カムバック賞

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カムバック賞(カムバックしょう)は、病気や怪我を乗り越えて再び実績を残したスポーツ選手に贈られる賞である。英語では「Comeback Player of the Year」。

世界的なカムバック賞に、ローレウス世界スポーツ賞英語版)のひとつであるカムバック賞(世界カムバック賞)がある。また、MLB・NFLなどのプロスポーツリーグでも設けられている場合がある。

目次

[編集] 日本のカムバック賞

[編集] 日本プロ野球

日本プロ野球におけるカムバック賞は、セントラルパシフィック各リーグで表彰される。

1965年より行われているMLBのカムバック賞に倣い1974年に制定され、セ・リーグでは原則毎年表彰、パ・リーグは該当者がいる場合のみ表彰を行う。それゆえに、セ・リーグではわずか1年のブランクで受賞したり(1998年・斎藤隆、2004年・小久保裕紀。また1987年・杉浦享にいたっては半年である)、再コンバートで受賞したり(1989年・中尾孝義・前年外野手登録から再び捕手に。出場記録をみるとむしろ前年より悪化)するなど表彰基準が甘いのに対し、パ・リーグでは2年以上のブランクがあっても受賞できない(2005年・大久保勝信・2002年に肘を手術)といった具合に表彰基準が厳しく、両リーグのその差は顕著である。ちなみに、2005年2007年と3年続けて両リーグとも該当者なしだった。

日本プロ野球カムバック賞
セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
受賞者 所属球団 受賞者 所属球団
1974 石岡康三 ヤクルト (該当者なし)
1975 安仁屋宗八 阪神 (該当者なし)
1976 船田和英 ヤクルト (該当者なし)
1977 浅野啓司 巨人 (該当者なし)
1978 野村収 大洋 (該当者なし)
1979 三村敏之 広島 (該当者なし)
1980 谷沢健一 中日 門田博光 南海
1981 藤田平 阪神 (該当者なし)
1982 (該当者なし) (該当者なし)
1983 (該当者なし) (該当者なし)
1984 鈴木孝政 中日 (該当者なし)
1985 (該当者なし) 村田兆治 ロッテ
1986 津田恒実 広島 (該当者なし)
1987 杉浦享 ヤクルト (該当者なし)
新浦壽夫 大洋
1988 有田修三 巨人 (該当者なし)
1989 西本聖 中日 (該当者なし)
中尾孝義 巨人
1990 吉村禎章 巨人 (該当者なし)
遠藤一彦 大洋
1991 (該当者なし) 小野和義 近鉄
白井一幸 日本ハム
1992 伊東昭光 ヤクルト (該当者なし)
1993 川崎憲次郎 ヤクルト (該当者なし)
1994 彦野利勝 中日 (該当者なし)
1995 (該当者なし) (該当者なし)
1996 加藤伸一 広島 (該当者なし)
1997 伊藤智仁 ヤクルト (該当者なし)
1998 斎藤隆 横浜 西村龍次 ダイエー
1999 遠山奬志 阪神 (該当者なし)
2000 種田仁 中日 (該当者なし)
2001 成本年秀 阪神 盛田幸妃 近鉄
2002 前田智徳 広島 (該当者なし)
2003 平井正史 中日 (該当者なし)
鈴木健 ヤクルト
2004 小久保裕紀 巨人 (該当者なし)
2005 (該当者なし) (該当者なし)
2006 (該当者なし) (該当者なし)
2007 (該当者なし) (該当者なし)
2008 平野恵一 阪神 (該当者なし)

[編集] 世界のカムバック賞

[編集] 世界カムバック賞

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世界カムバック賞は、ノミネートされた世界中のスポーツ選手から1名が選出され贈呈される。

[編集] メジャーリーグベースボールのカムバック賞

アメリカメジャーリーグベースボールにおけるカムバック賞(Major League Baseball Comeback Player of the Year Award)は、2005年より表彰が行われた、メジャーリーグ公式ではでもっとも新しい表彰である。 メジャーリーグ公式サイトの編集スタッフが委員会を構成し、ナショナルリーグアメリカンリーグから各6名をリストアップ。 ファンからのオンライン投票によって受賞者を決める。 1965年から2004年までは「スポーティング・ニュース社(The Sporting News)」が選定したカムバック賞が表彰されていたが、これを現在の表象と併記する。

日本のそれと比較すると、1983年ア・リーグのアラン・トランメル(当時25歳)や1987年ア・リーグのブレット・セイバーヘイゲン(当時23歳)のように、故障でもなく、一時的なスランプから脱した比較的若い選手も受賞しているのが特徴である。 また、比較的若い選手も受賞するため、複数回受賞する選手も散見される。詳しくは下表内の( )付きの選手を参照(カッコ内の数字は受賞回数)。

MLBカムバック賞
ナショナルリーグ アメリカンリーグ
受賞者 所属球団 受賞者 所属球団
1965年 バーノン・ロー PIT ノーム・キャッシュ DET
1966年 フィル・レーガン LAD ブーグ・パウエル BAL
1967年 マイク・マコーミック SF ディーン・チャンス MIN
1968年 アレックス・ジョンソン CIN ケン・ハーレルソン BOS
1969年 トミー・エイジー NYM トニー・カニグリアーロ BOS
1970年 ジム・ヒッチコック CHC クライド・ライト CAL
1971年 アル・ダウニング LAD ノーム・キャッシュ(2) DET
1972年 ボビー・トーラン CIN ルイス・ティアント BOS
1973年 デーブ・ジョンソン ATL ジョン・ヒラー DET
1974年 ジミー・ウィン LAD ファーガソン・ジェンキンス TEX
1975年 ランディー・ジョーンズ SD ブーグ・パウエル(2) CLE
1976年 トミー・ジョン LAD ドック・エリス NYY
1977年 ウィリー・マッコビー SF エリック・ソーダーローム CWS
1978年 ウィリー・スタージェル PIT マイク・コールドウェル MIL
1979年 ルー・ブロック STL ウィリー・ホートン SEA
1980年 ジェリー・ロイス LAD マット・キーオ OAK
1981年 ボブ・ネッパー HOU リッチー・ジスク SEA
1982年 ジョー・モーガン SF アンドレ・ソーントン CLE
1983年 ジョン・デニー PHI アラン・トラメル DET
1984年 ウォーキーン・アンドゥハー STL デーブ・キングマン OAK
1985年 リック・ラッシェル PIT ゴーマン・トーマス SEA
1986年 レイ・ナイト NYM ジョン・キャンデラリア CAL
1987年 リック・サットクリフ CHC ブレット・セイバーヘイゲン KC
1988年 ティム・リアリー LAD ストーム・デービス OAK
1989年 ロニー・スミス ATL バート・ブライレブン CAL
1990年 ジョン・テューダー STL デーブ・ウィンフィールド CAL
1991年 テリー・ペンドルトン ATL ホセ・グズマン TEX
1992年 ゲーリー・シェフィールド SD リック・サットクリフ(2) BAL
1993年 アンドレス・ガララーガ COL ボー・ジャクソン CWS
1994年 ティム・ウォーラック LAD ホセ・カンセコ TEX
1995年 ロン・ガント CIN ティム・ウェイクフィールド BOS
1996年 エリック・デービス CIN ケビン・エルスター TEX
1997年 ダレン・ドールトン デービッド・ジャスティス CLE
1998年 グレッグ・ボーン SD ブレット・セイバーヘイゲン(2) BOS
1999年 リッキー・ヘンダーソン NYM ジョン・ジャーハ OAK
2000年 アンドレス・ガララーガ(2) ATL フランク・トーマス CWS
2001年 マット・モリス STL ルーベン・シエラ TEX
2002年 マイク・リーバーサル PHI ティム・サーモン ANA
2003年 ハビー・ロペス ATL ギル・メッシュ SEA
2004年 クリス・カーペンター STL ポール・コネルコ CWS
2005年 ケン・グリフィー・ジュニア CIN ジェイソン・ジアンビ NYY
2006年 ノマー・ガルシアパーラ LAD ジム・トーミ CWS
2007年 ドミトリー・ヤング WAS カルロス・ペーニャ TB
2008年 ブラッド・リッジ PHI クリフ・リー CLE

※PHI→FLA

[編集] NFLのカムバック賞

年度 選手 球団 位置
1972年 アール・モラル マイアミ・ドルフィンズ クォーターバック
1973年 ローマン・ガブリエル フィラデルフィア・イーグルス クォーターバック
1974年 ジョー・ネイマス ニューヨーク・ジェッツ クォーターバック
1975年 デイブ・ハンプトン アトランタ・ファルコンズ ランニングバック
1976年 グレッグ・ランドリー デトロイト・ライオンズ クォーターバック
1977年 クレイグ・モートン デンバー・ブロンコス クォーターバック
1978年 ジョン・リギンズ ワシントン・レッドスキンズ ランニングバック
1979年 ラリー・ゾンカ マイアミ・ドルフィンズ ランニングバック
1980年 ジム・プランケット オークランド・レイダーズ クォーターバック
1981年 ケン・アンダーソン シンシナティ・ベンガルズ クォーターバック
1982年 ライル・アルゼイド ロサンゼルス・レイダーズ ディフェンシヴエンド
1983年 ビリー・ジョンソン アトランタ・ファルコンズ ワイドレシーバー
1984年 ジョン・ストールワース ピッツバーグ・スティーラーズ ワイドレシーバー
1985年 選出なし
1986年 ジョー・モンタナ
トミー・クレイマー
サンフランシスコ・フォーティナイナーズ
ミネソタ・バイキングス
クォーターバック
クォーターバック
1987年 チャールズ・ホワイト ロサンゼルス・ラムズ ランニングバック
1988年 グレッグ・ベル ロサンゼルス・ラムズ ランニングバック
1989年 オーティス・アンダーソン ニューヨーク・ジャイアンツ ランニングバック
1990年 バリー・ワード カンザスシティ・チーフス ランニングバック
1991年 ジム・マクマーン フィラデルフィア・イーグルス クォーターバック
1992年 ランドール・カニンガム フィラデルフィア・イーグルス クォーターバック
1993年 マーカス・アレン カンザスシティ・チーフス ランニングバック
1994年 ダン・マリーノ マイアミ・ドルフィンズ クォーターバック
1995年 ジム・ハーボウ
ガリソン・ハースト
インディアナポリス・コルツ
アリゾナ・カージナルス
クォーターバック
ランニングバック
1996年 ジェローム・ベティス ピッツバーグ・スティーラーズ ランニングバック
1997年 ロバート・ブルックス グリーンベイ・パッカーズ ワイドレシーバー
1998年 ダグ・フルーティ バッファロー・ビルズ クォーターバック
1999年 ブライアント・ヤング サンフランシスコ・フォーティナイナーズ ディフェンシヴタックル
2000年 ジョー・ジョンソン ニューオーリンズ・セインツ ディフェンシヴエンド
2001年 ガリソン・ハースト サンフランシスコ・フォーティナイナーズ ランニングバック
2002年 トミー・マドックス ピッツバーグ・スティーラーズ クォーターバック
2003年 ジョン・キトナ シンシナティ・ベンガルズ クォーターバック
2004年 ドリュー・ブリーズ サンディエゴ・チャージャーズ クォーターバック
2005年 テディ・ブルースキー
スティーヴ・スミス
ニューイングランド・ペイトリオッツ
カロライナ・パンサーズ
ラインバッカー
ワイドレシーバー
2006年 チャド・ペニントン ニューヨーク・ジェッツ クォーターバック
2007年 グレッグ・エリス ダラス・カウボーイズ ラインバッカー

[編集] 外部リンク