カマスサワラ

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カマスサワラ
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Fishbaseによる画像
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : サバ亜目 Scombroidei
: サバ科 Scombridae
亜科 : サバ亜科 Scombrinae
: サワラ族 Scomberomorini
: カマスサワラ属 Acanthocybium
Gill,1862
: カマスサワラ A. solandri
学名
Acanthocybium solandri
(Cuvier,1829)
英名
Wahoo

カマスサワラ(梭子魚鰆、叺鰆、魳鰆)、学名 Acanthocybium solandri は、スズキ目・サバ科に分類される魚の一種。サワラに近縁の大型肉食魚で、食用にもなる。サバ科の分類上では1種のみでカマスサワラ属 Acanthocybium を構成する。

日本での地方名はオキザワラ(各地)、スジカマス(和歌山)、トーサワラ(沖縄)などがある。英名"Wahoo"はハワイでの呼び名に由来し、同じハワイ由来の英名として"Ono"もある。

特徴[編集]

成魚は全長2mを超える大型魚である。体は前後に細長く、横断面は楕円形である。吻が前方に尖り、顎には鋭いが並ぶ。体色は背面が灰色を帯びた藍色、腹側が銀白色で、体側に灰色がかった横縞が多数走る。

サワラ類に近縁ではあるが、頭部が前方に長く尖ること、第一背鰭が長方形に近いこと(サワラ属は前方が高い三角形)、に鰓耙が全くないことなどで区別される。また、標準和名は頭部の形がカマス類に似ることに由来する。

全世界の熱帯温帯海域に広く分布する。日本でも主に南日本の太平洋側で見られる。

外洋の沿岸から沖合いの表層で、小さな群れを作って回遊する。食性は肉食性で、小魚、甲殻類、頭足類などを捕食する。本種に限らず鰓耙が全くない、または少ない魚は、微小なプランクトンを濾過する能力がなく、ある程度の大きさをもった餌を専食するということを意味している。

釣り刺し網定置網などで漁獲される。利用法はサワラと同様で、焼き魚(塩焼き、幽庵焼き)、唐揚げなどに利用される。

参考文献[編集]

関連項目[編集]