カルネージハート
『カルネージハート』(Carnage Heart)シリーズは、アートディンクから発売されたシミュレーションゲーム。
これまで6作品が発売されており、基本的なシステムはほぼ踏襲されているが、世界観を除くストーリーとしての繋がりはほぼ存在しない。
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[編集] 概要
カルネージハートはOKE(オーバーキルエンジン)という自律動作するロボット兵器を設計するシミュレーションゲーム(「エクサ」では操縦処理が可能な型が登場)。
ボディ、CPU、搭載武器、装甲、カラーリングといった様々なパーツを組み合わせることで「ハードウェア」を設計するという意味ではフロントミッションシリーズやアーマード・コアシリーズにも通じるところがある。
その中で、カルネージハート最大の特徴は「ソフトウェア」のプログラミングである。このOKEはプレイヤーが行動をコマンド入力などで指示するのではなく、あらかじめ行動処理パターンや思考パターンをプログラムしておくのである。
この「ハードウェアの設計」と、「ハードウェアや戦術・戦略目的に合わせたプログラム」、「チーム戦略」の優劣がOKEの強さを左右することは言うまでもない。また、凝ったプログラムを作成しても、単純なプログラムに負ける場合もあるため、「絶対に強いプログラム」というのも存在しないのが本作の楽しみの一つでもある。 プログラムと言っても専門的な知識は必要なく、行動や条件による分岐などを記した「チップ」の組み合わせで パズルゲームのように組む事ができる(例えば100メートル以内に敵がいれば射撃、いなければ前進。といった具合に)。
最初はぎこちない動きしかできなかったOKEも、動作の理解やテスト、実戦の繰り返しでプログラムを改良していけば生きているかのように行動させることも可能なのは、このゲームならではの魅力と言える。
本作のようなロジックプログラムでロボットを操作するゲームはいくつか存在するが、その中でも有名なシリーズである。
[編集] 各作品
[編集] カルネージハート
1995年12月8日発売(PS版)
カルネージハート系の処女作。自分で設計した無人機動兵器「OKE」を指揮するターン制のSF戦闘シミュレーションゲーム。 無人機動兵器にプレイヤー独自のプログラムを構築でき、様々なパーツを組み合わせ自由に機体を設計できる。 なお、特殊なコマンドを入力することで、ユニットを手動で操作できる。
本作では戦略要素が存在し、OKEの進軍やそれによる開発技術力の強化以外にも、資金のやり繰りや生産ライン、機体開発コスト、生産工数によるターンの経過も考慮して、出来るだけコスト、時間、その他諸々の無駄を省き、最適な機体の組み方も要求される。当然進軍するための戦術、戦略の組み方も重要になる。
本作およびCHPまでのシリーズにおけるOKEのデザインは横山宏が担当。
[編集] カルネージハートEZ
1997年 7月24日発売(PS版)
2009年 3月25日配信(ゲームアーカイブス PS3/PSP)
前作、カルネージハートのバランス修正した(BGMの変更・マップ演出など細部に亘って異なる)改良版。 「Carnage Heart EZ」のEZとは、Easy Zappingの略で簡単にという意味が込められている。 難解と思われがちなプログラム部分を初心者でも簡単に制作できるように改良を加えたのが特長。 前作同様に、特殊なコマンドを入力することで、ユニットを手動で操作できた。
また、前作をプレイしたユーザーがアートディンクに投稿した機体構成も本作に収録されており、これらのデータを使って遊ぶこともできる。
[編集] ゼウス カルネージハートセカンド
1998年11月15日発売(PS版)
1999年12月17日発売(PC版 CD-ROM)
2009年 5月13日配信(ゲームアーカイブス PS3/PSP)
基本的なシステムは前作までと同じだがグラフィック面の強化や、操作性の改善、新機体、ロジックプログラム等、 大幅に改良を施している。最大の特徴はストーリーが追加された事である。 PC版にはOKEのデータをインターネットメールに添付して交換することができる機能が付いている。
- ストーリー
- 西暦2198年。資源採掘地区、アステロイドベルトの労働者が、火星国家からの独立を宣言、武装蜂起した。戦火は木星の衛星にまで飛び火し、太陽系規模で広がっていく。
- 地球連合軍OKEデルタ中隊の新人、マーク・グラント少尉は士官学校の仲間とともに、 激戦の繰り広げられているエウロパへと派遣される。しかし、その行く手には…
- キャラクター・声優
- マーク・グラント(森川智之)
- アリア・スチュアート(天野由梨)
- ジョアン・バレンシア(北島淳司)
- レイナ・サキモト(松本さち)
- キリング・リー(檜山修之)
- ラミアム・マクガイア(高木渉)
- クリス・ハミルトン(細井治)
- モンド・テサワ(二又一成)
- ルイス・エドワーズ(徳丸完)
- ベッチナ・カウニッツ(津野田なるみ)
- ルイノ・オトラント(石森達幸)
- ハンス・ゴッツェン(水鳥鉄夫)
[編集] ゼウスII カルネージハート
1999年10月 7日発売(PS版)
2009年 6月10日配信(ゲームアーカイブス PS3/PSP)
前作と違い大きな変化はないが、初心者用にチュートリアルの充実、プログラムチップの増加、新機体等、細やかな改良がなされている。
ストーリー
主人公グラハムは木星叛乱事件で命を落とした母、ベッチナ・カウニッツの遺書を受け取る。 そこには自分が母の本当の息子ではなく、亡き父ウォルターのクローンであることが記されていた。 母の死、母が自分の本当の母ではなかった事実、そして己がクローンという人工的に造られた存在であること。 衝撃を受け、自分の存在に苦悩しつつも歳月は流れ、それから4年後、グラハムは16歳となる。 わずか16歳にして軍の士官学校を優秀な成績で卒業したグラハムは、士官学校で知り合ったジョン、トムと共に火星の前線基地に送られ、ブラポ大尉の命令されるままに初めての実戦をおこなう。 マーク・グラント大尉(前作主人公)、キリング、ラミアムといった前作に登場した人々との出会いや、ライラ・スチュアート、アンナ・ボーソン、ニラーダ・テサワといった美しいヒロイン達との出会いの中、グラハムは自分の存在というものを確認してゆく。
キャラクター
木星方面軍
- フォックストロット中隊
- デルタ中隊
- 情報部
-
- ニラーダ・テサワ 満仲由紀子
木星方面軍陸軍
火星方面軍
-
- ライラ・スチュアート 杉本彩
緊急派遣軍
[編集] カルネージハートポータブル
2006年8月3日発売(PSP版)
前作から約7年たっている、カルネージハートシリーズの最新作。ZEUS2をベースとし、チュートリアルやシナリオを刷新。旧作の機体がそのまま使えるため、一見目立った変化は感じないが、 システムの練り直し、バランスの見直しやチップの追加などがおこなわれている。無線LANのアドホックモードやインターネット経由で機体のやり取りが可能。
販売元は元気だが、開発担当はアートディンクによるオリジナルスタッフ。
詳細はCarnage Heart PORTABLEの項目を参照のこと。
[編集] カルネージハート エクサ
2010年10月28日にPSP用として発売されたシリーズ最新作。「新型OKE」、プレイヤーの遠隔操作でボタンコマンドを送ってプログラム側で押されたボタンの状態を読み取り、プログラムチップに組み込まれたプログラムの流れをボタンの状態で分岐判定して操作する「操縦型OKE」によるアクション性、新型プログラムチップ、ムービー編集・出力機能、通信対戦機能など、新しい要素を追加している。機体性能の設定面では、ポータブルから微調整されており、既存のプログラムチップにもいくつか機能が追加された。本作で登場する新型OKEのデザインは松本秀幸が担当。
詳細はCarnage Heart PORTABLEの項目を参照のこと。
[編集] ブラウザ カルネージハート
2011年8月18日ハンゲームからリリースされた「カルネージハート」シリーズのブラウザバージョン。 ゲーム制作は全てアートディンクが担当。 オンラインならではのコミュニケーション要素が充実していることに加え、成長するOKEの制御ユニット「Pドロイド」の育成という新要素も追加されている。 基本プレイは無料でアイテム課金制。
[編集] 関連項目
- アートディンク
- BASIC STUDIO - 本作を題材にしたサンプルゲームがある。
- COMSIGHT
- パンドラプロジェクト
- Robocode
- ロボット×ロボット
- フローチャート
- 電子ブロック
[編集] 外部リンク
- カルネージハートEZ公式
- ゼウス カルネージハートセカンド公式
- ゼウスII カルネージハート公式
- カルネージハートポータブル公式
- CarnageHeart PORTABLE@Wikiトップページ
- カルネージハート エクサ公式
- ブラウザ カルネージハート Programming Soldier 公式