カンムリキジ

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カンムリキジ
カンムリキジ
カンムリキジ(オス) Catreus wallichii
保全状況評価
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 VU.svgワシントン条約附属書I
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: キジ目 Galliformes
: キジ科 Phasianidae
: カンムリキジ属
Catreus Cabanis, 1851
: カンムリキジ C. wallichii
学名
Catreus wallichii Hardwicke, 1827
和名
カンムリキジ
英名
Cheer pheasant

カンムリキジCatreus wallichii)は、動物界脊索動物門鳥綱キジ目キジ科カンムリキジ属に分類される鳥類。本種のみでカンムリキジ属を構成する。

分布[編集]

インド北西部、ネパールパキスタン北部

形態[編集]

全長オス95-112cm、メス61-76cm。翼長オス23.5-27cm、メス22.5-24.5cm。体重オス1.4-1.7kg、メス0.9-1.4kg。後頭には羽毛が後方へ伸長(冠羽)する。尾羽は長く、枚数は16枚。全身は淡褐色の羽毛で被われる。背は灰色の羽毛で被われ、黒い横縞や鱗状の斑紋が入る。尾羽には赤褐色、白、黒の横縞が入る。

眼の周囲には羽毛がなく、赤い皮膚が露出する。虹彩はオレンジがかった褐褐色。嘴は長く、色彩は黄白色。後肢は短く、色彩は灰褐色。

卵は長径5.3cm、短径4.9cm、卵を覆う殻は淡黄色みを帯びた灰色。

オスは冠羽や尾羽が長い。皮膚の露出部はより大型で、後肢に蹴爪がある。メスは冠羽や尾羽が短い。肩羽の羽軸に沿って淡色の斑紋(軸斑)が入る。

生態[編集]

標高1,200-3,250mにある低木が生えた草原峡谷などに生息する。

食性は雑食で、植物の葉、根、果実種子昆虫などを食べる。

繁殖形態は卵生。婚姻形態は一夫一妻。4-6月に草や茂みの中に巣を作り、1回に9-12個の卵を産む。抱卵期間は26日。

人間との関係[編集]

開発による生息地の破壊、狩猟などにより生息数は減少している。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ4 インド、インドシナ』、講談社2000年、83、171頁。
  • 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-I (キジ目)』、東京動物園協会、1987年、111、177頁。

外部リンク[編集]