カンパニョーロ
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カンパニョーロ(Campagnolo s.r.l. )は、トゥーリョ・カンパニョーロ(Tullio Campagnolo , 1901年8月26日 - 1993年2月1日)が創業したイタリアの自転車部品専業メーカーであり、ロードレーサー用の部品においては日本のシマノ、アメリカのSRAMとともに市場を寡占している大手である。
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[編集] 歴史
トゥーリョは自転車の競技者であったが、実家であるカンパニョーロ家は作業場を持つ金物屋であった。そこで彼は自分の経験を生かし、自転車の部品の製造を開始する。これがカンパニョーロ社の創業の経緯である。
ドロミテにあるオーネクロス峠のレースでの苦い経験から、レバー一つ捻るだけで車輪の着脱が出来るクイック・レリーズ・システム、通称「クイック」を発明した(従来はハブボルトにネジを切り、フォークに蝶ナットで留めていたのだが、峠で付着した泥が凍りつき、かじかんだ手ではナットが回らず、パンク修理をしようにも車輪が外せず、トゥーリョはレースをリタイアした)。
社章は、クイックレバー付きの、翼が生えた車輪が盾の中に描かれたもの。「クイック」は現在ではスポーツ用自転車(特にロード用)には不可欠の装備となっている。またこの経験をしたオーネクロス峠の名は、のちにパーツセット「クローチェ・ダウネ(ドーネ)」に冠された。
変速機、ギア、ブレーキシステムなどの性能には定評があり、現在でもプロの競技者の間で同社の製品は一定の評価を得ている。また近年はカーボンを多用することにより、軽量化と高級感の演出をはかっている。
1950年代末から乗用車用やオートバイ用マグネシウム合金ホイールも製造していた。ホイール製造部門はその後テクノマグネシオという子会社に分離し、現在はMIM Wheelsのブランドとして存続。
1989年~1992年にはマウンテンバイクのコンポーネントにも参入したが、市場に食い込むことができずに撤退している。
1990年代には日本の株式会社シマノがブレーキレバーとシフトレバーを一体化したSTIシステムを投入したが、カンパニョーロ社も「エルゴ・パワー」なるシステムを開発してこれに追随した。
2008年には翌年からラインナップを一新し11速を上位モデルに採用する事を発表し、2008年のツール・ド・フランスでは機材を供給しているチームの一部選手が使用した。
[編集] 日本でのカンパニョーロ社
シマノの膝元である日本でも、カンパニョーロ社の製品はデザインに加えて、海外製品を好む国民性に支えられてか一定のファンが存在する。一方、ヨーロッパでは価格と信頼性から、シマノ製品に押され気味である。ただし同水準の性能のシマノ製品と比較すると価格は極めて高く、誰もが気軽に買える製品ではなかったが、現在では、円高傾向の為、実質値下がりしている(それでも1.5倍程度は高い)
日本でのカンパニョーロ社は、実用品としてよりも「高価な商品を所有する」という典型的な「高級ブランド化戦略」を採っている。よって、日本国内での同社製品の売り上げのほとんどは最高級グレードの「レコード」とその下の「コーラス」で占められている。[要出典]
また、フラグシップモデルであるシマノの「デュラエース」とカンパニョーロの「スーパーレコード」(かつては『レコード』が最上位グレードだったが、11速化により一つ下になった)の日本国内での販売価格(希望小売価格)は、後者が前者のほぼ2倍である。結果、全ての部品を「スーパーレコード」で揃えると、定価で購入した場合はそれだけで40万円以上となる。
シマノと比較すると消耗品が高価であり、かつては補修部品の入手が難しかったことから、使用頻度が高い人はシマノを選択することが多い。補修部品に関しては、カンパニョーロジャパン設立によって以前より改善が見られるが、いまだ良好とはいえない。
- クランク
総アルミのシマノ・デュラエースと比較してカーボンクランクのためいくぶんやわらかく体にやさしい。シマノは剛性感がありパワーを受け止めることが出来るといわれており、スタイルの違いといえる。インナーギヤの径が小さいコンパクトクランクの採用はカンパニョーロのほうが先であった。
- 変速機
シマノと比較して変速ショックが大きい。シフトした感覚が明確であるとしてこれを利点とするユーザーも少なくないがスムーズさを欠くとする見方もある。
- ブレーキ
絶対的な制動力よりもスピードコントロールを主目的としたレース仕様である。そのため簡単にタイヤをロックさせられるシマノと比較して制動力不足とするユーザーもいるが、カンパニョーロは制動力のコントロール幅が広く使いやすいとするユーザーも多い。どちらが優れているということはなく設計思想の違いである。
[編集] パーツセット
カンパニョーロのパーツセット(2009年現在):
- スーパーレコード(Super Record ):前2速、後11速
- レコード(Record ):前2速、後11速
- コーラス(Chorus ):前2速、後11速
- アテナ(Athena ):前2速、後11速
- ケンタウル(Centaur ):前2速、後10速
- ベローチェ(Veloce ):前2速、後10速
- コンプ(Comp ):前3速、後10速

