オープンテキスト

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オープンテキスト
Open Text Corporation
種類 株式会社
市場情報 NASDAQ: OTEX
本社所在地 カナダWaterloo
設立 1991年
売上高 12億750万USドル2012年度)
従業員数 約5,000名
外部リンク www.opentext.com/
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オープンテキスト: Open Text CorporationNASDAQ: OTEX&tsx)は、1991年に設立されたコラボレーションソフトウェアを提供する企業。世界に30拠点を構える。様々な文書やコンテンツなどの保管管理と、人やプロセス、コンテンツの関連性を含めたプロセス管理を包括するECM(エンタープライズコンテンツマネジメント)製品を提供し、独立系ECMベンダーとして市場を牽引している。日本法人は オープンテキスト株式会社。

歴史[編集]

カナダWaterloo大学の OXford English Dictionary の電子化プロジェクトに深く関わり、高速検索エンジン開発をきっかけとして1991年に創業。共同創業者にはTim Bray、Gaston Gonnet、Frank Tompaが名を連ねる。

  • 1995年、SGMLデータベースソフトを提供していた InfoDesign社 を買収し、同社のドキュメント管理機能を包括。また、ワークフローやドキュメント管理製品を持つシカゴの Odesta社 を買収し、ドキュメント管理に必要となるワークフローやコラボレーション機能などを同時に集約。Webベースのドキュメント管理ソフトウェアベンダーとしての基盤を作る。1996年1月にNASDAQに株式を公開。
  • 2003年、Open Textは独 IXOS Software を買収。IXOS Softwareは 独SAP など業務アプリケーションのアーカイブを得意としてきたことから、Open Textと統合することで、デジタル文書の作成から廃棄に至るコンテンツのライフサイクル管理を統合的に実現できるECMソフトウェアとして機能補完された。
  • 2006年、Open Textは EIP などポータル製品に強みを持つカナダのECMベンダー、 Hummingbird を買収。
  • 2008年、FAXソリューションベンダーの Capitarisを買収。
  • 2009年、WCM(Webコンテンツ管理)ベンダーの Vignette、3Dナビゲーションに定評のあるデジタルメディアインターフェースを提供するVizible Corporation、ECMソフトウェアベンダーのVignette Corporation を買収。
  • 2010年、コンテンツ分析や意味論ベースのサーチエンジンを持つNstein Technologies、ビジネススコミュニケーションソリューションのプロバイダーであるStreamServe, Inc.,を買収。
  • 2011年、ビジネスプロセス管理 (BPM)、ビジネスプロセス分析 (BPA)、企業アーキテクチャ (EA) の各ソフトウェアのリーディング・プロバイダーであるMetastorm Inc.を買収し、Global 360 Holding Corporation の買収でECM ポートフォリオ機能を拡張。また、モバイルアプリケーション戦略を拡充すべくweComm を買収。さらに、学習管理システム(LMS)を持つOperitel Corporation を買収することでeラーニング機能を追加。
  • 2012年、1月にMark Barrenechea が Open Text Corporation の社長およびCEOに就任


現在では、ECMやBPMを含む5つのEIM(Enterprise Information Management)のコンセプトをもとにビジネスを展開している。

製品[編集]

エンタープライズコンテンツ管理 (ECM)[編集]

世界114ヵ国の様々な大企業や官公庁において、およそ1億人のユーザーに利用されているOpen Text ECM(旧製品名:Livelink ECM)を中心としたエンタープライズコンテンツ管理製品群。特に、SAPアプリケーションやMicrosoft、Oracleなど多くの企業で活用されている業務システムを、非構造データを含めたあらゆる文書と紐づけて統合管理できる環境を提供。個別に管理されていたデータ及びコンテンツを一元管理することで、業務効率化を図ることができる。 主な機能として、文書・コンテンツ管理、ワークフロー、アーカイブ、レコードマネジメント、ラーニング管理、電子メール管理、各種コンテンツ向けアプリケーションなどを備える。

  • OpenText Content Lifecycle Management

人やプロセス、コンテンツを融合させながら、文書管理やワークフロー、レコードマネジメント機能を用いて企業や組織に対してコンテンツのライフサイクル全体を管理する機能を提供。

  • OpenText Extended Collaboration

知識リポジトリとプロジェクトワークスペース、タスクなど様々な機能を組み合わせることで、効率的なコラボレーションに必要な機能を提供。

ビジネスプロセス管理 (BPM)[編集]

組織における業務効率の向上や複雑なプロセスの最適化を図ることで継続的なプロセス改善を実現し、広範囲なビジネスオペレーションをサポートするBPM製品群。ビジネス戦略からグローバルレベルでの実行までをリンクさせることで、柔軟な変換プラットフォームを実現。主な機能として、ビジネスプロセス管理、大容量イメージング、ダイナミック・ケースマネジメント、プロセス向けアプリケーション、戦略ビジネスプランニング&モデリングを備える。

  • OpenText Process360(旧Global 360)

強力なイメージワークフローエンジンによって業務プロセスおよびドキュメントイメージなどのコンテンツを制御、業務プロセスの標準化を図りながら自動化を実現。

  • OpenText MBPM(旧Metastorm BPM)

企業の可視化やリソースの最適化を図るためにアプリケーションと情報を統合し、ビジネス戦略の達成および業務パフォーマンス改善をサポート。

カスタマエクスペリエンス管理 (CEM)[編集]

Webサイトをはじめ、モバイルデバイスやソーシャルネットワークなど複数のチャネルにまたがって、インタラクティブなウェブエクスペリエンスの構築を支援する製品群。様々なメディア資産の作成および配布における一貫性と担保しながら円滑な制御を実現、既存のビジネスプロセスを扱いやすいソーシャルな形態へ展開することができる。主な機能として、Webコンテンツ管理、ソーシャルコミュニティ、カスタマコミュニケーション管理、ポータル、画像や動画などのデジタル資産管理、モバイルWebを備える。

  • OpenText StreamServe

あらゆる紙ベースの文書や電子フォーマットに対応し、要件に合わせたドキュメントの処理、作成を支援。ドキュメントを大量かつ自動的に作成し、個別フォーマットで顧客や取引先などが求める手段で情報を配布することが可能。

  • OpenText Media Management

デジタル資産を集中管理するリポジトリを使用して、ブランドイメージをコントロールしながらデジタルメディア資産の作成、管理、配布をサポート。

  • Open TEXT Webコンテンツ管理ソリューション

顧客、社員、関係者などそれぞれの属性に応じたオンラインエクスペリエンスを提供。Webサイトのパフォーマンスを改善しながら、高度にパーソナライズ化されたコンテンツを個別に提供できる。

インフォメーションエクスチェンジ[編集]

社内外における効率的で、安全かつコンプライアンスを満たす情報のやり取りを支援する機能群。主な機能として、Fax&ドキュメント配信、キャプチャ&認識、マネージドファイル転送、データ統合、クラウドベースのファイル共有を備える。

ディスカバリ[編集]

企業内に散在するあらゆる情報を整理、可視化することで、ビジネスにおける課題への回答を素早く発見、決定の迅速化を促し、ビジネスインパクトの最適化を実現するための製品群。主な機能として、検索、セマンテックナビゲーション(意味検索)、eディスカバリ、自動分類、コンテンツ分析を備える。

外部リンク[編集]