第56話 鳥籠に還る
  • 2008年9月号 第57話 ヴェンデッタ
  • 2008年10月号 第58話 ヴェンデッタ(2)
以下続刊
  • 2008年12月号 第59話 記憶の檻
  • 2009年1月号 第60話 ヴェンデッタ(3)
  • 2009年2月号 第61話 ヴェンデッタ(4)
  • 2009年3月号 第62話 ヴェンデッタ(5)
  • 2009年4月号 第63話 ベアトリーチェ
  • 2009年5月号 第64話 『敗者』の戦場
  • 2009年6月号 第65話 おかえりエンリカ
  • 2009年7月号 第66話 青の王子

[編集] 同人誌

上述の通り当作品は、作者が同人誌として発表したものを後に主軸を商業誌に移行したものである。

PRESENCE♯3
1998年冬発行。作者の同人誌であるPRESENCEの3冊目で初めて当作品を発表する。タイトルは『Gun Slinger Girl』で、現在のタイトルとは僅かに違う。『第一話 Gun Slinger』と『第二話 Friends』を掲載。 リコとアンジェリカが登場。
PRESENCE♯4
1999年夏発行。副題は『Gun Slinger Girl II』。『第三話 良く喋る子』を掲載。
The Disabled persons
1999年夏発行。ラフスケッチ集。
PRESENCE♯5
1999年冬発行。副題は『GUN SLINGER GIRL COLLECTION』。『第四話 Free talk』と既発表の第一話から第三話も収録。常に受身のリコとアンジェリカとは違う自ら行動するキャラクターとしてトリエラを登場させる。
PRESENCE♯6
2000年春発行。副題は『パスタの国の王子様』。『第五話 パスタの国の王子様』を掲載。
idle talk
2000年夏発行。副題は『PRESENCE♯8 GUN SLINGER GIRL外伝』。ストーリーは本編とは大きく違う。ヘンリエッタとジョゼとの性的描写があるため成人指定となっている。その他ペトロシュカが登場。
たたかうものたち
2000年秋発行。ラフスケッチ集。
たたかうものたち 2
2000年冬発行。ラフスケッチ集。
GUN SLINGER GIRL COLLECTION 2
2002年夏発行。『Gun Slinger Girl』・『Gun Slinger Girl II』、『GUN SLINGER GIRL COLLECTION』、『パスタの国の王子様』、『たたかうものたち』、『たたかうものたち 2』を収録。『idle talk』は、成人指定であること、ストーリーが本編と大きく違う外伝であることから掲載されていない。
たたかうものたち 3
2003年夏発行。主要な義体の少女たちの銃の解説とそのイラスト集。
Cope de Coeur(クープ・ド・クール)
2003年冬発行。ラフスケッチ集。
たたかうものたち 4
2004年冬発行。ラフスケッチ集。
たたかうものたち 5
2005年夏発行。イラスト集。
ITALIA 2005~2006
2007年夏発行。イラストと写真集。オールカラー。

[編集] アニメーション

[編集] 第1期

2003年10月から2004年2月までフジテレビで放送。全13話。

[編集] スタッフ

  • 原作:相田裕
  • 監督:浅香守生
  • 製作:中山晴喜
  • シリーズ構成:武上純希
  • キャラクターデザイン:阿部恒
  • 総作画監督:阿部恒、石井久美(第12話のみ)
  • 銃器デザイン:安田好孝
  • プロップデザイン:香月邦夫、室井ふみえ(第4話 - )
  • 美術監督:池田尚
  • 色彩設計:角本百合子
  • 撮影監督:宮田崇弘
  • 音響演出:平光琢也
  • 音楽:佐橋俊彦
  • 助監督:川村賢一
  • プロデューサー:浜野貴敏、吉本聡、渡辺和哉、大井守
  • アニメーション制作:マッドハウス
  • 制作:マーベラスエンターテイメント、フジテレビ

[編集] 主題歌

[編集] オープニングテーマ
「THE LIGHT BEFORE WE LAND」
作曲:デルガドス(The Delgados)
この曲はアニメオリジナルではなく、デルガドスのアルバム『HATE』に含まれている。後にエンディングテーマとあわせてシングルリリースされ、サントラにも収録された。
この曲は頻繁に音が割れるため、「音割れOP」と評されることも多い。ミックスの際の不備と勘違いされることもあるが、これはミックスのデイヴ・フリッドマンが得意とする音圧を強制的に上げることによるノイズ・アレンジである。

[編集] エンディングテーマ
「DOPO IL SOGNO ?夢のあとに?」
作詞:うえのけいこ 、作曲:佐橋俊彦、編曲:佐橋俊彦・三村奈々恵、歌:op.(オーパス)
曲はガブリエル・フォーレの歌曲『夢のあとに』の編曲である。フォーレの名前はTV放映版・DVD収録版でも表記されていないが、サウンドトラックCDのブックレットにはフォーレのインスパイアである事が明記されている。TV放映版・DVD収録版の歌詞はヘンデルの歌劇『リナルド』から、「私を泣かせてください」の歌詞の一部分をそのまま引用したものだが、サウンドトラックに収録されている同曲の歌詞は、TV放映版・DVD収録版とは全く異なる。サウンドトラック版の歌詞ではフランチェスコ・ドゥランテのアリア「清き乙女」からの一部引用が見られる。

[編集] 挿入歌
「Woke From Dreaming」
作曲:デルガドス(The Delgados)
挿入歌(第7話)
上と同様に『HATE』に収録されている。

[編集] 各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
1 兄妹
- fratello -
武上純希 浅香守生 川村賢一 香月邦夫
2 天体観測
- orione -
有冨興二
3 少年
- ragazzo -
武上純希
植野慶子
小島正幸 依田正彦 今里佳子
4 人形
- bambola -
筆安一幸 青山浩行 中村亮介 石井久美
5 約束
- promessa -
砂山蔵澄 片渕須直 太田雅彦 室井ふみえ
6 報酬
- gelato -
武上純希 岩永彰 渡辺和夫
7 守護
- protezione -
植野慶子 おざわかずひろ 丸山泰英
8 御伽噺
- Il Principe del regno della pasta -
筆安一幸 佐藤真二 白石道太 松崎一
9 彼岸花
- Lycoris radiata Herb -
植野慶子 川村賢一 香月邦夫
10 熱病
- amare -
筆安一幸 山本沙代 山本善哉
11 恋慕
- febbre alta -
駒井一也 千葉大輔 石川洋一
12 共生
- simbiosi -
武上純希 古橋一浩 山口武志 Lee Si Min
13 流星
- stella cadente -
浅香守生 川村賢一 山本善哉
阿部恒

[編集] 放送局

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送区分 備考
関東広域圏 フジテレビ 2003年10月8日 - 2004年2月18日 水曜 27時48分 - 28時18分 FNS系列
日本全域 アニマックス 2003年11月14日 - 2004年2月20日 金曜 23時00分 - 23時30分 CSチャンネル リピート放送あり

[編集] 第2期

2008年1月より『GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-』(ガンスリンガー・ガール イル・テアトリーノ)のタイトルで放送された。トリエラとピノッキオとの闘いを主軸にいくつかのエピソードで構成される。 第1期から時間が経過しているため、スタッフおよびキャストは一新されている。脚本は相田裕本人が担当する。制作はマッドハウスからアートランドに変更された。

[編集] スタッフ

  • 原作・総監修:相田裕
  • 総監督:石踊宏
  • 監督:真野玲
  • 総監修補佐:杉原ちあき
  • シリーズ構成・キャラクターデザイン原案:相田裕
  • シリーズ構成協力:浦畑達彦
  • メインキャラクターデザイン・総作画監督:杉光登
  • ゲストキャラクターデザイン・総作画監督:小関雅、川島勝
  • 小物設定・小物総作画監督:伊佐秀朗
  • 銃器総監修:又野弘道
  • 銃器設定・鈍器総作画監督:江田忠一
  • 美術監督:西倉力
  • 色彩設計:佐藤裕子
  • 撮影監督:大西博
  • 音響監督:平光琢也
  • 音楽:大谷幸
  • アニメーション制作:アートランド
  • プロデューサー:丸山創、吉井敏久
  • 製作:マーベラスエンターテイメント

[編集] 主題歌

オープニングテーマ
「たった1つの想い」
作詞、作曲:KOKIA、編曲:KOKIAn'S、歌:KOKIA
エンディングテーマ
「doll」
作詞・作曲:麻枝准、編曲:ANANT GARDE EYES、歌:Lia多田葵[5]
挿入歌
スカボロー・フェア」(第8話)
作詞・作曲:イングランド民謡、編曲:冬野竜彦、歌:多田葵
「human」(第13話)
作詞・作曲:麻枝准、編曲:ANANT GARDE EYES、歌:Lia

[編集] 各話リスト

話数 DVD収録 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
1 Vol.1 二人の距離 兄妹 相田裕
浦畑達彦
石踊宏 川西泰二 白石達也、小林亮
2 Vol.2 ピノッキオ 多田貴大 松浦錠平 田中宏紀
3 シミュラクラ 又野弘道 小山知洋
4 Vol.3 アンジェリカの復帰 相田裕 石踊宏 楠木巨樹 柳瀬譲二、石井ゆみこ
5 泡沫と追憶 成田歳法 村田尚樹 飯飼一幸
6 Vol.4 チベタンテリアの引退 水本葉月 道下康太、山崎正和
田中ちゆき、阿部航
菊池晃、明珍宇作
7 カテリーナ 復讐の円環 左藤洋二 山口頼房 しんごーやすし
8 Vol.5 クラエスの一日 福冨博 松浦錠平 松下純子、をがわいちろう
9 賢い蛇 純真な鳩 又野弘道 小山知洋
10 Vol.6 善意の花 水本葉月 京極尚彦 柳瀬譲二
11 芽生える感情 左藤洋二 村田尚樹 飯飼一幸
12 Vol.7 戦う人形 成田歳法 フモトモモ 高乗陽子、杉光登
川島勝、伊佐秀朗
13 そしてピノッキオは人間に 石踊宏 高島大輔
小田原男
松下純子、氏家嘉宏
明珍宇作、杉光登
小関雅、川島勝、伊佐秀朗
OVA 1 OVA ヴェネツィアの光、心の闇 おざわかずひろ 石川敏浩 保怜諸家印、古谷田順久
いいずみとしおみ、石田啓一
伊藤祐毅、大河原晴男
佐藤真史、都竹隆治
OVA 2 ファンタズマ 福冨博 高島大輔 小関雅

[編集] 放送局(第二期)

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送区分 備考
東京都 TOKYO MX 2008年1月7日 - 3月31日 月曜 27時00分 - 27時30分 独立UHF系列
大阪府 テレビ大阪 2008年1月9日 - 3月26日 水曜 26時55分 - 27時25分 テレビ東京系列
中京広域圏 中京テレビ 2008年1月16日 - 4月9日 水曜 27時14分 - 27時44分 日本テレビ系列
日本全国 BS11 2008年4月5日 - 6月28日 土曜 24時30分 - 25時00分 衛星放送 1期も放送。ANIME+枠内
アニマックス 2009年5月15日 - 8月21日 金曜 22時00分 - 22時30分 CSチャンネル リピート放送あり
BS11での放映に合わせて、15分間の特別番組『GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- 応援番組 「花満開・あなたにもっと近づきたい」』が、BS11で2008年3月30日の深夜24:00より5夜連続で放映された。出演は、司会に主要な義体の少女を演じている声優が日替わりで担当する。ゲストは司会の声優が担当している義体の担当官を演じている声優。ただし、クラエス役が出演する回のゲストは、主題歌を歌唱する多田葵とLiaの2人。その内容は、主に番組に関したフリートークで、第3夜だけは、歌手の2人による主題歌の歌唱が行われている。これらの内容は、DVDの初回特典として未放送部分を加えて収録されている。
話数 司会 ゲスト DVD収録
第1夜 阿久津加菜(ヘンリエッタ役) 三戸耕三(ジョゼ役) Vol.4
第2夜 花澤香菜(アンジェリカ役) 矢尾一樹(マルコー役) Vol.5
第3夜 水野理紗(クラエス役) 多田葵、Lia Vol.6
第4夜 塩野アンリ(リコ役) 子安武人(ジャン役) Vol.7
第5夜 榎本温子(トリエラ役) 松風雅也(ヒルシャー役) OVA

[編集] 音楽作品・CDドラマ

すべてマーベラスエンターテイメントから発売されている。

GUNSLINGER GIRL Singles 2003年11月21日発売
デルガドスの『THE LIGHT BEFORE WE LAND』と『Woke From Dreaming』、op.の『DOPO IL SOGNO ~夢のあとに~』を収録。ジャケットは白いバックに蛍光塗料でロゴが印刷されている。
GUNSLINGER GIRL ORIGINAL SOUND TRACK 2003年12月21日発売 2006年10月4日再発
アニメ第一期で使用された佐橋俊彦の楽曲(『DOPO IL SOGNO ~夢のあとに~』も含む)およびデルガドスの『THE LIGHT BEFORE WE LAND』を収録。ジャケットはシングルとは対照的に黒いバックに白くロゴが縁取られている。
GUNSLINGER GIRL GAME SOUND ALBUM
PS2版ゲームのサウンドトラック。ジャケットは銀色。
GUNSLINGER GIRL Image Album『poca felicita』 2005年12月21日発売
Sound HorizonRevoが作曲したイメージソング集。各キャラクターの楽曲はアニメ第1期の声優が歌っている。なお"poca felicita"とは「小さな幸せ」の意味。
GUNSLINGER GIRL SONORO『壁の向こう、世界の果て』 2007年11月21日発売
リコ、アンジェリカ、クラエスを主人公にした短編ドラマCD。キャストは新キャストによるもの。
  • 当初2004年にドラマCDが発売される予定があったが、延期を繰り返した[6]末に立ち消え状態となっていた。当ドラマCDとの関連性は不明。
たった一つの想い 「GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- オープニングテーマ」 2008年1月23日発売
カップリングは「生まれたての白」。2曲それぞれのインストゥルメンタルの合計4曲が収録されている。
doll / human 「GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- エンディングテーマ」 2008年1月30日発売
多田葵とLiaの歌唱によるdollと、Liaの歌唱によるhuman、そして2曲それぞれのインストゥルメンタルの合計5曲が収録されている。

[編集] 脚注

  1. ^ 末尾の母音が男性は「o」、女性は「a」となる。
  2. ^ 公安部時代に私室に通っていた野良猫にもビアンカという名前をつけていた。
  3. ^ 「交渉材料」としてロッサーナとビアンカの身の安全を確保するという意図がある
  4. ^ 彼女の母はベラルーシ南部出身で、チェルノブイリ原発事故での被曝で故郷を追われた。
  5. ^ 歌い手は話によって入れ替わる。
  6. ^ Gunslinger Girl:ニュース

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク