カチン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
カチン
IUPAC命名法による物質名
(1S,2S)-2-amino-1-phenylpropan-1-ol
臨床データ
胎児危険度分類  ?
法的規制  ?
投与方法 Oral
薬物動態的データ
半減期 3 hours
識別
CAS登録番号 492-39-7
ATCコード A08AA07
PubChem CID 441457
ChemSpider 390189 チェック
化学的データ
化学式 C9H13NO 
分子量 151.206 g/mol
カチノンの構造

カチン(Cathine)またはd-ノルプソイドエフェドリン(d-norpseudoephedrine)は、フェネチルアミン及びアンフェタミンに分類される向精神薬である。覚醒剤として作用する。天然にはカチノンとともに、チャットに含まれる。

薬効[編集]

カチノンやエフェドリン等、他のアンフェタミンと同様に、カチンはノルエピネフリンエピネフリンの放出剤として働く。また、いくぶん弱いがドーパミンの放出剤としての作用も持つ。

化学[編集]

カチンは、フェニルプロパノールアミン光学異性体の一つである。

規制[編集]

カチンが含有されるチャットCatha edulis

オリンピック等で用いられる世界アンチ・ドーピング機関の禁止物質のリストでは、尿1ml中に5μg以上の濃度のカチンを禁止している。向精神薬に関する条約の下では、カチンはスケジュールIIIに指定されている[1]アメリカ合衆国では、スケジュールIVの規制物質とされている。

香港では、第134章Dangerous Drugs Ordinanceでカチンが規制されており、健康管理の専門家の指導の下か学術研究用途の場合のみ合法的に利用できる。処方箋があれば薬局から入手できるが、処方箋無しで処方すると1万香港ドルの罰金が課される。また流通や製造に対しては500万香港ドルの罰金と終身刑が課される。当局の許可なく使用のため所持すると、100万香港ドルの罰金と7年間の禁固が課される。

出典[編集]