カブトガニ綱
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エルンスト・ヘッケルによるイラスト |
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カブトガニ綱は、節足動物門鋏角亜門に属する分類群の名称。カブトガニやウミサソリを含むグループを形成している。
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[編集] 特徴
カブトガニ綱(節口綱とも)は、現生ではカブトガニ類のみを含む群である。化石種は多く知られ、古生代初期から多くの化石が見つかっている。大型種を含む海産の節足動物である。名前は前体部が広がって兜のようになっていることによる。
体は前体部と後体部、および尾部からなる。
前体部は頭胸部であり、その背面は広がって背甲(carapace)を構成する。頭部は不明確で、背面には1対の複眼がある。腹面には1対の附属肢である鋏角があり、先端は鋏となっている。触角やその他の口器はない。胸部腹面には5対の附属肢があり、いずれも歩脚型。両側の附属肢はその基部が正中線で接しており、4対目までの基部の節は口器の役目をするように発達するものが多い。
腹部は現生種では体節が互いに癒合しているが、化石種では体節が区別される例も多い。腹面には附属肢があるが、鰭状となっているものが多い。尾部は鰭状、または剣状。
一般に歩脚で海底をはい回る動物であるが、腹部の鰓や鰭状になった足で遊泳を行うものもある。
[編集] 分類
- カブトガニ綱
マルオカブトガニはカルキノスコルピウス属 (Carcinoscorpius rotundicauda) とする分類もある。ウミサソリ類については、クモ綱により近縁との説もある。
他に、カンブリア紀から知られる光楯類がこの類に属するものと考えられているが、あまりよくわかっていない。
[編集] カブトガニ目
現在2属(3属)4種が生存しているカブトガニの仲間のグループ。日本で知られているカブトガニ Tachypleus tridentatus よりもアメリカカブトガニ Limulus polyphemus のほうが個体数が多く生態もよく知られている。大部分はメキシコの北岸、大西洋側の浅瀬に生息している。体は硬い、灰色の甲羅で覆われており、二つの大きな複眼と、三つの小さな単眼を甲羅上に持つ。甲羅の中はクモとよく似た構造をしている。歩行、遊泳、捕食に用いる6対12本の足を持ち、その後方に6つのえらを持つ。えらは伸縮し、呼吸と泳ぐために用いられる。さかさまの状態でも泳ぐことができ、通常は海底の虫や軟体動物を探して捕食している。それ以外では小さな魚や甲殻類もえさとする。
[編集] ウミサソリ目
ウミサソリはかつて地球上で繁栄した絶滅種で、3mを超える大きさにまで成長した種がある地球史上最も巨大な節足動物のグループである。海中および淡水に生息し、オルドビス紀から二畳紀まで繁栄した。化石から、海中からだんだんと淡水へと生息域を広めていったことがわかっている。見た目はサソリを大きくしたように見え、サソリがこの類の直接の子孫との説もあるが、疑問を呈する向きもある。カブトガニ綱に含める体系が伝統的である。
[編集] 参考文献
- 石川良輔編『節足動物の多様性と系統』,(2008),バイオバーシティ・シリーズ6(襟華堂)
[編集] 外部リンク
- アメリカカブトガニ (英語)

