カノン法大全

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カノン法大全(-ほうたいぜん:、Corpus juris canonici)は、中世ヨーロッパにおいて12世紀半ばから 15世紀半ばまでにかけ、カトリック教会により編纂された計6編の法典および法令集を、16世紀後期以降に総称したもの。 中世ヨーロッパにおいては、ローマ法大全とともに普通法(ユス・コムーネ:jus commune)の法源として重要な地位を占め、大陸諸国の法の発展に大きな影響を与えた。

カノン法大全を構成するのは以下の6編である。

  • グラティアヌス教令集(Decretum Gratiani):1140年頃成立。
  • グレゴリウス9世教皇令集(Decretales Gregorii PP IX):1234年に成立した法典。通称リベル・エクストラ(Liber extra)。
  • 第六書(Liber sextus):1298年頃成立した法典。
  • クレメンス集(Clementinae):1317年ごろ成立した法典。
  • 教皇ヨハネス22世追加教皇令集(Extravagantes Johannis PP XXII)
  • 普通追加教皇令集(Extravagantes communes)

カノン法大全は、1918年(旧教会法典(Codex Juris Canonici)施行時)までのカトリック教会および初期プロテスタント諸教会において、それぞれの教会法の重要な法源であった。