カワウソ

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?カワウソ亜科
North American River Otters
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ネコ目(食肉目) Carnivora
: イタチ科 Mustelidae
亜科 : カワウソ亜科 Lutrinae

カワウソ(獺,川獺)は、ネコ目(食肉目),イタチ科カワウソ亜科に属する哺乳動物の総称である。カワウソ亜科にはニホンカワウソラッコなどが属している。 泳ぎが得意であり、水中での生活に適応している。また、ラッコ以外のカワウソは陸上でも自由に行動している。南極オーストラリアニュージーランドを除く、世界全域の水辺や海上で生息している。

水かきをもった四肢は短く、胴体は細長い。このような体型は水の抵抗が少なく、敏捷な泳ぎを可能にしている。体は密生した下毛と固くて長い剛毛に覆われており、これらの体毛が水をはじくことにより、水中で体温が奪われることを防いでいる。頭の上部は扁平で、耳、目、鼻が同一線上に並んでいるため、水に潜りながらこれらの感覚器を水面上に同時に出し、外界の様子を窺うことができる。また、水中では耳孔や鼻孔を閉じることができる。

肉食性であり、ザリガニカエルなどを捕まえて食べる。小臼歯が良く発達しているため、骨まで砕いて食べてしまう。バングラディッシュなど東南アジアの国では飼いならしたカワウソで魚を網に追い込ませて獲る伝統漁法があるが、現在では継承者が減りつつあり一般的ではない。

目次

[編集] ニホンカワウソ

ニホンカワウソの剥製

ニホンカワウソ Lutra lutra whiteleyi は、ユーラシアカワウソ Lutra lutra の1亜種(独立した種とする考え方もある)である。かつては北海道から九州まで、日本中に広く生息していたが、乱獲や開発による生息環境の変化で激減。1979年以来目撃例がなく、絶滅したと考えられる。[1]

鳥山石燕画図百鬼夜行』より「獺」(かわうそ)

[編集] 伝承の中のカワウソ

日本や中国の伝承では、キツネタヌキ同様に人を化かすとされていた。子供に化けて酒を買いに来たが「誰だ」と問われて「あわや」、「何処から来た」「い」と答えてばれてしまったという愛嬌のあるものから、加賀(現・石川県)で、城の堀に住むカワウソが女に化けて、寄って来た男を食い殺したような恐ろしい話もある[2](本当のカワウソラッコと同じく、凶暴な動物ではない)。

石川県鹿島郡羽咋郡ではかぶそまたはかわその名で妖怪視され、夜道を歩く人の提灯の火を消したり、人間の言葉を話したり、18歳-19歳の美女に化けて人をたぶらかしたり、人を化かして石や木の根と相撲をとらせたりといった悪戯をしたという[3]。人の言葉も話し、道行く人を呼び止めることもあったという[4]

河童のモデルともいわれるほか、北陸地方紀州四国などではカワウソ自体が河童の一種として妖怪視された[5]室町時代の国語辞典『下学集』には、カワウソが歳を経たものが河童になるとある[6]

朝鮮半島にはカワウソとの異類婚姻譚が伝わっている。李座首(イ・ザス)という土豪には娘がいたが、未婚のまま妊娠したので李座首が娘を問い詰めると、毎晩四つ足の動物が通ってくるという。そこで娘に絹の糸玉を渡し、獣の足に結びつけるよう命じた。翌朝糸を辿ってみると糸は池の中に向かっている。そこで村人に池の水を汲出させると糸はカワウソの足に結びついていたのでそれを殺した。やがて娘が生んだ子供は黄色(または赤)い髪の男の子で武勇と泳ぎに優れ、三人の子を設けたが末の子が後の朝太祖ヌルハチである。

[編集] 脚注

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  1. ^ Lutra lutra (環境省絶滅危惧種情報 by 生物多様性情報システム J-IBIS
  2. ^ 水木しげる 『妖怪大図鑑』 講談社〈講談社まんが百科〉、1994年、59頁。ISBN 978-4-06-259008-2
  3. ^ 村上健司 『妖怪事典』 毎日新聞社、2000年、114頁。ISBN 978-4-620-31428-0
  4. ^ 多田克己 『幻想世界の住人たち IV 日本編』 新紀元社、1990年、124頁。ISBN 978-4-9151-4644-2
  5. ^ 講談社コミッククリエイト編 『DISCOVER妖怪 日本妖怪大百科 VOL.01』 講談社〈OfficialFileMagazine〉、2007年、19頁。ISBN 978-4-06-370031-2
  6. ^ 少年社・中村友紀夫・武田えり子編 『妖怪の本 異界の闇に蠢く百鬼夜行の伝説』 学習研究社〈New sight mook〉、1999年、126頁。ISBN 978-4-05-602048-9

[編集] 外部リンク