カナンガ

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コンゴ民主共和国におけるカナンガの位置

カナンガ英語: Kananga)は、コンゴ民主共和国中部の西カサイ州にある都市。以前はルルアブール英語: Luluabourg)と呼ばれていた。2009年に行われる地方行政区分の再編で誕生するルルア州の州都となる予定。人口は2012年現在約106万人。

カナンガは、カサイ川の支流であるルルア川沿いに位置し、またイレボルブンバシを結ぶ鉄道が通っている。また、博物館やカナンガ空港などを持つなど、周辺地域における重要な商業的な中心地、行政上の中心地となっている。

歴史[編集]

カナンガの街の起こりは、ドイツ人探検家ヘルマン・ウィスマンがルルア川の左岸に周辺開発のための根拠地を作ったものである。ウィスマンはこの場所をMalandjiと名付けた。アンゴラマランジェから来ていた彼の荷物を運ぶ現地人たちの提案による名前であった。

後に、鉄道が川の反対側を通ることになると、街はそれに合わせて対岸へと移転した。新たにできた街の名前は、Luluabourgと呼ばれた。なお、移転前の場所に残った街は、今日までMalandji-Makulu(「旧Malandji」の意)と呼ばれている。

1960年、当時のベルギー領コンゴベルギーから独立するために行われたブリュッセル円卓会議の交渉の場で、新たな国の首都をキンシャサからルルアブールに移すことが話し合われた。しかし、複数の政治的妨害、そして特にアルバート・カロンジ南カサイ鉱山国による分離独立の試みもあって、この合意は実施されなかった。1962年、政府が南カサイ鉱山国を再攻略すると、ルルアブールはカサイ・オクシデンタル州の州都となった。

1966年モブツ・セセ・セコ大統領は、コンゴ人のアイデンティティを取り戻す運動の一環として、多くの都市を改名した。「レオポルドヴィル」は「キンシャサ」になり、ルルアブールもカナンガとなった。2006年の新憲法公布に伴い、コンゴは25の州と首都キンシャサに新たに分割されることとなった。カサイ・オクシデンタル州は2つの州に分かれることになり、カナンガはそのうちのルルア州に属し、その州都となることが決まった。

座標: 南緯5度54分 東経22度24分 / 南緯5.900度 東経22.400度 / -5.900; 22.400