カヤツリグサ

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?カヤツリグサ

カヤツリグサ (Cyperus microiria)
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 単子葉植物綱 Liliopsida
: カヤツリグサ目 Cyperales
: カヤツリグサ科 Cyperaceae
: カヤツリグサ属 Cyperus
: カヤツリグサ C. microiria
学名
Cyperus microiria
和名
カヤツリグサ、マスクサ

カヤツリグサ(蚊帳吊草、莎草、Cyperus microiria)は、カヤツリグサ科カヤツリグサ属一年生植物である。マスクサ(枡草)ともいう。道端でよく見かけるが、近似種が多く、多くの場合にそれらが混同されている。

目次

[編集] 特徴

背丈は30cm程度、大きいものでも50cmくらい。道端や田畑にも出現する雑草である。全体に緑色で、つやがある。根元には少数の細長い葉がある。その真ん中から直立する茎を伸ばす。茎は節がなく、枝分かれせず、真っすぐに伸び、先端に花序をつける。茎の断面は、三角形になっている。

花序の基部には葉の形の苞が数枚あり、何枚かは花序より長い。根元の葉が少ないので、全体としては頭でっかちな姿である。

小穂は平らで細長く、多少褐色を帯びる。小穂が小軸からやや大きい角度で突き出し、それがずらりと並んでブラシのようになったものが茎の先端から伸びた柄の先にいくつかついて、そういう柄が茎の先端から数本伸びたものが花序を形成している。茎の先端に直についた穂もある。

花は小穂の鱗片の中に収まり、雌しべを雄しべが取り囲むだけの簡単なもの。雌しべは成熟して果実になると、鱗片とともに脱落する。果実は褐色でつやがあり、断面は三角形をしている。

[編集] 近縁種

この属の日本産の種は雑種も含めれば約40種あり、水湿地に生育するものが多い。1mを越える大型種から、高さ数cm程度の小型種まで、さまざまである。特徴のはっきりしている物もあるが、正確な同定には、鱗片の形や果実の形、柱頭の数などを見る必要がある。

カヤツリグサと最もよく似ているのはチャガヤツリC. amuricus Maxim.)で、花序がより単純であること、鱗片が反り返ることなどで区別できる。他に、乾燥した草原や田畑に出現するものに、赤褐色の細い小穂をつけるハマスゲC. rotundus L.)、小穂が円筒形で花が少ないイヌクグ(C. cyperoides (L.) O.Kunze)、背丈が低く、楕円形の偏平な小穂をつけるクグガヤツリC. compressus L.)などがある。

水田にはカヤツリグサそっくりのコゴメガヤツリC. iria L.)が多い。小穂が小軸に寄り添うこと、鱗片の先端が丸いことで区別できる。水田には、このほかに地下茎が横に這い、小穂が褐色で細長くて掌状につくアゼガヤツリC. flavidus Retz.)、細かい小穂が丸いぼんぼり状に生じるタマガヤツリC. difformis L.)、背が低く、小判状の小穂を掌状につけるヒナガヤツリC. flaccidus Steud.)などがある。

[編集] その他

カヤツリグサは蚊帳吊り草で、昔、この植物の茎を引き裂いて蚊帳を吊ったような形を作る子供の遊びがあったことに基づく。

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 参考文献

[編集] 外部リンク