カラーギャング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

カラーギャング(和製英語:color gang)とは、アメリカのストリートギャングを模倣した日本の不良行為少年達の集団のことを言う。名前の由来はこれらのギャングと同様にチームカラーを身につけることからであり、「カラギャン」と呼ばれることもある。 同じくストリート・ギャングを模倣したチーマーと呼ばれる非行集団から派生した集団と言われていることが多い。

ファッション・文化[編集]

日本のカラーギャングは各々のチームカラーを持ち、その構成員はチームカラーのバンダナや服、お揃いTシャツを着用、グループを誇示している。

1990年代には従来から在ったモラトリアム集団の暴走族がファッション性に欠け「格好悪い」としてその数を減らしていく中で、カラーギャングのような新しいスタイルのモラトリアムファッションは様々な派生集団を発生させる。

2000年代にはピークを迎えるが、2000年代後半に衰退した。

しかし2010年代になってこのようなグループが復活する傾向があり、埼玉ではさいたま市北区にて青ギャングと黒ギャングの抗争によって少年46人が逮捕されている。

犯罪行為[編集]

日本では銃器が極めて入手し難いこともあり、バタフライナイフスタンガンエアーソフトガン特殊警棒等の有害玩具、またはバットや木刀を凶器として武装しているグループもある。また徒手格闘を美徳としていたかつての不良とは違い、負けなければ武器や刃物の使用を惜しまない文化を持つ[要出典]。度々他集団や集団内で統制を乱したとされる構成員が、リンチを受けるなどの事件を発生させる。

活動的は小規模であるが、こと強盗や窃盗などの犯罪行為には、従来の暴走族と異なり、無関係な人を巻き込んだり、少人数で襲撃するため強力な武器の使用も辞さないことから、社会的に問題視されている。このため、近年ではナイフなどの携帯に対する取締り強化が見られる(ナイフの項を参照)。また従来の不良達が持っていた「弱者は狙わない」「大人数で少数を狙う卑怯な真似はしない」「強い奴に打ち勝って名を上げる」などの意識は薄い[要出典]

これらの集団の中には違法な薬物の流通や、振り込め詐欺の末端組織として機能する現状も2000年代より報じられる。組織化された犯罪では、かつて暴走族が暴力団の下請け組織として機能していた(→暴走族#暴走族と社会)が、暴走族衰退後にカラーギャングを抱き込んだり、暴走族からカラーギャングに転向した団体との関係を継続させている。暴力団との関係の中では、暴走族同様に上納金(暴力団による保護や調停仲介を求めるための資金提供)の授受も行われ、そのパイプ役に同少年集団出身者の暴力団関係者が関与している場合もある[要出典]。また2004年には茂原市で、カラーギャングによる殺人事件(東金市女子高生殺人事件)も起きている。茂原駅前にて引ったくりの犯行中、女子高生に顔を見られたカラーギャング達が彼女を拉致し、廃墟にて首を絞めて殺害するという事件で、成人2名、未成年2名が逮捕され、成人2名の主犯格らには無期懲役という厳しい判決がなされ、未成年のうち1人は後に拘置所内にて自殺した。

カラーギャングが登場する作品[編集]

小説[編集]

コンピュータゲーム[編集]

漫画[編集]

出典[編集]