カワネズミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
カワネズミ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: トガリネズミ目 Soricomorpha
: トガリネズミ科 Soricidae
: カワネズミ属 Chimarrogale
: カワネズミ
C. platycephala = platycephalus
学名
Chimarrogale platycephala
(Temminck, 1842)
和名
カワネズミ
英名
Japanese Water Shrew
(Himalayan Water Shrew)

カワネズミ(川鼠、学名:Chimarrogale platycephala)はトガリネズミ目トガリネズミ科カワネズミ属に属する哺乳類。日本固有種である。C. platycephalusと修正表記することも提案されたが現在では元の表記のままで良いという意見もある[1]。 Himalayan Water Shrew(C. himalayaica)の亜種とする説もある。

形態[編集]

頭胴長111-141mm、後足長23-29.4mm、尾長82-117mm、体重25-63g。手足の指の間に扁平な剛毛があるため、泳ぐときに指を広げると水かき状になり、水中で活動しやすくなっている。尾は長く、下面には長い毛がある。全身が柔らかくて密な毛に覆われている。夏毛では背面が黒褐色になり、冬毛では灰色が強くなる。特に臀部には銀色の刺毛が多くなる。耳介は小さいので、その体毛の中に隠れている。腹面の体毛は淡褐色になる[2]

水中では体毛の間に気泡がたまり、この空気の層が光を反射して銀色に光るように見えるためギンネズミ(銀鼠)と呼ぶこともある[3]

生態[編集]

昼夜を問わず水中で活動することができ、魚や水棲昆虫、カエル、サワガニミミズカワニナサンショウウオなどを捕食する。倒木や岩の多い渓流に住み、岸にある乾燥した石の間や下、地中に枯葉を集めて巣を作る[3]。春と秋に繁殖活動を行い、1-6頭の仔を産む。なかには、3年以上生きる個体も確認されている[2]

分布[編集]

北海道以外の各地に分布するが、四国での正確な採集記録はない[2]

保全状況評価[編集]

関連項目[編集]

脚注・参考文献[編集]

  1. ^ Abe, H. 2009. Chimarrogale platycephala. In: The Wild Mammals in Japan (Ohdachi et al., eds.), Shoukadoh, Kyoto
  2. ^ a b c 阿部 永 『日本の哺乳類』 阿部 永 監修、東海大学出版会2008年、改訂2版、P11。ISBN 978-4-486-01802-5
  3. ^ a b 小宮輝之 『日本の哺乳類』 学習研究社〈フィールドベスト図鑑〉、2010年、増補改訂版、P98。ISBN 978-4-05-404437-1

外部リンク[編集]