オール・シングス・マスト・パス (曲)

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オール・シングス・マスト・パス
ジョージ・ハリスン楽曲
収録アルバム オール・シングス・マスト・パス
リリース 1970年11月27日
ジャンル ロック
時間 3分44秒
レーベル アップル・レコード
作詞者 ジョージ・ハリスン
作曲者 ジョージ・ハリスン
プロデュース ジョージ・ハリスン
フィル・スペクター
その他収録アルバム

ビートルズ・アンソロジー3

カバー
オール・シングス・マスト・パス 収録曲
Disc1
  1. "アイド・ハヴ・ユー・エニータイム"
  2. "マイ・スウィート・ロード"
  3. "ワー・ワー"
  4. "イズント・イット・ア・ピティー"
    (ヴァージョン1)
  5. "美しき人生"
  6. "イフ・ノット・フォー・ユー "
  7. "ビハインド・ザット・ロックト・ドア"
  8. "レット・イット・ダウン"
  9. "ラン・オブ・ザ・ミル"
  10. "ビウェア・オブ・ダークネス"
  11. "アップル・スクラッフス"
  12. "サー・フランキー・クリスプのバラード"
  13. "アウェイティング・オン・ユー・オール"
  14. "オール・シングス・マスト・パス"
Disc2
  1. "アイ・ディッグ・ラヴ"
  2. "アート・オブ・ダイイング"
  3. "イズント・イット・ア・ピティー"
    (ヴァージョン2)
  4. "ヒア・ミー・ロード"
  5. "アウト・オブ・ザ・ブルー"
  6. "ジョニーの誕生日"
  7. "プラグ・ミー・イン"
  8. "アイ・リメンバー・ジープ"
  9. "サンクス・フォー・ザ・ペッパロニ"
オール・シングス・マスト・パス 収録順
アウェイティング・オン・ユー・オール
(13)
オール・シングス・マスト・パス アイ・ディッグ・ラヴ
(Disc2の1)

オール・シングス・マスト・パスAll Things Must Pass)は、1970年11月27日に発表されたアルバム『オール・シングス・マスト・パス』に収録されたジョージ・ハリスンの楽曲。

解説[編集]

1969年の1月、ビートルズは『ゲット・バック』と名づける予定のアルバム制作に入っていた。このオール・シングス・マスト・パスも、「ゲット・バック・セッション」の中で演奏された多くの曲の一つである。

しかし当時のバンド状況はすこぶる悪く、アルバム制作は途中で断念され、この曲も未完成なまま1月31日にセッションは終わってしまった。それはバンドの解散が遠くないことを意味していた。1969年2月25日、ハリスンはソロワークとしてこの曲のデモをマルチトラックテープの上で完成させていた。

その後、ビートルズはアルバム『アビー・ロード』の制作に入り、一時的にチームワークを取り戻すが、その勢いが長く続くことはなかった。翌1970年の4月、ポール・マッカートニーがビートルズ脱退を宣言してソロアルバムを発表、事実上のビートルズ解散が決定的になる。ゲット・バック・セッション中に完成した曲はフィル・スペクターによって手を加えられ、5月8日にビートルズ最後のアルバム『レット・イット・ビー』として発売された。ハリスンはこの作業にも立ち会ったが、この曲を収録することはせず、11月27日、同曲の名をタイトルに冠した自身初のソロ・アルバム『オール・シングス・マスト・パス』でようやく正式な発表を果たした。このアルバムは記録的なヒットを飛ばし、同曲もハリスンを代表する1曲として高い評価を受ける。ちなみに、これに先行して、ハリスンがプロデューサーとして参加したビリー・プレストンのアルバム『エンカレッジング・ワーズ』(1970年)にも、カバーヴァージョンが収録されている。

ビートルズ名義で製作途中だったオール・シングス・マスト・パスのデモは、後にビートルズ・アンソロジー3に収録されることになるが、それは90年代まで待たねばならなかった。2002年11月に行われたジョージ・ハリスン追悼コンサート『コンサート・フォー・ジョージ』では、ポール・マッカートニーにより歌われた。