カールスルーエ (フリゲート・初代)

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カールスルーエ
F223 カールスルーエ
F223 カールスルーエ
基本情報
建造所 H.C.ストラッケン&ゾーン ハンブルク造船所
運用者  ドイツ海軍
 トルコ海軍
艦種 フリゲート
級名 ケルン級
艦歴
起工 1958年12月15日
進水 1959年10月24日
就役 1962年12月15日
退役 1983年3月28日
その後 トルコ海軍にて「ゲリボル」として再就役
1994年6月24日にトルコ海軍から退役
要目
排水量 2.969 t
全長 109.8m
最大幅 11.2m
吃水 3.54m
機関 ブラウン・ボベリガスタービン × 2基
MANV型16気筒 4ストロークディーゼル × 4基
推進 CODAG方式、2軸推進
出力 17,664kW(ガスタービンエンジン2基)
8,832kW(ディーゼルエンジン4基)
26,496kW(ガスタービン+ディーゼルの合計)
速力 34ノット(ガスタービン+ディーゼル)
28ノット(ガスタービンのみ)
23ノット(ディーゼルのみ)
乗員 210名 - 238名
兵装 Mle.53 100mm両用単装砲 × 2基
ブレダMod.58-II MDL 40mm連装機関砲 × 2基
ボフォースMod.58 40mm単装機関砲 × 2基
M/50 375mm対潜ロケット4連装発射機 × 2基
533mm魚雷発射管 × 4基
Mk44魚雷を発射する。)
レーダー 航法レーダー KH14/9
監視レーダー SGR105/04, SGR103/02
火器管制レーダー MV2/3Du, M4/1Du, M5/1Du, M9/3Du
ソナー CWE10 魚雷誘導ソナー
PAE1A 対潜ロケット照準ソナー
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カールスルーエドイツ語: Karlsruhe, F 223)とは、西ドイツ海軍フリゲートであり、ケルン級フリゲートの4番艦である。

艦名はバーデン=ヴュルテンベルク州第3の都市であるカールスルーエ市に由来し、この名を関するドイツ海軍艦艇としては4代目に相当する。

艦歴[編集]

「カールスルーエ」は、H.C.ストラッケン&ゾーン ハンブルク造船所において1958年12月15日に起工した。1959年10月24日の進水式には当時のカールスルーエ市長ギュンター・クロッツGünther Klotz)と彼の妻ハンナ・クロッツ(Hanna Klotz)が出席し、「カールスルーエ」と命名された。

艤装が完了した「カールスルーエ」は1962年6月から試験航海を開始し、11月に試験航海を無事完了した。そして翌月の1962年12月15日に正式に西ドイツ海軍に就役し、クックスハーフェンCuxhaven)を母港とする第2護衛艦戦隊(2. Geleitgeschwader)に配備された。なお、第2護衛艦戦隊の母港は後の1968年にヴィルヘルムスハーフェンに移転している。

1979年にはケルン級の後継たる新型のブレーメン級フリゲートの建造が開始されたため、「カールスルーエ」は1983年3月28日に西ドイツ海軍から退役した。その後「カールスルーエ」はトルコ海軍に供与されて「D361 ゲリボル」として再就役したが、1994年6月27日にトルコ海軍から退役した。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]