カーペットバイパー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
カーペットバイパー
Echis carinatus.jpg
カーペットバイパー
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : ヘビ亜目 Serpentes
: クサリヘビ科 Viperidae
: トゲクサリヘビ属 Echis
: カーペットバイパー E. carinatus
学名
Echis carinatus (Schneider, 1801)
和名
カーペットバイパー
英名
Carpet viper, Indian saw-scaled viper

カーペットバイパー学名Echis carinatus)は、有鱗目ヘビ亜目クサリヘビ科トゲクサリヘビ属に分類されるヘビである。猛毒。

特徴[編集]

全長は40-60cm。ニホンマムシと同じぐらいの大きさだが、ピット器官は持たない。体色は茶褐色もしくは灰褐色で、白い斑紋が網目のように並ぶ。このため、落葉に紛れるとまったく目立たない。はざらざらしており、危険が迫ると鱗同士をこすり合わせて警告音を出す。その音がノコギリを挽く音に似ているので、和名ノコギリヘビ(鋸蛇)とも呼ばれる。和名に関しては千石正一が付けたものであり、どうぶつ奇想天外!の問題としても出題された。

警告音を立てるギザギザがついた鱗

生態[編集]

中東からインドにかけての広い地域標高1000m以下の低地に生息する。アフリカなどにも近縁種が生息する。本種は生息域が広く、また、個体数も多いため、噛まれる被害件数が非常に多い。標高1000m以上の高地には、近縁種トゲクサリヘビ Echis coloratus が生息する。

ネズミカエルトカゲ節足動物などの小動物。

は非常に強く、1950年前後のインドの統計では、本種による死亡率は36%に達している。一般的にほとんどのヘビは、人間の側から威嚇しなければ攻撃しないなどの行動原則があるが、カーペットバイパーは性質も非常に荒く、近くに人が近づけば無条件に噛み付く。このため世界でも非常に危険な毒蛇の一種とされる。また、インドでは、四大毒蛇の一種として恐れられている。ちなみに、他の三種はアマガサヘビラッセルクサリヘビインドコブラである。

聖書[編集]

イザヤ書の「飛びかける燃える蛇」は本種との説がある。.[1]

脚注[編集]