カルトゥーシュ

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クフのカルトゥーシュ

カルトゥーシュ (cartouche) は、古代エジプトで使われていたヒエログリフ文字(記号)の1つで、ファラオの名前を囲む曲線。古代エジプトではシェヌと呼ばれる文字であり、シェンを細長く伸ばしたものである。現在でも壁画などに描かれたファラオの名にカルトゥーシュを確認することができる。

カルトゥーシュは小銃実包を意味するフランス語で、英語ではカートリッジ (cartridge) にあたる。形状が似ていることからこのように呼ばれるようになった。

カルトゥーシュは、もともとロープの象形文字であり"取り囲む"を意味していた。周りを取り囲み保護することからファラオの名前を囲み、保護しているのである。棒状の部分が結び目をあらわしており、名前は結び目の反対側から読み始める。

カルトゥーシュでファラオ名を囲み始めたのはエジプト古王国第4王朝のスネフェルからとされる。

エジプト中王国のファラオ、センウセルト1世の名がカルトゥーシュで大きく囲まれている(ベニ・ハッサン)