ガメラ対大魔獣ジャイガー

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ガメラ対大魔獣ジャイガー』(ガメラたいだいまじゅうジャイガー)は、1970年に公開された日本の特撮映画作品。ガメラシリーズ第六作。大映製作、1970年3月21日公開。同時上映は『透明剣士』。

目次

[編集] ストーリー

大阪万博会場に陳列するため、ムー大陸の一部だったとされる「ウエスター島」にまつわる巨大な彫刻石像の、「悪魔の笛」が貨物船「南海丸」によって日本へと運ばれた。その結果、石像の下で眠っていた「大魔獣ジャイガー」が永い眠りから目醒めて出現。ウエスター島の火山の熱を求めて飛来したガメラと交戦する。ガメラを倒したジャイガーは、石像を追って日本の大阪湾に現れ、南海丸を真っ二つにして上陸。大阪を業火に包んだ。大阪城で二度の挑戦を試みたガメラは、ジャイガーに卵を産み付けられて仮死状態となる。さらに石像の運び込まれた大阪万博会場へと迫るジャイガー。ガメラは子供達の活躍で甦り、万博会場を舞台に、ジャイガーと最後の決戦に挑む。

[編集] 概要

万博会場がクライマックスの舞台であるが、パビリオンを壊すわけにもいかず、撮影中に湯浅監督の要望で特撮予算の追加が行われ、大阪市街地の特撮セットが組まれて、シリーズでは『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』以来、久しぶりに見応えのある大規模な都市破壊の特撮シーンが描かれた。昭和シリーズで都市破壊が見られるのは、当作が最後である。

弘たちの家は大阪の港区あたりにあると思われるが、卵を産み付けられたガメラがやってくるシーンでは、なぜかすぐそばに、あるはずのない山がある。弘とトミーがこの港区あたりの家から大阪城、万博会場へと自転車で短時間で急行したり、またジャイガーが万博会場から片手で投げた「悪魔の笛」が途中で落ちもせずに数10キロ離れた大阪湾まで届いたり、距離感の現実離れした描写が印象に残る。 尚、『ガメラ対大悪獣ギロン』の一部BGMが流用されている。

[編集] 登場怪獣

[編集] ガメラ

詳細は「ガメラ」を参照

前作『ガメラ対大悪獣ギロン』の造形物を流用。頭が平たい。ガメラは自衛隊による対ジャイガー用の「低周波作戦」を避けるため、電柱を引っこ抜き、「耳の穴(本来、亀など爬虫類にはない)」に挿し込んで耳栓をしたり、手足に刺さった唾液固形ミサイルを抜くために、象の鼻のように尻尾で岩石を掴むという芸当も見せる。また、本作ではガメラの「X線透視写真」が登場する。その骨格は、通常の亀と同じものだった。

[編集] 大魔獣 ジャイガー

  • 体長:80メートル
  • 体重:200トン

ウエスター島に眠っていた、ムー帝国の怪獣と言われる古代の怪獣で、ガメラはその存在を知っていたらしく、人間達が「悪魔の笛」を引き抜こうとするのを妨害した。映画公開前に雑誌などでイラスト紹介された際には、恒例に従って、「怪獣X」と称された。開米プロダクションによる製作。人間が中に入るぬいぐるみだが、膝は地面につけずに演技されている。

頭の一本角からは、人間を一瞬で白骨化させる威力を持つ超高周波の「マグネチューム光線」を発する。鼻の両脇の角の先からは唾液を固めた針(唾液固形ミサイル)を発射し、この技でガメラの手足を串刺しにして、これを甲羅に引っ込められなくすることで行動の自由を奪い、ウエスター島に長時間足止めさせた。海水を飲み込み、頭部横のエラからジェット噴射させることにより、海上を高速で滑走でき、貨物船も真っ二つにへし折る。両足はマグネチック吸盤になっていて離れたものを手元に引き寄せる事ができる。

島では「悪魔の笛」と呼ばれる石像に動きを封じられていたが、実は低周波が弱点だった。「悪魔の笛」とは眠るジャイガーを静める為に生贄の血を注ぐよう造られた構造物であり、その内部で共鳴する低周波によって結果的にジャイガーの動きを封じていたものだった。なお、この低周波は人間にも有害で、輸送中に南海丸の船員や大阪港の作業員が苦しむ現象も起きた。

ウエスター島でガメラと戦闘後、自分を封印した「悪魔の笛」を追って日本へ来襲、大阪城でガメラを倒し、「悪魔の笛」が運ばれた万博会場へ向けて進撃する。自衛隊は、万博会場に現れたジャイガーに対し、その弱点である低周波音をスピーカーで拡大してその動きを止める作戦をとった。

尻尾の先端に輸卵管の針があり、その針で敵の体内に卵を産み付け寄生させる。大阪城でのガメラとの再戦では隙を突いて、この輸卵管をガメラの首筋に突き刺し、ガメラを再びダウンさせてしまった。最終的には復活したガメラによって、額に悪魔の笛を刺されて死に(公開時「サタン殺しの技」と呼ばれた)、死骸はガメラによってウエスター島に運ばれた。

宇宙怪獣ガメラ』にライブフィルムで登場。 蕪木版ノベライズ本『ともだち 小さき勇者たち ~ガメラ~』には「Gジャイガー」が登場する。

[編集] ジャイガーの幼体

大阪城での戦いでジャイガーに卵を産み付けられたガメラの肺の中で、通称「子ジャイガー」と呼ばれる、体長2m程の子供が誕生。「子ジャイガー」は、頭の一本角が未発達な以外は親と同じ形態をしていて、鼻の両脇の角から粘着力の高い液体を飛ばし、弘たちを釘付けにしようとする。この幼体に体内で吸血されたガメラは、頭と左腕が透明化し、大阪湾に頭を突っ込んだまま仮死状態になってしまう。これは公開当時、「スケスケ戦法」と呼ばれた。「子ジャイガー」は潜水艇で体内に進入した子供達が使ったトランシーバーの無線電波によって倒され、ジャイガーそのものの弱点を人間側に知られるきっかけとなった。

[編集] キャスト

[編集] スタッフ

[編集] その他

ジャイガーに卵を植えつけられた「スケスケ」状態のガメラのフィギュアは多数販売されたが、劇中では頭と左腕しか透明になってないにも関わらずフィギュアでは右腕も透明のものが多かった。

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