カキドオシ

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カキドオシ
Glechoma hederacea1.jpg
カキドオシ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: シソ目 Lamiales
: シソ科 Lamiaceae
: カキドオシ属 Glechoma
: G. hederacea
亜種 : カキドオシ G. h. subsp. grandis
学名
Glechoma hederacea
subsp. grandis
シノニム

G. grandis
G. hederacea var. grandis

和名
カキドオシ(垣通し)
英名
Alehoof

カキドオシ(垣通し)とは、シソ科の植物の1種。学名はGlechoma hederacea subsp. grandis(シノニムはG. grandisG. hederacea var. grandis) 。

特徴[編集]

日本全土の道端などに自生する多年草。茎は長く横に這い、所々から根を下ろす。横枝は時に多少立ち上がることもある。葉は長い柄があり、睡蓮の葉のような円形から狭い扇形を切り取った形。対生し、柔らかく、しわがあって毛が生えている。葉は揉むと強い香りがある。

開花期は春(4 - 5月)。花は葉腋から出て、薄い紫 - 紅紫で斑点がある。

隣接地から垣根を通して進入してくることがカキドオシの名前の由来となっている[1]

利用[編集]

全草を乾燥したものは和種・連銭草(れんせんそう)中国種・金銭草という名で生薬にされ、子供の癇の虫に効くとされる。このことからカントリソウの別名がある[2]。また、ヨーロッパ原産の斑入り種は見た目の美しさから、属名の「グレコマ」という名称で園芸やグランドカバー目的に栽培、販売がされている。

健康食品として[編集]

抽出物には血糖値降下作用、体内の脂肪や結石を溶解させる作用があるなどとして漢方薬、ダイエット茶とされることもある。しかし、国立健康・栄養研究所によれば、ヒトでの安全性を証明する十分なデータは不足している[3]としている。また、「過剰摂取をすると胃腸粘膜や腎臓の炎症を引き起こす可能性」、「ワルファリンを成分とする医薬品等との相互作用」、「発作性疾患のある人は使用禁忌」、腎疾患、肝疾患に罹患している人は使用禁忌などの注意が促されている[3]

一方、マウスやラットによる動物実験で発毛効果[4]、血糖上昇抑制[5]、血圧上昇抑制[6]などの効果があることが報告されている。

参考画像[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 岩槻秀明 『街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本』 秀和システム2006年11月5日ISBN 4-7980-1485-0 p.63
  2. ^ 雑草図鑑
  3. ^ a b 「健康食品」の安全性・有効性情報 カキドオ 国立健康・栄養研究所
  4. ^ 天然由来カキドオシ・エキスの発毛促進効果 秋田医学(2013) 第40巻1号 ,ISSN:03866106
  5. ^ ットにおけるカキドオシ抽出物の血糖値上昇抑制作用 日本食品科学工学会誌 Vol.54 (2007) No.9 P412-414
  6. ^ 本態性高血圧自然発症ラットにおけるカキドオシ抽出物の血圧上昇抑制作用 日本食品科学工学会誌 Vol.54 (2007) No.9 P415-418

関連項目[編集]


外部リンク[編集]