カウンタック (漫画)
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『カウンタック』は、集英社『週刊ヤングジャンプ』に連載されている漫画作品。作者は梅澤春人。単行本は2009年5月現在、16巻まで発刊されている。
目次 |
[編集] 概要
主人公の空山舜が子供の頃の夢だったランボルギーニ・カウンタック LP400を手に入れ、今までのショボい人生と決別。カウンタックを通じて様々な人との交流(時にはバトル)を描く。劇中にはランボルギーニ、フェラーリをはじめ、数々のスーパーカーが登場する。
この作品は『HARELUYAII BØY』読者の世代とスーパーカーに憧れる世代が合致していることもあり、現在のスーパーカーブームを牽引している作品である。単行本にスーパーカーカードを入れるなど、編集部の力の入れようも伺える。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
[編集] ストーリー
カネなし女ナシのサラリーマン空山舜。彼女にフラれてやけ酒を呷っていたある日、実家から一通の手紙が転送されてきた。差出人の欄には、何と自分の名前が…。
それは舜が小学生のとき、25年後の自分宛てに書いた手紙だった。「25年後の自分は社長になってランボルギーニ・カウンタックを買っている」と書かれたハガキと、カウンタックLP400のスーパーカーカードが封入されていた。それを見た舜は奮起し、25年前の夢をかなえるべくLP400を買うことを決意する。
そして数日後、インターネットでカウンタックの情報を集めていた舜は、ワンオーナーのLP400を譲りたいというページを見つけた。そのページに書かれていた条件は、カウンタックを欲しい理由を書いて、メールで送ってほしい、というもの。半信半疑ながら、舜はLP400に対する「想い」と「夢」を書いて送信。「条件があわない場合は返信が無い」とされていたが、わずか1時間後、舜のもとへメールが返信されたのだった。そして待ち合わせ場所に現れたのは、ロールス・ロイス・ファントムに乗った若い女性だった…。
[編集] 登場人物
[編集] 主要人物
- 空山舜(そらやま しゅん)
- この物語の主人公。34歳のサラリーマン。LP400を浦島龍童から250万円と言う破格で譲り受ける。元走り屋で、そのときはトヨタ・MR2 (AW11型)を駆っていた。高校を卒業してからフリーターをやっていたが、28歳の時に父親が倒れ、車を手放し走り屋をやめるとともに現在の会社に就職した。
- 金もなく、彼女もなく、腐っていくばかりの生活だったが、カウンタックを手に入れてからは様々な人たちと知り合い、刺激的な毎日を送るようになる。
- 非常に高度なドライビングテクニックの持ち主で、ステージを問わず圧倒的な強さを見せ、初めて乗った車でも少し乗っただけですぐに順応し、自在に運転できるほどのテクニックを有する。走り屋時代の経験から、峠道を攻めるのが一番好き。
- 早乙女若菜(さおとめ わかな)
- 浦島龍童の秘書。舜の見立てでは24~5歳。流麗美人で知識も豊富。カウンタックのトラブルなど色々な面で舜(というかLP400)のサポートをする。愛車はポルシェ928GTS。ミルクという名前の白猫を飼っている。ドラテクに関してはかなりの腕前で、複数回のサーキット走行の経験者でもあるが、普段は危険なドライビングをしようとする舜らを注意する立場。
- 浦島龍童(うらしま りゅうどう)
- 正体不明の大富豪の老人。LP400を譲渡するHPを開設した張本人。自宅敷地内の倉庫にはコンコルドも眠っている。車名の「Countach(この場合の発音は『クンタッシ』。イタリア・ピエモンテ地方の『驚き』『感動』を表す感嘆詞)」にちなみ、自分を一番感動させ、驚かせたメールの送り主にカウンタックを譲渡しようと考えていた。
- 牛若寅男(うしわか とらお)
- スーパーカー専門の修理工場を営む芸術家。通称「寅さん」。長く尖ったヒゲ・端がレの字の長いモミアゲ・ギョロっと見開いた目が特徴の中年。クルマ好きが嵩じて修理工場を営むようになった。浦島龍童は寅男の芸術作品のファンで旧知の仲。愛車はメルセデス・ベンツ E36AMGステーションワゴン、ランボルギーニ・ミウラS、シボレー・コルベット(C2型)。
- 沢田玲(さわだ れい)
- 走り屋時代の舜の友人。ジャズピアニスト。舜と同い年で、舜が走り屋だった頃にジャズバーで知り合いクルマ好き同士打ち解けるようになる。走り屋時代、お互いのラストバトルをした。その時の愛車はランチア・ストラトス。ラストバトルの後離別していたが、ジャズバーで再会した。ピアニストとして納得のいく結果を出せた時、再びストラトスを手に入れて舜のLP400とバトルしようと考えている。
- 小野寺ナオミ(おのでら なおみ)
- 玲の事務所の女社長で、意外なことにシングルマザーである。ピンクのランボルギーニ・ディアブロ ロードスターを駆る。かなりのスピード狂である。
[編集] 各ストーリーの主要登場人物
- シンちゃん(本名不詳)
- フェラーリ360モデナや365BBを乗る金髪の男。第1話で、美奈子が舜から乗り換えた男。舜に「ごめんねぇ~負け犬クン」と捨て台詞を残して去るが、後に高速道路の料金所で鉢合わせたり、寅さんのガレージで再び鉢合わせたり、何かと舜と因縁がある。舜をオービスの餌食にしようとして逆にやり返され、免停になったことがある。
- 一見すると大金持ちの青年だが、元々は金持ちではなく宝くじや競馬で大金を手に入れており、その金でスーパーカーを入手している、かなりの幸運の持ち主。と同時に、フェラーリを自在に乗りこなす度胸と腕前も兼ね備えている。
- 自らのスーパーカーライフを綴ったブログを開設し、最新記事で2台目のF40を入手したことを公表している(1台目は運転ミスで全損・廃車)。他人には非常に高飛車で嫌味な態度で接するが、スーパーカー(特にフェラーリ)に対する態度に関しては真摯な一面を覗かせる事もある。
- 立花樹利(たちばな じゅり)
- 梅澤マンガらしいキャラクターで、外見・言動がロックな女性。職業はポールダンスダンサー(広義ではストリッパーだが、狭義においてはストリッパーではない)。峠道にてバーンアウトドリフトを敢行し、他車の視界を奪い危険に晒すドライビングを行う。これにより滉一はガードレールの餌食となり、舜は彼女にバトルを挑んだ。そのバトルで舜からバーンアウトに匹敵する仕打ちを食らったことでその後はバーンアウトドリフトは控えている模様。愛車はシボレー・コルベットC5Z06で、コルベットに関する知識が鋭いところがある。
- その後も第7~9巻で再登場しており、そこで舜に好意があることを悟る。仕事が仕事なだけに客に口説かれることがよくあるらしいが、負けた事がない事もあり、その度に「車でバトルして勝ったら付き合ってやる」と軽くあしらってきた。しかしそのロック(?)な対応が災いし、霧山と不利なバトルをすることになる。
- 尚、過去にアメリカ留学した経験があるが、そこで得たものはポールダンス、ドラッグレース、コルベットの3つだけでそれ以外はみんなゴミだと語っていた。
- 矢沢滉一(やざわ こういち)
- 舜の走り屋時代の友人で同い年。バイト先で舜と知り合い、舜が走り屋になるきっかけを作った。舜が走り屋をやめた後、音信不通となっていたが、事故時に偶然通りかかった舜に助けられ、再会を果たす。走り屋時代にはBNR32スカイラインGT-Rを駆り、舜のMR2に敗れる。今でもそのGT-Rは実家の車庫に保管してある(車検なし)。劇中での事故時に乗っていた車は父親のレガシィB4。その後、走り屋をやめると言う約束を守る為にGT-Rのキーを舜に渡している。若い頃は“魔愚堕羅(マグダラ)”という暴走族のメンバーで、伝説の六代目総長だったらしい。
- 九藤竜一(くどう(?) りゅういち)
- ポルシェ乗りで911・タイプ993をNAとターボの2台を愛車にしている。早乙女とのバトルで自爆し、腹いせに早乙女へいやがらせを行い、飼い猫を誘拐。バトルをけしかけてきた。性格は卑屈かつ冷酷で、瞬のLP400を止めるために早乙女の飼い猫を高速道路上に放り投げるなど、目的の為には手段を選ばない。後日窃盗容疑で逮捕され、その動機がポルシェを手に入れるためだったことが判明する。
- 大家さん(本名不詳)
- 舜のアパートの大家さん。舜のLP400は大家さんの家のガレージに収納させてもらっている。愛車はフェラーリ・ディーノ246GT。死んだ息子はディーノが好きだったためその思い出にと購入したが、悲しさのためハンドルを握れなかった。後に舜のおかげで運転できるようになった。
- 霧山悟(きりやま さとる)
- 樹利をつけ狙う男。蛇のような印象を与える男で、本名が明らかになる前は、単行本の次巻予告にて「蛇男(ヘビオ)」のニックネームで呼ばれた。樹利のコルベットに蹴りを入れて挑発し、「自分が勝ったら一晩付き合う」という条件で、蛇の女峠でのバトルをけしかける。樹利は挑発に乗ってバトルを受けるも、左足を負傷していたために本来の運転が出来ず、途中でスピン。仲裁に割って入った舜が、代わってバトルする羽目になる。愛車はダッジ・バイパーSRT-10。
- 魔愚堕羅の総長をつとめてたことがあり、子分もいるが、バトルの後、舜が(魔愚堕羅六代目総長である)滉一の友人と知って舜に対して頭が上がらなくなっていた。
- 神谷聖(かみや さとし)
- 10年前から大家さんの家の隣に住んでいる男で、舜と同い年の34歳だが外出しない為外見は実年齢よりかなり若く見える。周囲とのコミュニケーションを全くせず、株取引の収入だけで引きこもりのような生活をしていたが、舜のLP400を見て子供の頃の夢を思い出し、世界でわずか3台のみ生産されたウルフカウンタックの1号車を手に入れる。ただし車両登録を済ませていない上、彼自身も教習所での嫌な経験から免許を持っていないために公道を走ることは出来ない。本心は運転をしてみたいと言う彼の願いを叶える為、早乙女と舜が一計を講じ、富士スピードウェイを走行することになる。
- その後一念発起して免許を取得。現在は三重県の実家に帰郷し、親孝行の傍らでウルフカウンタックの運転を楽しんでいる。
- 小野寺涼(おのでら りょう)
- 小野寺ナオミの娘。女だてらにディアブロを乗りこなす母親の影響か、ボーイッシュな面が強い。沢田のライブを観に訪れた舜に「ディアブロでドライブに行きたい」とねだり、出かけた先でトラブルに巻き込まれる。舜がそこで見せた勇気ある行動と、自分の好きなアニメキャラクターを重ね合わせ、舜に一目惚れをする。このことがきっかけでスカートをはくようになるなど、女の子らしさを見せるようになった。
- 九石丈司(くいし じょうじ)
- 関西からやって来た借金取り。寅さんの弟子であった水島(サブ登場人物参照)の生前の借金2000万円を完済させるべく、寅さんの元を訪れ、水島の遺したデ・トマソ・パンテーラのパーツ一式を渡すよう要求する。寅さんは「自分がパンテーラを実費で買い取る代わりに引渡しは出来ない」と返答。対して九石は「組み上げたパンテーラで自分とのレースに勝ったらその条件を飲む。負けた場合はパンテーラを没収、さらに延滞金を支払わせる」というムチャな条件での取引を持ちかける。愛車はフォード・GT。見た目こそアフロのイケメンだが実は幽霊が大の苦手。
- 未来真弓(みき まゆみ)
- 中古車店「フューチャーモータース」の社長。舜が昔乗っていたAW11はこの店で面倒を見てもらっていた。亡き父・万太郎から店を引き継いだが、土地の借り賃が急騰した事で閉店を決めていた。そんな折、15年前に盗まれた父のデロリアンが発見される。最初は処分する気でいたが、舜と共に実物を見て父の思い出が甦り、処分を取り止め引き取る事に。その後、再び店を続ける事を決意した。
[編集] サブ登場人物
- 美奈子(本名不詳)
- 第1話で舜がフラれた女。シンちゃんに振られたのか、その後登場していない。
- ヒトミ(本名不詳)
- 舜が料金所でシンちゃんと鉢合わせたとき、シンちゃんの隣に座っていた女。運転中の彼をノーブラ、ノーパンで誘惑する。単行本では、乳輪と思われるものが確認できる。
- 矢沢友子(やざわ ともこ)
- 滉一の妻。滉一とはできちゃった結婚。滉一が走り屋だった事に関してはあまり良く思っていないようで、滉一に走り屋をやめる約束をさせた。
- 矢沢笑美理(やざわ えみり)
- 滉一と友子の娘。幼児らしく天真爛漫で、自分ができちゃった結婚で生まれたことをあっさり舜にバラす。
- ミルク
- 早乙女の愛猫。鳴っている携帯電話を早乙女の元へ持ってくるなど、賢い面も見せる。九藤にさらわれ、走行中のポルシェから高速道路上に放り投げられるが、舜の機転で事なきを得た。
- 数夫(かずお)※ 姓不明
- 舜の5歳年上の従兄。舜が帰る際、LP400のトランクルーフが閉まらなくなるほどの大量の土産を渡した。このときの経験が、後にLP400を「LP400AS(エアロスペシャル)」に改造する際に役立つこととなる。
- スピードガンを持っていたライダー
- 東京湾アクアラインで最速を誇るランボルギーニ・イオタ、通称「5084ファントム」を特集していたウェブサイトの管理者と思われる人物。舜がアクアラインで最高速チャレンジに挑んだ際もビデオカメラとスピードガンで撮影を行っており、その映像も数日後に掲載された。ドゥカティ・スーパーバイク999が愛車とみられるがグレードは不明。また、着用していたライダースーツの形状から女性ライダーであると思われる。
- ジョナサン・スミス
- 樹利の友人で、米軍基地に勤務する軍人。市販のハイオクガソリンを入れたために不調になったC2コルベットのL88エンジンを、わずか1時間でオーバーホールし、オクタン価103以上の燃料を補給して完全な状態に戻した。わかってないのか或いは上手く言えないのか不明だが、舜のことを「ソリヤマさん」と呼ぶ。
- 水島和之(みずしま かずゆき)
- 故人。以前寅さんの元で働いていたメカニックマンであったが、ギャンブルにのめりこみ多額の借金を作ってしまう。その後自己破産して再びメカニックの仕事を始め、その収入でパンテーラのパーツを集めて寅さんの元で保管してもらっていた。が、パンテーラを組み上げることなく急性心筋梗塞で他界してしまい、遺されたパーツは借金取りの九石に狙われることとなる。
- 三矢本鉄太(みやもと てつた)
- 真弓の地元に住む高校2年生だが、走り屋の先輩の車を借りて無免許で走り回った末、事故を起こして補導されたという経歴を持つ。幼い頃からAW11に憧れる彼は、真弓の店にAW11改が入庫したのを知り、売ってくれるように頼み込むも、補導歴を知る彼女はこれを断固として拒否。その後舜が店に来たのを目撃し、「買われてしまう」と勘違いした挙句に店からAW11改を強奪するという暴挙に出る。マイケル・ジャクソンの曲を聴くことで恐怖心が吹き飛び、その間はよりアグレッシブな走りが出来るようになる。
[編集] 登場車
- ランボルギーニ・カウンタックLP400
- 舜の愛車。元々は浦島龍童の所有で、レストアを受けることなく新車の状態を保っていたものだが、たったの250万円で舜へ譲られることとなった。
- 後に、前後重量バランスやホイールベースなどの個体データがメーカー公称値どおり(もしくは、それを超える)という非常に精度の高い個体だということが判明する。
- LP400 エアロスペシャル
- 舜のカウンタックが、実際に300km/hを出せるように改造を施された姿(カウンタックといえば「最高時速300km」が有名だが、実際にはノーマルではそこまでの速度は出ないと言われている)。グラウンド・エフェクトを発生させる底面パーツを始め、ポリカーボネット製エンジンフード、リアフェンダースパッツ、サイドミラーレス、リアトランクを応用した可変スポイラー(緊急時のエアブレーキも兼用)、更には徹底した軽量化といった改造がなされ、結果304km/hを叩き出した。300km/hアタック終了後は元の姿に戻されたが、舜の希望でトランクルーフを利用したスポイラーは残され、後にそれがサーキットで役に立った。
- 早乙女若奈の愛車。美しい流線型のボディーラインに一目惚れをして購入したらしい。928としては珍しいMTミッションで、しかも後付でトラクションコントロールをカットするスイッチが付けられている。
- フェラーリ・360モデナ
- ボディーサイドにファイヤーパターンのペイント(或いはバイナル グラフィックスか)がある立花樹利の愛車。日出山峠で危険な走行を行い、多くの走り屋達を事故らせてきたが、舜とのバトルではそのツケが回ったようだ。バーンアウトを容易にするために、前輪を完全にロックするシステム「ラインロック」を後付けで装着してある。
- 滉一の父親の車。日出山峠に出没する謎の暴走車(樹利のコルベット)の正体を突き止めるために借りたようである。善戦するも、バーンアウト・ドリフトによる目くらましによってクラッシュしてしまう。
- 滉一の走り屋時代の愛車。現在は滉一の実家のガレージで眠っている。結婚の際に「もう二度と乗らない」という約束をしたが、結婚後しばらくしてこっそりと峠を攻めていた際に事故を起こし、廃車にさせられてしまった。その後、今度こそ約束を守ろうと考え、舜にキーを渡した。
- 九藤竜一の愛車。純正色にはないスペシャルブルーに塗装してある。首都高を走行中、自身を追い抜いた早乙女の928をしつこくあおり続けるが、RR駆動の典型的な自爆パターンにはまりクラッシュしてしまう。このことが発端となり、早乙女は九藤から悪質な嫌がらせを受けることになる。
- 九藤竜一のもう一つの愛車。こちらもカラーをスペシャルシルバーに塗りなおしている。圧倒的な動力性能と4WDシステムでLP400を苦しめるが、降り出した雨により高速道路特有の「ツナギ目」の上でスリップ、4WDシステムも通用せず首都高で自爆してしまう。後に、100件以上の窃盗を重ねて2台のポルシェを購入していたことが発覚する。
- 大家さんの愛車。ディーノが好きだった亡き息子の為に購入したものの、『ディーノ』の命名のエピソードを知って以来、運転中に息子の記憶がフラッシュバックしてしまい、運転できないままでいたが、舜のおかげで克服できた。
- 舜の走り屋時代の愛車。スーパーチャージャー付の後期モデルで、前オーナーが峠仕様にチューニングを施したもの。外見はノーマルとあまり変わらないが、軽量化や出力アップ等(沢田の推察によれば、ざっと220馬力強)そこそこ改造されている。舜のテクニックとあいまって、峠では滉一のGT-Rすら圧する速さをもつ。
- 沢田玲のかつての愛車。沢田によってライトチューンが施されている。法人名義だったため、沢田の父の会社が倒産した際、借金のカタとして持っていかれてしまった。
- ランボルギーニ・ディアブロ VTロードスター
- 小野寺ナオミの愛車でカラーはピンク。本人曰く、購入した動機は『沢田がマルチェロ・ガンディーニ好きだから』とのこと(真意は不明)。舜と涼がドライブに出かけた際に不運にも車上荒らしに遭うものの、舜の防衛策により事なきを得る。
- 上記の他、LP400を車検に出す際に浦島が代車として舜に貸し出したものも登場している。早乙女とのドライブ中にシンちゃんのF40に遭遇、車体に傷をつけられ激怒した舜によってバトルに突入する。
- シンちゃんの愛車。元々は前オーナーが365のエクステリアを512に変更していたものだったが、寅さんの手によって元の365に戻された。LP400とのバトルで無茶な路肩走行をし、トンネルの入り口に接触。リアフードのヒンジが壊れ全開して空力が悪くなりスピンすると言う醜態を晒す羽目に。
- メルセデス・ベンツ E36AMGステーションワゴン
- 正式なモデル名はAMG E320T-3.6。寅さんの愛車の中の1台。劇中、寅さん自身が(現在のところ)唯一運転している車である為、最も使われることが多いようである。
- 購入当時にディーラーで登録されたモデルはわずか50台で、そのうちの1台という貴重なモデル。シート色を特別にオーダーするなど、寅さんのこだわりが込められた逸品。
- ある部分に不具合を抱えているため、エンジンを始動するためには特別な「儀式」を必要とする。
- ランボルギーニ・イオタ“5084ファントム”
- オーナー不明の謎のスーパーカー。オリジナルのイオタを再現したうえで、強力なエアロチューンが施されているようである。ドライバーも相当な腕前のようで、200 km/hオーバーというとんでもない速度でETC(の遮断バーの下)を通り抜けている。アクアラインに稀に出没し、その度に現代のスーパースポーツを全開で追い抜くことから、一部のスーパーカーフリークから神のように崇められている。専門のHPまで開設され、スピードガン計測で315km/hを出した衝撃的な動画が公開されている。
- 寅さん所有の一台。きれいに整備されているようで、シートの布地もオリジナルどおり。
- これも寅さん所有の車。LP400ASを元に戻す際、代車として舜に貸し出していた。実はこの車は、わずか20台しか生産されなかったレース用エンジン“L88”を搭載したモンスターで、オクタン価103以上のガソリンしか受け付けない特殊な車だった。そのことを知らずに舜は普通のハイオクガソリンを入れて後に苦しむことに。
- 尚、現実世界に於いてこのL88搭載のC2は過去にオークションで7500万円で落札されたことがある。
- 霧山悟の愛車。8.3リッターV10エンジンによる強力な動力性能と高いコーナリング性能をもち、怪我を負っていたとはいえ樹利を苦しめるほどの実力を見せた。
- 神谷聖が所有する伝説の一台。売り主とはネットでのやり取りだけで、ある日宅急便で届けられたらしい。ナンバーも無く、バッテリーも切れていた状態で神谷のガレージに収納されていた。その後、神谷の「運転をしたい」という希望を叶える為に寅さんのガレージで整備を受け、仮ナンバーも交付された。
- 余談だが、この赤の一号機は過去に『蘇える金狼』の主人公の朝倉哲也(演:松田優作)や織田無道の愛車だったことで有名である。[1]
- 数年前まで寅さんの下で働いていたメカニック、水島の好きだったスーパーカーで、パーツまで購入していたが、借金を残して他界してしまった為、借金のカタに奪われそうになる。
- パンテーラGT4"N"
- 九石とのレースの為に寅さんの手によって組み上げられたパンテーラ。世界でたった6台だけ販売された、レーシングバージョン「GT4」のエンジン・ボンネット等を中心に、寅さんオリジナルのモディファイを加えて製作された。
- 取り寄せたフロントガラスが割れていたというトラブルに見舞われるも、最終モデルの「ノーバ・パンテーラ」の空力パーツ「ノーバウィング」を使用することで、フロントガラス無しでも問題なく空力効果を出せるようになっている。
- GT4にノーバ・パンテーラを組み合わせて製作されたことに由来し、「ノーバ(NUOVAと表記)」の頭文字"N"が冠された。
- 借金取りの九石の愛車で、ルーフに「$」のバイナル グラフィックスが施されている。水島の残したパンテーラのパーツを賭けてレースを行うことになる。
- デロリアンDMC-12
- 真弓の父・万太郎が映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に憧れて衝動買いした。大切に乗っていたが、盗難に遭い行方知れずに。それから15年後、盗まれた当時と全く同じ状態で発見された。15年前はフューチャーモータースの看板の上に展示されており、真弓が引き取った後も、同じように看板の上に展示される事になった。
- シンちゃんの愛車遍歴のうち、最も新しい1台。
- 過去にもF40を所有していたが、運転ミスによる事故で全損したため現在所有しているのは2台目となる。
- MR2(AW11)改
- フューチャーモータースに入庫してきた1台。外見こそGTウィングを追加したのみに見えるが、足回りはガチガチに固められ、ドアやボンネット、エンジンフード等は全てカーボン製パーツに交換済み。さらに2代目MR2(SW20)のエンジンを移植、その搭載位置まで見直すなどの大規模な改造を加え、サーキットを早く走るためだけのスペシャル仕様に仕上げられている。
- 舜がこの車を見に訪れた晩、真弓がうっかりキーを挿しっぱなしにしていたために高校生の三矢本に奪われてしまい、奪還の為に舜のLP400とカーチェイスを繰り広げることとなる。
[編集] 単行本
- 2005年2月18日刊行 ISBN 4-08-876751-9
- 2005年5月19日刊行 ISBN 4-08-876797-7
- 2005年8月19日刊行 ISBN 4-08-876839-6
- 2005年12月19日刊行 ISBN 4-08-876880-9
- 2006年3月17日刊行 ISBN 4-08-877048-X
- 2006年6月19日刊行 ISBN 4-08-877091-9
- 2006年10月19日刊行 ISBN 4-08-877159-1
- 2007年1月19日刊行 ISBN 978-4-08-877202-8
- 2007年4月19日刊行 ISBN 978-4-08-877249-3
- 2007年10月19日刊行 ISBN 978-4-08-877323-0
- 2008年2月19日刊行 ISBN 978-4-08-877377-3
- 2008年5月19日刊行 ISBN 978-4-08-877443-5
- 2008年8月19日刊行 ISBN 978-4-08-877494-7
- 2008年11月24日刊行 ISBN 978-4-08-877547-0
[編集] 外部リンク
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